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| ドコモ口座を悪用した不正利用の被害額が1000万円に！補償はNTTドコモと銀行が連携して対応 |
NTTドコモは9日、一部の銀行において同社が提供している送金・決済サービス「ドコモ口座」や「d払い」を利用した不正利用が発生している問題を受けて2020年9月10日（木）からドコモ口座・d払いにおける対象の35行の銀行口座の新規登録を当面停止するとお知らせしています。
今回起きている不正利用は第3者がキャッシュカードの暗証番号などを不正に入手し、氏名と銀行口座番号の3要素でドコモ口座・d払いに銀行口座を新規に登録することで発生しました。
そのため、NTTドコモでは今後、より安心・安全にドコモ口座およびd払いを利用できるようにするために本人確認をオンライン本人確認システム（eKYC）で確実に行う対策を講じた上で再開時期を検討するとしています。
加えてさらななるセキュリティー強化に向けてSMS認証も導入するとのこと。なお、9月9日時点で同社が把握している被害は34件で総額1,000万円程度となるとしており、NTTドコモでは被害を受けた人にお見舞い申し上げるとともに補償については銀行と連携して真摯に対応していくとしています。
ドコモ口座およびd払いにおける銀行口座登録の仕組みを突いた今回の不正利用問題は地銀ネットワークサービスが提供する「Web口振受付サービス」を利用した銀行の一部で、ドコモ口座およびd払いへの銀行口座登録時に氏名および銀行口座番号、4桁の数字の暗証番号のみで登録できる安易なシステムを悪用しています。
不正利用を行おうとする第3者がこれらのシステムで運用する銀行口座を持つ人を装い、銀行口座を持つ人の氏名でdアカウントを登録（無料）し、そのdアカウントにてドコモ口座を開設し、そのドコモ口座にWeb口振受付サービスを利用して銀行口座を登録した上で、銀行口座からドコモ口座にチャージします。
チャージされたドコモ口座の残高はセブン銀行ATMにて出金したり、他のドコモ口座などへ送金できるほか、d払いの残高としても利用できるため、商品などを購入も可能です。またドコモ口座では銀行口座の登録をもって本人確認としていたことも不正利用の要因となったと思われます。
ドコモ口座・d払いを悪用した不正利用が起きたもしくは同様のWeb口振受付サービスを利用していた銀行はゆうちょ銀行および七十七銀行、中国銀行、大垣共立銀行、イオン銀行、池田泉州銀行、大分銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、仙台銀行、第三銀行、但馬銀行、鳥取銀行、北洋銀行、みちのく銀行、伊予銀行、東邦銀行、琉球銀行の19行となってます。
またこれらの銀行では9月9日以前に新規登録を停止していましたが、その他の銀行も含めた銀行口座を登録できるすべての銀行（35行）で当面一時停止します。なお、少なくともこのうちの七十七銀行および中国銀行、大垣共立銀行、東邦銀行、池田泉州銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、鳥取銀行、みちのく銀行の9行で不正利用があったことが報告されています。
その他、これまでにもドコモ口座・d払いの本人確認はNTTドコモの携帯電話回線を契約の場合には回線契約に基づき行われており、またすでにドコモ口座・d払いに登録されている銀行口座は他のdアカウントのドコモ口座・d払いには銀行口座登録はできないため、第3者による新たなドコモ口座・d払いへの銀行口座登録は行なえません。
価格：無料
カテゴリー：ファイナンス
開発者：NTT DOCOMO
バージョン：デバイスにより異なります
Android 要件：デバイスにより異なります
Google Play Store：https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.nttdocomo.android.visaprepaid2
価格：無料
カテゴリー：ファイナンス
開発者：株式会社NTTドコモ
バージョン：18.0.212
互換性：iOS 10.0以降。iPhone対応。
iTunes Store：https://itunes.apple.com/jp/app/id973810562?mt=8
記事執筆：memn0ck
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・報道発表資料 : ドコモ口座への銀行口座の新規登録における対策強化について | お知らせ | NTTドコモ
・一部銀行の銀行口座登録および銀行口座変更の申込受付停止について（2020年9月9日追加分②） | お知らせ｜ドコモ口座
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