Android 4.4のコードネームはKitKatに!

Google(グーグル)は3日(現地時間)、次期Androidバージョンの開発コード名(コードネーム)を「KitKat(キットカット)」にすると発表しています。バージョンは、Android 4.4になるという。

KitKatは、食品メーカーNestleのチョコレート菓子「Kit Kat(キットカット)」のことで、Nestleと提携することで実現。Androidの開発コード名がKitKatになったことを記念し、Nestleから特別版のキットカットが販売されるとのこと。

なお、英放送メディアBBCによると、今回の提携では契約金などの金銭的なやりとりはないということです。

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Googleはこれまで、Androidのバージョンごとに開発コード名を付けており、バージョンの古いほうからアルファベット順にお菓子の名前を付けてきました。これまで当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でも紹介してきましたが、以下のように各バージョンと開発コード名が付けれています。

バージョン開発コード名
Android 1.5Cupcake
Android 1.6Donut
Android 2.0-2.1Eclair
Android 2.2Froyo
Android 2.3Gingerbread
Android 3.xHoneycomb
Android 4.0Ice Cream Sandwich
Android 4.1-4.3Jelly Bean


この順番であるため、次の開発コード名は「K」からはじまるお菓子の名前が付けられるということで、米国のお菓子「Key Lime Pie(キーライムパイ)」になるのではないかと見られていました。

それに対し、今回、次期AndroidとしてAndroid 4.4 KitKatになると発表されたということになります。

これについて、Androidのマーケティングディレクターであるマーク・バンレルベルグ氏は、「Kit Katは、Androidチームのメンバーも大好物なので、これ以上ぴったりの開発コード名は考えられなかった」とコメントしています。

そこで、GoogleからNestleに「Kit Kat」のブランド名の使用を打診し、Nestleが快諾したことから実現したとしています。

Googleの本社キャンパスにKit Katの形をしたAndroidマスコットが登場するまで新らしい開発コード名は知られていなかったとのこと。

また、Androidを担当する上級副社長スンダル・ピチャイ氏は、自身のGoogle+で「私たちが大好きなお菓子と同じくらいスイートな次期プラットフォームのリリースが待ちきれない」と投稿しています。同時に、Android搭載製品の世界でのアクティベート数が10億台を超えたことも明らかにしています。

さらに、Nestleは新らしいAndroidの発表に合わせ(現時点では時期不明)、Androidのキャラクターである「ドロイド君」をあしらったパッケージの特別版「Kit Kat」を日本を含む19地域で5000万本以上販売する計画で、Nexus 7(2013)やGoogle Playのクレジットをプレゼントするキャンペーンを実施するとのことです。なお、Nestleは、Kit Katをモバイル製品のように紹介している動画「Kit Kat 4.4」も公開しています。

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記事執筆:memn0ck


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