iPhone 5cが発表!

Apple(アップル)は10日、カリフォルニア州クパチーノにある本社にてプレス向け発表会を行い、5色のカラーバリエーションを用意した廉価版スマートフォン「iPhone 5c」を発表しています。

米国での価格は、2年契約付きで16GBが99ドル(約9900円)、32GBが199ドル(約19900円)となっています。日本国内でもNTTドコモおよびau by KDDI、ソフトバンクモバイルの3社が2013年9月20日(金)から販売する予定で、価格は現時点では不明。

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iPhone 5cは、現行モデル「iPhone 5」に近いスペックとなる、Appleとしてははじめての廉価版スマートフォンとなります。上位モデルには同時に発表された「iPhone 5s」がラインナップされています。

チップセットはデュアルコアCPUを内蔵した「Apple A6」を採用し、ディスプレイに4.0インチ640×1136ドットRetina液晶(326ppi、コントラスト比800:1)、アウトカメラに約800万画素画素裏面照射型CMOSの「iSight Camera」、インカメラに約100万画素CMOS、2.4および5GHzにデュアル対応した802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、Assisted GPS+GLONASS、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、LEDフラッシュ、nanoSIMカードスロットなどを搭載しています。

内蔵ストレージは、16GBおよび32GBのモデルが用意されます。外部端子は、充電およびデータ通信用に「Lightning」、3.5mmステレオヘッドフォンミニジャック。また、最新プラットフォーム「iOS 7」がプリインストールされています。

カラーバリエーションは、Blue(青)やGreen(緑)、Pink(ピンク)、Yellow(黄)、White(白)といった豪華な5色が用意されており、リアパネルの素材に美しいポリカーボネートを採用しています。

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デザインとしては若干角にラウンドが付けれていますが、これまでのiPhone 5と同様にスクエアとなっており、滑らかで繋ぎ目のない外装、その中では金属による強化フレームが採用されているとのこと。

通信方式には、GSMおよびW-CDMA、LTEに対応。LTEは、UE Category 3で下り最大100Mbps、上り最大50Mbpsとなっており、対応周波数帯は最大13も対応しているとのこと。

通信方式などの違いによって「A1532(GSM)」および「A1532(CDMA)」、「A1456」、「A1507」、「A1529」の5種類が用意されています。国内の各携帯電話事業者がどのモデルを採用するのかは現時点では不明ですが、恐らくA1457になると見られます。

A1456の対応周波数帯は、CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B(800/1700・2100/1900/2100 MHz)、UMTS(W-CDMA)/HSPA+/DC-HSDPA(850/900/1700・2100/1900/2100 MHz)、GSM/EDGE (850/900/1800/1900 MHz)、LTE(Bands 1/2/3/4/5/8/13/17/18/19/20/25/26)となっています。そのため、LTEにおけるau by KDDIやNTTドコモの800MHz帯に対応しているほか、ソフトバンクモバイルがサービスを予定している900MHz帯にも対応しています。

各モデルの対応周波数帯については「アップル - iPhone 5c - 技術仕様」を参照してください。

バッテリーの持ちは、4G LTEでのネット利用で10時間、連続通話(3G)で10時間、ビデオ再生で10時間とされています。サイズは、約59.2×124.4×8.92mm、質量が約132g。

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記事執筆:S-MAX編集部


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