画像は北米で発売中の京セラのAndroidスマートフォン「Zio(ザイオ)」! |
京セラが年内にも国内向けにスマートフォンを発売することが明らかになったとして、産経新聞が報じています。
内容としては、Androidを採用したスマートフォンを投入し、出遅れていたスマートフォン市場で反転攻勢に出る構えだということです。また、通信事業者としては、現在、京セラが携帯電話を供給しているKDDI(au)からとなると見られるとしています。
実際に、京セラからスマートフォンが発売されるのでしょうか?京セラにそのあたりを直接聞いてみました。
報道では、ウェブ上でも「京セラ、国内でスマートフォン投入へ 年内に、アンドロイド搭載」という記事で確認できます。
京セラがスマートフォン(高機能携帯電話)を年内にも、国内で発売することが20日、明らかになった。米グーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載機の投入で、出遅れていたスマートフォン市場で、反転攻勢に出る構えだ。国内で京セラが携帯電話を供給しているKDDI(au)が、端末を採用するとみられる。
Androidを搭載したスマートフォンをau向けに供給するという内容となっています。また、すでに京セラが北米で発売しているAndroidを搭載したスマートフォン「Zio」よりも新しいバージョンのAndroidを採用するということです。とはいっても、ZioのAndroidが1.6 (Donut)であることを考えれば当然でしょうね。
京セラは昨年、北米でアンドロイド搭載の薄型スマートフォン「ザイオ」を発売している。国内向けの端末は、採用する通信会社の要望なども取り入れながら、デザインや操作性をさらに高める考えだ。OSのアンドロイドも、より新しいバージョンを搭載する。
また、従来の携帯電話利用者が乗り換えやすいように、ワンセグや赤外線などの機能を搭載するということです。
また、従来の携帯電話利用者が乗り換えやすいように、ワンセグ(携帯端末向け地上デジタル放送)受信や赤外線通信など、携帯電話で定番の機能も盛り込むことを検討する。価格などの詳細は今後詰める。
実際に京セラの広報部に問い合わせをしたところ「現時点で来期の採用に向けて提案しいるという状況です。」と発売に向けて動いているのは事実のようです。ただし、続けて「まだ何も決まってなく、詳細も何もお話できる段階でないです。」ということですので、具体的にはこれからのようですかね。
では、京セラはどんなスマートフォンを発売するのか勝手に予測してみましょう。安易に考えると、au向けのスマートフォンではまだ空白となっている価格帯の低いローエンドからミドルレンジクラスのスマートフォンや、簡単ケータイを開発していることからシニアなど向けの簡単スマートフォンなどが考えられますよね。
もちろん、ワンセグや赤外線を搭載しているということで、他の国内メーカーとがっぷり四つに組んでハイエンド機を出してくる可能性もありますけども。さらに、先日のワークショップでも少し触れましたが、iidaブランドのスマートフォンを京セラが開発するなんてこともありえます。
要するに、まだ何も決まってないので何でもありなのですけど、過去には「DataScope」や「PocketCosmo」などの非常にとがった製品を発売してきた京セラだけに、なにか面白いデバイスを発売してくれるのも期待したいと思います。
記事執筆:memn0ck
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