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シャープが説明会を開催! |
シャープは9日、ソフトバンクモバイルが昨年9月29日に発表した「ソフトバンク新商品発表会 2011 Winter-2012 Spring」のうち発表当時は“次世代Android”とされていた「Android 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)」を採用した「AQUOS PHONE 104SH」についてソフトバンクモバイルから同日に事前予約開始の発表があったことを受けて報道関係者向けの説明会を開催しました。
AQUOS PHONE 104SHは昨年9月の発表会では動作しないモックのみの展示で、OSだけでなく、詳細が不明となっていましたが、この度、発売が近づいてきたということで、実際に動作する展示機を用意し、プレゼンテーションを交えて詳細を紹介する説明会となりました。
発売時期は発表当時の2012年春頃でしたが、本日2月下旬とアナウンスされました。同時に明日10日から事前予約を開始するとのことです。
今回は、この説明会のうちで実際に展示機を操作してきましたので、写真および動画にて紹介したいと思います。
AQUOS PHONE 104SHの最も大きな特徴は、Android 4.0 ICSを採用している点でしょう。スマートフォンの代名詞ともなった全面フルタッチスタイルで、マルチタッチに対応した静電容量式タッチパネルの約4.5インチHD(720×1280ドット)NewモバイルASV液晶(1677万色表示)や、チップセットに1.5GHz駆動のデュアルコアCPUを搭載したTI製「OMAP4460」を搭載し、HSPA+方式に対応した高速データ通信サービス「ULTRA SPEED」に対応し、下り最大21Mpbsで通信可能となっています。上りは最大5.7Mbps。
3G(W-CDMA)方式において2GHz(I)および1.5GHz(XI)帯、GSM方式において900MHzおよび1.8GHz、1.9GHz帯に対応しています。
一方で、国内で需要の高い防水(IPX5およびIPX7準拠)や防塵(IP5X準拠)にも対応しています。ただし、ワンセグやおサイフケータイ(FelicaやNFC)、赤外線といった機能には対応していません。そのため、Android 4.0で新しく対応したビーム機能も利用できません。


Android 4.0 ICSを採用していますが、ディスプレイの下に左からメニューボタン、ホームボタン、バックボタンの静電タッチキーが搭載されています。これについてシャープでは「現段階においては使い勝手などを考えてハードキーを用意したほうが良いというふうに考えた」と説明していました。
また、珍しくディスプレイの下にインカメラとして有効30万画素CMOSカメラが搭載されています。ディスプレイの上側にあるのは近接センサーとなっています。
ボディーカラーは発表当初「オレンジ×ブルー」と「ブルー×ブラック」の2色がモックで展示されていましたが、その後、オレンジ×ブルーが「RISING SUN(ライジング・サン)」、ブルー×ブラックが「DEEP OCEAN(ディープ・オーシャン)」と名称が付けられています。
背面には有効1210万画素裏面照射型CMOSカメラやモノラルスピーカーが配置されています。カメラ用ライトが搭載されていないのは残念な点。カメラレンズ部分は多少でっぱりがあります。カメラはフルHD(1920×1080ドット)の動画が撮影可能となっており、スマートファミリンクを使用すれば、ケーブルの接続なしでAQUOS TVの大画面にフルHD動画を表示できるようになっています。
カメラはゼロ秒起動対応で、連射(3Mサイズまで)撮影も可能となっています。連射は普通にボタンを連打してもついてくる感じです。以下、連射の動画を撮影してみました。
カメラの連射機能を試しているムービー
右側面にはなにもなく、左側面には電源ボタンとボリュームボタンがあります。厚さ9mm(最薄部8.9mm)となかなかの薄型モデルとなっています。サイズは、大きさが約65×129×9(最薄部8.9)mm、質量が約126gです。


左側面にある電源キーと音量下キーで画面のキャプチャ(スクリーンショット撮影)ができます。
画面キャプチャはAndroid 4.0標準(GALAXY NEXUS SC-04D)と同じく電源キーおよび音量下キーの同時長押しで従来のシャープ製Androidスマートフォンとは異なる
端末下部にはmicroUSB端子、端末上部にはイヤホンマイク端子が配置されています。イヤホンマイク端子はカバーがなく、水が入っても大丈夫な設計となっているということです。よく利用する場合には、カバーが壊れたりしなくて安心ですね。
無線LAN(802.11g/g/n準拠)やBluetooth 3.0(HSP、HFP、OPP、SPP、PBAP、A2DP、AVRCP、HIDプロファイル対応)、GPS、加速度センサー、電子コンパスなども搭載しています。


バッテリーはリチウムイオン電池パック「SHBEF1」で、バッテリー容量は1520mAh。バッテリーカバーには防水対応のためバッテリーの周りの部分にパッキンが付けられています。バッテリーを外すと、microSD/microSDHCカードスロット(最大32GB/2GB同梱)やSIMカードスロットがあります。SIMカードはmicroSIM(miniUIM)カードを採用しています。
連続通話時間(静止時)は3Gで約500分、GSMで約380分、連続待受時間(静止時)は3Gで約420時間、GSMで約390時間、充電時間は約240分となっています。


注目のソフトウェア面では、ユーザーインターフェイス(UI)がAndroid 4.0 ICS標準のUI(NTTドコモ向け「GALAXY NEXUS SC-04D」のもの)ではなく、シャープ独自のUIとなっています。
ステータスバーを下ろすと、通知バーのところに従来のAndroid 2.x系のシャープ製と同じく無線LANなどの機能をオン・オフできるスイッチボタンや状態を表すアイコンが表示されています。
ダイレクトトラッキング技術という手法を用いて指の動きに合わせた画面の動きをかなりチューニングしたとのことで、非常にサクサクと快適に動作していました。ひとまず、簡単に操作したところを動画で撮影してきましたのでご覧ください。
AQUOS PHONE 104SHを操作しているムービー
メール画面です。キャリアメールにももちろん対応しています。横にフリックすれば、前後のメールが表示されたり、表示速度もそれなりでなかなか快適です。


左がアプリケーション一覧画面です。アプリケーション一覧は縦/横スクロールを切り替えられたり、着せ替え(テーマ変更)できたり、カテゴリやアイコンを変更できたりとかなりカスタマイズできるようになっていました。
設定画面は「基本設定」と「アプリ設定」で比較的綺麗にまとめようとしているような感じになっています。


設定画面はトップが機能別でわかりやすくなっていますが、その分、その他に色々と押し込まられて、どこになにがあるのかこれまでもAndroidスマートフォンを使ってきた人には少しわかりづらいかもしれません。フォントの変更にも対応しており、デフォルトは「モリサワ新ゴM」となっています。


本体メモリ(RAM)は1GBで、本体ストレージ(ROM)は16GBとなっています。空きはRAMがトータルで570MB程度、ROMが約13GBとなります。
プラットフォームはAndroid OS 4.0.3で、Linuxカーネルが3.0.8系となります。また、技術適合証明(技適マーク)が他のシャープ製のように電子式となっています。


マルチタッチは5点と従来のシャープ製Androidスマートフォンの多くと同じとなっており、ベンチマークでは「Quadrant Advanced」で測定したところトータルで3000~3500程度と、Androidスマートフォンでは最高クラスとなっていました。


従来のシャープ製Androidスマートフォンにも搭載されていた省エネ機能「エコ技」や画面を他の人から見えにくくする「ベールビュー」機能など、細かな機能もきちんと対応しています。


最後に、再起動をしているところの動画を掲載しておきます。なかなか快適に動作していましたので、かなり良い印象を受けました。海外メーカーに負けずに頑張って欲しいところです。
AQUOS PHONE 104SHを再起動したところのムービー
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・ソフトバンク、次世代Androidを採用したULTRA SPEEDやデュアルコアCPUなど“全部入り”の薄型軽量スマートフォン「AQUOS PHONE 104SH」を発表 - S-MAX
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・AQUOS PHONE SoftBank 104SHトップ|SoftBankラインアップ :SH DASH
3G(W-CDMA)方式において2GHz(I)および1.5GHz(XI)帯、GSM方式において900MHzおよび1.8GHz、1.9GHz帯に対応しています。
一方で、国内で需要の高い防水(IPX5およびIPX7準拠)や防塵(IP5X準拠)にも対応しています。ただし、ワンセグやおサイフケータイ(FelicaやNFC)、赤外線といった機能には対応していません。そのため、Android 4.0で新しく対応したビーム機能も利用できません。


Android 4.0 ICSを採用していますが、ディスプレイの下に左からメニューボタン、ホームボタン、バックボタンの静電タッチキーが搭載されています。これについてシャープでは「現段階においては使い勝手などを考えてハードキーを用意したほうが良いというふうに考えた」と説明していました。
また、珍しくディスプレイの下にインカメラとして有効30万画素CMOSカメラが搭載されています。ディスプレイの上側にあるのは近接センサーとなっています。
ボディーカラーは発表当初「オレンジ×ブルー」と「ブルー×ブラック」の2色がモックで展示されていましたが、その後、オレンジ×ブルーが「RISING SUN(ライジング・サン)」、ブルー×ブラックが「DEEP OCEAN(ディープ・オーシャン)」と名称が付けられています。
背面には有効1210万画素裏面照射型CMOSカメラやモノラルスピーカーが配置されています。カメラ用ライトが搭載されていないのは残念な点。カメラレンズ部分は多少でっぱりがあります。カメラはフルHD(1920×1080ドット)の動画が撮影可能となっており、スマートファミリンクを使用すれば、ケーブルの接続なしでAQUOS TVの大画面にフルHD動画を表示できるようになっています。
カメラはゼロ秒起動対応で、連射(3Mサイズまで)撮影も可能となっています。連射は普通にボタンを連打してもついてくる感じです。以下、連射の動画を撮影してみました。
カメラの連射機能を試しているムービー
右側面にはなにもなく、左側面には電源ボタンとボリュームボタンがあります。厚さ9mm(最薄部8.9mm)となかなかの薄型モデルとなっています。サイズは、大きさが約65×129×9(最薄部8.9)mm、質量が約126gです。


左側面にある電源キーと音量下キーで画面のキャプチャ(スクリーンショット撮影)ができます。
画面キャプチャはAndroid 4.0標準(GALAXY NEXUS SC-04D)と同じく電源キーおよび音量下キーの同時長押しで従来のシャープ製Androidスマートフォンとは異なる
端末下部にはmicroUSB端子、端末上部にはイヤホンマイク端子が配置されています。イヤホンマイク端子はカバーがなく、水が入っても大丈夫な設計となっているということです。よく利用する場合には、カバーが壊れたりしなくて安心ですね。
無線LAN(802.11g/g/n準拠)やBluetooth 3.0(HSP、HFP、OPP、SPP、PBAP、A2DP、AVRCP、HIDプロファイル対応)、GPS、加速度センサー、電子コンパスなども搭載しています。


バッテリーはリチウムイオン電池パック「SHBEF1」で、バッテリー容量は1520mAh。バッテリーカバーには防水対応のためバッテリーの周りの部分にパッキンが付けられています。バッテリーを外すと、microSD/microSDHCカードスロット(最大32GB/2GB同梱)やSIMカードスロットがあります。SIMカードはmicroSIM(miniUIM)カードを採用しています。
連続通話時間(静止時)は3Gで約500分、GSMで約380分、連続待受時間(静止時)は3Gで約420時間、GSMで約390時間、充電時間は約240分となっています。


注目のソフトウェア面では、ユーザーインターフェイス(UI)がAndroid 4.0 ICS標準のUI(NTTドコモ向け「GALAXY NEXUS SC-04D」のもの)ではなく、シャープ独自のUIとなっています。
ステータスバーを下ろすと、通知バーのところに従来のAndroid 2.x系のシャープ製と同じく無線LANなどの機能をオン・オフできるスイッチボタンや状態を表すアイコンが表示されています。
ダイレクトトラッキング技術という手法を用いて指の動きに合わせた画面の動きをかなりチューニングしたとのことで、非常にサクサクと快適に動作していました。ひとまず、簡単に操作したところを動画で撮影してきましたのでご覧ください。
AQUOS PHONE 104SHを操作しているムービー
メール画面です。キャリアメールにももちろん対応しています。横にフリックすれば、前後のメールが表示されたり、表示速度もそれなりでなかなか快適です。


左がアプリケーション一覧画面です。アプリケーション一覧は縦/横スクロールを切り替えられたり、着せ替え(テーマ変更)できたり、カテゴリやアイコンを変更できたりとかなりカスタマイズできるようになっていました。
設定画面は「基本設定」と「アプリ設定」で比較的綺麗にまとめようとしているような感じになっています。


設定画面はトップが機能別でわかりやすくなっていますが、その分、その他に色々と押し込まられて、どこになにがあるのかこれまでもAndroidスマートフォンを使ってきた人には少しわかりづらいかもしれません。フォントの変更にも対応しており、デフォルトは「モリサワ新ゴM」となっています。


本体メモリ(RAM)は1GBで、本体ストレージ(ROM)は16GBとなっています。空きはRAMがトータルで570MB程度、ROMが約13GBとなります。
プラットフォームはAndroid OS 4.0.3で、Linuxカーネルが3.0.8系となります。また、技術適合証明(技適マーク)が他のシャープ製のように電子式となっています。


マルチタッチは5点と従来のシャープ製Androidスマートフォンの多くと同じとなっており、ベンチマークでは「Quadrant Advanced」で測定したところトータルで3000~3500程度と、Androidスマートフォンでは最高クラスとなっていました。


従来のシャープ製Androidスマートフォンにも搭載されていた省エネ機能「エコ技」や画面を他の人から見えにくくする「ベールビュー」機能など、細かな機能もきちんと対応しています。


最後に、再起動をしているところの動画を掲載しておきます。なかなか快適に動作していましたので、かなり良い印象を受けました。海外メーカーに負けずに頑張って欲しいところです。
AQUOS PHONE 104SHを再起動したところのムービー
記事執筆:memn0ck
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・エスマックス(S-MAX)
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