DTM感覚で使えるドラムマシンアプリ

Molten Drum Machineは、KorgのER-1やiELECTRIBEに考え方が近く、各インストの幅広いシンセサイズが一つの強みとなったアプリだ。

そして、もう一つの強みがシーケンサーとしてもよく練られている点だ。

縦軸横軸の直感的なUIが特徴的なMolten Drum Machineをチェックしてみよう!

■Molten Drum Machineはどんなアプリ?


以前紹介してきたドラムマシンアプリは、ビンテージドラムマシンやMPCなどの実機を模したものが多かったがMoltenはどちらかというとDTM的のステップ入力がメインのアプリとなっている。基本はサンプラーベースのオシレーターだが、エンベロープ、フィルターなどで音作りも可能だ。プリセットの音色以外にもオーディオペーストによる他アプリとの連携も可能となっている。
パターンは最大4パターンまで作成可能で、さらにパターンごとにビート設定で1~4(四分音符~全音符分)の長さの設定も可能となっている。また選択された1ビート(四分音符)を個別にDIVISIONで分割することで最長四分音符から最短三十二分音符の三連まで分割可能となっている。
MIDI機器からのコントロールも可能となっている。
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パターン全体が把握できる。画面右のオレンジのバーが選択されたビートを表す。



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ビットクラッシャーなどの設定も可能なインストセクション。



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画面右にはセッティングの項目が表示されている。パターンの数、パターンのビート数など簡単に設定できる。


■Molten Drum Machineはどうなの?


リアルタイム入力は一切なくすべてステップタイム入力となるが、DTM系のソフトに慣れていればむしろこの方がわかりやすいのではないだろうか。パターンは4パターンまでだが、トランスポート部分にあるループボタンをオンにするとそのパターンをループさせることもできる。
ベロシティーは1~127と細かく設定が可能だ。方法は、任意のステップをタップしたまま上下に指を動かすと、画面下のディスプレイにベロシティー値が表示される。ビジュアル的には青(弱)~赤(強)とボタンの色が変わるようになっている。
DIVISION機能と併せて細かい打ち込みが可能となっている点を評価したい。スイングの設定は八分音符・十六分音符の設定が可能でリズムマシンとして欲しい機能は一通り網羅されている。
オーディオペースト機能や、アプリ内のエクスポート機能のオーディオコピーを使うなどアイディア次第で面白いことができるドラムマシンアプリだ。


記事執筆:mi2_303



[Image] QRコードアプリ名:Molten Drum Machine
価格:¥250
カテゴリ:ミュージック
開発者:One Red Dog Media
バージョン:1.1.4
条件:iPad 互換iOS 4.2 以降が必要
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/molten-drum-machine/id398933969?mt=8

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