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らくらくホンが6年ぶりに登場!NTTドコモから2025年8月上旬以降に発売 |
Lenovo Group(以下、レノボ)傘下のFCNTは17日、都内にて「2025年夏 新製品発表会」を開催し、同社が展開している「らくらくホン」ブランドの新商品として6年ぶりとなる4GやVoLTEに対応したシニアなど向け折りたたみ型フィーチャーフォン(従来型携帯電話)「らくらくホン F-41F」を発表しています。
合わせてらくらくホン F-41Fを取り扱う移動体通信事業者(MNO)のNTTドコモからも案内があり、2025年8月上旬以降に発売され、発売に先立ってNTTドコモ6月17日(木)11時から事前予約受付を実施しています。販路はドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「
らくらくホン F-41Fはシニアなど向けに簡単に使えるケータイであるらくらくホンシリーズの最新モデルで、2019年12月に発売された「らくらくホン F-01M」の後継機種で、らくらくホンシリーズとしては2016年12月に発売された「らくらくホン F-02J」から続く4GやVoLTEに対応しており、新たに外部接続・充電端子がUSB Micro-BからUSB Type-C(USB2.0 High Speed)になるなど、より新しい技術を取り入れています。
またOSは非公開となっていますが、恐らくらくらくホン F-01Mなどと同様にAndroidをベースにしていると見られます。ただし、いわゆる「ガラケー」の形状にスマートフォン(スマホ)を詰め込んだ「ガラホ」というよりはこれまでのドコモ ケータイと同様にOSにAndroidを採用しつつ、従来までのフィーチャーフォンと同じ使い勝手や機能を提供する方向性を採用し、Google Playには非対応です。
約6年ぶりの新機種ですが、USB端子の仕様以外はワンセグや赤外線通信が非対応となり、代わりにFMラジオ(ワイドFM)に対応した程度で大きな仕様の変更はなく、開いた状態では約3.0インチFWVGA(480×854ドット)TFT液晶のメインディスプレイやダイヤルキーがあり、メインディスプレイの下にはらくらくホンシリーズではお馴染みの登録相手にボタン1つで電話がかけられる3つの「ワンタッチダイヤル」も搭載され、各キーは大きくて押しやすい凸形状で操作がしやすくなっています。
また閉じた状態ではサブディスプレイを搭載し、サブディスプレイは大型化して約1.2インチSTN液晶から約1.5インチ106×138ドットTFT液晶となり、時計や歩数計の表示が見やすくなっています。さらに見やすさに関係する文字は大きな文字サイズで見やすさに配慮したユニバーサルデザインフォントである「UD新丸ゴ」を搭載しました。防水(IPX5・IPX8準拠)および防塵(IP5X準拠)に加え、米国国防総省が定めたMIL規格の14項目に準拠した耐久試験をクリアし、日常使いをはじめ、豪雨やビーチなどのさまざまなシーンで安心して使えるようになっています。サイズは約113×52×16.9mm、質量は約134g、本体色はホワイトとネイビーの2色展開。
加えて2つのマイクを使い周囲の雑音を抑え、クリアな声を相手に届ける「スーパーダブルマイク」や通話中に周囲の雑音に応じて相手の声を聞き取りやすく調整する「はっきりボイス」により、高品質でクリアな通話を実現します。また「でか着信音」を搭載しているため、着信にも気づきやすくなります。さらに迷惑電話対策機能と迷惑メール対策機能を搭載して電話帳未登録の番号から電話がかかってきたときに迷惑電話対策機能によって発信者側に通話を録音する旨のけん制メッセージを専用ガイダンスで伝えてくれます。
迷惑メール対策機能である「らくらく迷惑メール判定」は口座への振込などの現金をだまし取るなど怪しい内容の迷惑メールを受信すると、そのメールへの返信や電話応答、文中のリンク(URL)操作を行うことに注意を促すメッセージを表示します。他にも自分では解決が難しいことや操作が分からない場合など、電話でサポートしてくれる「らくらくホンセンター」を通話料・利用料無料で利用することができ、使い方ボタンを長押しすると、らくらくホンセンターにつながって安心して使えます。また操作をしていてわからないことや困ったことは使いかたガイドアプリを参照しながら解決することも可能となっています。
カメラはアウトカメラのみ搭載しており、約800万画素CMOS(1/4.0型)+広角レンズ(F2.0)で、ボタンを押すだけで簡単&綺麗に撮影できる「おまかせカメラ」機能を搭載し、独自の画像処理とチューニングによって綺麗な写真を簡単に撮れるようになっています。その他にも人気の歩数計と連動した応援メッセージ表示や歩数に応じて変化が楽しめる壁紙によって毎日の散歩がもっと楽しくなるようになっているとのこと。
その他の仕様ではチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 210」(1.1GHzクアッドコアCPU)、内蔵メモリー(RAM)が1GB、内蔵ストレージが8GB、外部ストレージがmicroSDHCカードスロット(最大32GB)、バッテリー容量が1500mAh、無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11b/g/n準拠(2.4GHz)、BluetoothはVersion 4.2、位置情報取得はGPSおよびGLONASS、QZSS、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとなっており、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。
5G NR: -
4G LTE: Band 1, 3, 5, 19
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: -
なお、緊急速報には対応していますが、おサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/B、ワンセグ、フルセグ、ハイレゾ音源、生体認証、テザリングには対応しておらず、3.5mmイヤホンマイク端子も搭載していないため、FMラジオを利用する場合にはUSB Type-C端子にアナログ方式のイヤホンをアンテナとして挿す必要があります。
機種名 | らくらくホン F-41F |
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] | 約113×52×16.9mm(折りたたみ時) |
質量[g](電池含む) | 約134g |
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDHC(32GB) |
SIMカード | nanoUIM |
メインディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約3.0インチTFT液晶 FWVGA(480×854ドット) |
サブディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約1.5インチ106×138ドットTFT液晶 |
リアカメラ[有効画素数/F値] | 約800万画素CMOS(F2.0、広角レンズ) |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | ー |
バッテリー容量 | 1500mAh(取外可能) |
連続待受時間[LTE] | 確認中 |
連続通話時間[VoLTE] | 確認中 |
充電時間 | 約120分 |
LTE通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 150Mbps/50Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/− |
Wi-Fi(対応通信規格) | b/g/n(Wi-Fi 4) |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] | ー |
Bluetooth | ○(4.2) |
赤外線通信 | ー |
WORLD WING[対応ネットワーク:LTE/3G/GSM] | ○/○/− |
接続端子 | USB Type-C |
防水/防塵/耐衝撃 | ○/○/○ |
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/○ |
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] | ー/ー |
メーカー | FCNT |
記事執筆:memn0ck
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