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テンキーで快適な片手文字入力が可能に

NTTドコモは、10月18日に開催した「2011-2012冬春モデル 新商品・新サービス発表会」において身近なモデルとなる「docomo with series」としてAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE slider SH-02D」(シャープ製)を発表し、12月7日発売が開始されました。前回はテンキーでの各種操作についてレポートしました。

レビュー最終回はテンキーでの文字入力操作を写真と動画で紹介します。評価機を用いていますので、製品版では若干挙動が異なる場合がございます。

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AQUOS PHONE slider SH-02Dはこの機種用にカスタマイズされた入力システム「iWnn」がプリインストールされています。左画面はテンキーを出した状態で文字入力をしようとしたところです。文字をテンキーで打ち込んでいくと予測変換候補が表示され、下キーを押すと予測変換候補を選択できます。フィーチャーフォンと文字入力方法はほぼ同じです。

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左ファンクションキーを押して記号を呼び出したところです。ファンクションキーで記号・絵文字の呼び出しや文字種の変更ができるので、こうしたところでもフィーチャーフォンと同じような文字入力が実現できています。これならフィーチャーフォンからの機種変更でも戸惑いが少ないだろうと思われます。

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もちろんATOKなど他の入力システムも使えます。しかし、テンキー用にカスタマイズされていないため、左右のファンクションキーに何も機能が割り当てられておらず、テンキー入力時文字種の変更などで戸惑う場面があり、正直プリインストールされているiWnnよりテンキーでの文字入力は使いづらいです。文字入力を主にテンキーで行う場合は、プリインストールされているiWnnを使った方が良いでしょう。

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ただ、気になる点もあります。AQUOS PHONE slider SH-02Dは155gと最近のスマートフォンの中では重い部類に入ります。また、幅も57mmと他のスマートフォンよりは狭めに押さえているとはいえ、それでも少し幅があります。このため、テンキーの下の方のキーを押そうとするとかなり端末の先が重く感じ、長い時間テンキーで文字入力をしていると、男性の筆者でも手が少し疲れる印象です。

同じくスライド式テンキー付きのAQUOS PHONE THE HYBRID Softbank 101SHは重さ約129g、幅53mm軽量で小ぶりに押さえられており、このくらい小ぶりであればもう少し手が疲れなくて済むだろうと思います。もちろん液晶画面がSH-02Dは約3.7インチ、101SHは約3.4インチと違いがあるため、どちらが良いかを一概に言うことはできません。AQUOS PHONE slider SH-02Dの購入を考えている方は持って見た感触をよく確認された方が良いでしょう。

最後にAQUOS PHONE slider SH-02Dでの文字入力の様子を動画で紹介します。




重さや幅など気になる点はあるものの、多くのスマートフォンは両手での文字入力が基本であるのに対し、AQUOS PHONE slider SH-02Dはフィーチャーフォン同様片手で軽快に文字入力できるので、テンキーでの入力に慣れた人のみならず、片手で文字入力できるスマートフォンが欲しい方にはもってこいの端末と言えるでしょう。前回のレポート通りテンキーに様々なアプリ起動を割り当てられるなど、テンキーがあることにより普通のスマートフォン以上にユーザー好みの操作が実現できるのも魅力です。テンキー付きスマートフォンが欲しい人は勿論、そうでない人もまずは店頭の実機に触れてみて、テンキー操作を体感してみてはいかがでしょうか。



■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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2011-2012冬春モデルに24機種を開発(NTTドコモ)
AQUOS PHONE slider SH-02D製品情報(NTTドコモ)
AQUOS PHONE slider SH-02D製品情報(シャープ)