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ドコモの加藤社長もパワープッシュ!

既報の通り、NTTドコモは11日、「2012年冬モデル新商品・新サービス発表会」において、Androidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(シャープ製)を2012年11月~12月に発売すると発表しました。

シャープのAndroidスマートフォンブランド「AQUOS PHONE」の中で、ドコモ向けフラグシップモデルを担う「AQUOS PHONE ZETA」の第2弾で、シャープが開発した「IGZO(酸化物半導体)液晶」を携帯電話向けとしては世界で初めて採用しています。クアッドコアCPUを始めとして、「おくだけ充電」以外全部入りの、ドコモ全体でもフラグシップを飾るに相応しいスマートフォンとなっています。

この記事では、そんなSH-02Eを写真で紹介します。
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カラーはBlue、White、Redの3色

SH-02Eは、Blue、White、Redの3色展開となります。初代ZETAたる「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」がWhiteのみで、供給量も少なめだったことを考えると、かなり供給面で頑張る、という意思の表れだと思われます。いずれのカラーも光沢加工がなされていて、かなり“テカテカ”してます。

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正面は4.9インチIGZO液晶がドカーンと。受話部が見当たりませんよ。

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IGZO液晶は省電力と高画質を両立している

正面は、世界初採用となる4.9インチのIGZOディスプレイが鎮座しています。狭額縁デザインも相まって、デカい液晶がドーンと迫るインパクトは相当なものがあります。本体の幅は68ミリで、SH-09D比で1ミリ増におさめました。

とはいえ、手の大きい方である自分でもかなり大きいなぁ、と感じてしまうレベルです。購入前にモックアップ(模型)でも良いのでサイズ感を確認することをお勧めします。

IGZO液晶は、インジウム・ガリウム・亜鉛からなる酸化物半導体を薄膜トランジスタとして採用した液晶で、従来のCGシリコン液晶と比較して光の透過率が約70%向上しています。そのため、バックライトの電力を抑えつつ、より明るい画面を実現しています。

また、静止画表示時に液晶のプロセッサ処理を止めることができるようになっています。これらの工夫によって、バッテリー消費を抑えつつ、より高画質化を果たしました。実際に見てみると差は歴然としています。

正面と言えば、よーく見ると、耳に当てる受話部(スピーカー)が見当たりません。SH-02Eでは、画面全体がスピーカとなる「パネルレシーバー」を採用しているからです。画面に耳を当てれば、どこでも音が聞こえます。

ただし、パネルレシーバーは特性上、通常のスピーカーと比較して聞こえ方に個人差が出てしまうことがあります。電話として使うことを重視している方は、是非実機で音声通話をしてみて、聞こえ方をチェックすることをおすすめします。

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本体上部にはmicroSDスロット、miniUIMスロット、電源ボタンとイヤホンマイク端子

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microSDスロットとminiUIMスロットは2層構造

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本体下部にはメインマイクとマイクロUSB端子

本体の上部にはパッキンで保護されたmicroSDスロット、miniUIMスロット、電源ボタンとイヤホンマイク端子が用意されています。

microSDスロットとminiUIMスロットが本体上面にあるのは、バッテリーが外せない構造になっている影響です。イヤホンマイク端子はキャップレス構造です。製品版では、ここに挿しておける小型タッチペンが標準で添付されます。マイクロUSB端子は、本体下部にあります。メインマイクもここにあります。

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左側面には音量ボタン

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右側面にはワンセグ・モバキャス(NOTTV)用アンテナ

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VHF-High帯を利用するモバキャスもつかむため、アンテナは長めです

左側面には、音量ボタンがあります。ソフトバンク向けの「PANTONE 6 200SH」や「AQUOS PHONE Xx 203SH」では、タッチキー化した上で、画面側に音量ボタンを持ってきていましたが、SH-02Eでは使い勝手面を考慮して、タッチセンサー化を見送ったようです。右側面にあるアンテナは、モバキャス(NOTTV)もカバーするため、結構長めになっています。

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メインカメラは約1630万画素の裏面照射CMOS。NFCチップと充電端子も近くにあります。

本体裏面のメインカメラは、約1630万画素の裏面照射式CMOSセンサーを採用しています。これに、シャープ独自の画像処理エンジン「ProPix」を組み合わせています。

充電端子は、2320mAhとバッテリーが大容量化したため、「おくだけ充電」ではなく、通常の接触型のものになっています。ここだけが、先代のZETA比で“失った”点です。なお、バッテリーは本体に内蔵されているため、ユーザーによる交換はできません。交換が必要になった場合は、ドコモショップを始めとする修理拠点への持ち込みが必要です。

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NFCは単に対応しただけではなく、セキュアエレメンツ(UICC)へのアクセスも可能!

おサイフケータイ(モバイルFeliCa)は、もちろん対応していますが、SH-02EではNFCチップも搭載しています。モバイルFeliCaマークを目印にかざせばOKです。Android BeamやNFCを利用するAndroidアプリが使えるだけでなく、SIMカード上にあるセキュアエレメンツ(セキュリティ保護された記憶域)にアクセスする機能も備えているため、NFC決済サービスも使えます。なお、NFC決済サービス利用の際は、来年2月に発行開始予定のセキュアエレメンツ対応の「ドコモminiUIMカード」を使う必要があります。

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端末ロック画面とホームアプリはドコモ・シャープ両社のものがプリインストール

Android端末の顔とも言えるホームアプリは、ドコモの「docomo Palette UI」と、シャープの「3ラインホーム」の両方がプリインストールされています。いずれのアプリも、機能改善が施されていて、より使いやすくなりました。ロック画面も、それぞれのものを選ぶことができます。設定にちょっと手数が必要ですが、シャープのロック画面(ウェルカムシート)を使いつつ、Palette UIを使うこともできます。

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内蔵ストレージはパーティション分けされています。

内蔵ストレージ(いわゆるROM)は32GB搭載されています。SH-02Eでは、アプリ専用領域と、USB接続でパソコンなどから認識できる領域を分割しています。発表会に展示されているビルドでは、アプリ用領域が5.77GB、外部からもアクセスできる領域が20.28GB確保されていました。残りが、OSなどシステムを格納する領域となります。これとは別に、2GBのmicroSDカードが添付されています。

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システムメモリーは余裕な2GB

システムメモリー(いわゆるRAM)は、2GBと余裕ある構成です。余計なアプリが入っていない展示機では、ごらんのとおり1.4GBほど空きがあります。すばらしいです。

通信面では、LTE UE Category 3に対応していて、電波帯域を15MHz分確保できるエリアでは、下り最大100Mbps・上り最大37.5Mbps(ともに理論値)で通信できます。冬モデルでは貴重な800MHz帯のLTEにも対応しています。CPUは、クアルコム製クアッドコア「APQ8064」(Snapdragon S4 Pro)を搭載しています。システムメモリーの余裕とともに、CPUにも余裕があるのは嬉しい感じです。

■主な仕様
寸法
(高さ×幅×厚さ:mm)
約135×68
×9.8
質量(g)未定
3G連続待受時間(静止時[自動])(時間)未定
LTE連続待受時間(静止時[自動])(時間)未定
GSM連続待受時間(静止時[自動])(時間)未定
連続通話時間(3G/GSM)(分)未定
連続テレビ電話時間(分)
モバキャス連続視聴時間(分)未定
メインディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦 通称]、種類、発色数)
約4.9インチ
720×1,280 HD
TFT液晶
1677万色
サブディスプレイ
(サイズ、ドット数[横×縦]、種類、発色数)
バッテリー容量2,320mAh
ROM/RAM32GB/2GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSD
(2GB)
microSDHC
(32GB)
microSDXC
(64GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1630万画素 /約1590万画素
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
CMOS
約120万画素 /約120万画素
CPU
(チップ名/クロック)
APQ8064
/1.6GHz
クアッドコア
OSAndroid 4.0
「Xi」(クロッシィ)(LTE)100Mbps /37.5Mbps
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi(無線LAN)
(Wi-Fiテザリング同時接続台数)

(10台)
防水/防塵○/○
(IPX5、7/IP5X)
Red
White
Blue


記事執筆 : せう(Sho INOUE)


■関連リンク
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