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現状では、008Zのみ対象!

NTTドコモは、8月31日、同社のFOMAカード(USIMカード)を他の通信事業者が販売する端末や海外モデルながら技術適合マークが表示できる端末のうちSIMロックフリー端末に装着した場合のパケット通信料金の上限を改定したことを告知しています。

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従来、NTTドコモのFOMAカードをSIMロックフリー端末に装着した場合、パケット通信は「パソコンなどの外部機器接続」とみなされ、パケ・ホーダイ ダブル、パケ・ホーダイ シンプル、パケ・ホーダイ フラット、パケ・ホーダイ ダブル2に加入していても上限額が1万395円となっていました。

これに対し、今回8月31日以降において、FOMAカードを装着できるSIMロックフリー端末で「テザリング非対応」と同社が確認できた場合に、パケ・ホーダイ フラット/パケ・ホーダイ ダブルなどの料金コースを契約し、指定のアクセスポイント(APN)情報を設定した場合に、上限額が5460円~5985円になるようになりました。

ただし、現時点で対象となる機種は、ソフトバンクモバイルのAndroidスマートフォン「シンプルスマートフォン 008Z」(ZTE製)のうち製造番号の頭8桁が35732604の製品のみとなっています。

また、パケ・ホーダイ、パケ・ホーダイ フル、Biz・ホーダイでは、従来通り上限額が1万395円になるので注意しましょう。なお、データ通信用料金プランの定額データプランなどの音声通話と組み合わせられないプランでは、定額対応アクセスポイントへ接続した場合に限って定額通信の対象となるとのことです。

テザリング非対応が条件なので、iPhoneやAndroid搭載端末ではなかなか厳しいですが、一歩前進といったところでしょうか。この流れなら、例えば、ドコモがアクセスポイント設定と強制的にテザリングを塞ぐようなiPhoneアプリを提供してくれれば、SIMロックフリーのiPhoneでドコモスマートフォンと同じ料金プランで利用できるということも将来的になくはないようになってきました。可能性は低そうですが、期待したいところです。

記事執筆:memn0ck


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