純正の周辺機器は、やっぱり安心!


NTTドコモは、ドコモショップなどで「FOMA 補助充電アダプタ 02」(以下、本製品)という純正オプション品を発売開始しています。従来から販売されていた「FOMA 補助充電アダプタ 01」(以下従来品)の後継製品で、外出先などのACアダプタが使えない環境におけるFOMA端末のバッテリーを充電するための機器です。

本製品は従来品と比べて、一体、何が変わったのでしょうか?変わらない点も含めて、詳しく紹介していきたいと思います。
■充電容量は変わらない
本製品の充電容量は、従来品と変わらず、1800mAhとなっています。一般的なFOMA端末のバッテリーが700~900mAh程度とするなら、空っぽのバッテリーをほぼ2回満充電できる計算です。実際にはそれほど単純ではないですが、目安として参考になるかと思います。「FOMA ACアダプタ01/02」に接続して充電するというスタイルも従来品と変わりません。

つまりは、補助充電アダプタとしての性能そのものは、従来品と変わらない、ということになります。充電する本体によっては、充電池容量の都合上、満充電できないものもあるのも注意が必要です。


従来品(写真右)より「大きい」けれど……。



満充電できない端末・N-08B(本製品と同容量のバッテリーを搭載しているため)



■FOMA充電用ケーブルが収納できる
従来品よりサイズが大きい理由を求めていくと、FOMAの外部拡張端子用の外部拡張端子コネクタケーブルがケース内にしまえるようになった点にたどり着きます。

筆者は、従来品を二度購入しています。買い換えた理由として、外部拡張端子ケーブルの断線があります。そのような事例を複数踏まえての仕様変更だと思われますが、大変喜ばしいです。
DCB8[1]
しまえるんです!!



■USB充電端子が付いた
従来品では、FOMAの外部接続端子を持つ端末でしか充電できませんでした。本製品では、外部接続端子コネクタに加えて、USB出力端子を装備しており、USB端子を使って充電する端末の充電に対応しました。よって、ドコモのスマートフォンの多くにも対応することが可能になりました。普通のケータイと2台持ちしている人に便利な仕様です。


これでスマホも充電OK!!



ケータイ・スマホどっちもOK!!


ただし、BlackBerryシリーズには相変わらず対応しません。また、USB充電であっても、外部拡張端子用コネクタ変換アダプタを介して充電しなければいけない機種もあります(USBケーブル充電と、コネクタ変換アダプタ経由充電の両方に対応した機種もあります)。スマートフォンの充電方法に関しては、記事の冒頭にある商品説明リンクに、詳細が掲載されていますので、購入前に確認すると良いでしょう。


■充電開始方法が変わった
今回、USB端子が追加されたため、充電の開始方法も少し変わってます。従来品では、挿せばすぐに充電を始めていましたが、補助充電アダプタ 02では、新設された"START"ボタンを押すと充電が始まるようになっています


充電前にはスタートボタン!!



■お値段は従来品+1000円ぐらい
気になるお値段ですが、オープン価格設定なので、販売店によって価格が異なることが想定されます。都内ドコモショップやヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、税込み3465円で販売されていました。これは、従来品と比べて1365円高い設定です。そのせいか、今のところ、ドコモプレミアクラブのバッテリープレゼントの対象外となっています。スマートフォン需要がこれから伸びることを考えると、せめて、バッテリープレゼントの対象になると良いのですが……。

値段が高い、という点はあれど、純正品の安心と、USB充電が両立できる待望の本製品。ドコモポイントがたまってしょうがない、という方は、交換手段のひとつとして、いかがでしょうか?

※本記事は、筆者のブログのエントリー「『FOMA 補助充電アダプタ 02』購入。」の文章を加筆・修正したものです。

記事執筆:せう


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