SIMフリーモデルの本領発揮!単体でのネットワーク接続を試す! |
Googleブランドの最新7インチタブレット「Nexus 7(2013)」のLTEモデルはその名の通り、タブレット単体でのLTEおよび3Gによるネットワーク接続が可能です。
また、SIMロックがかかっていないいわゆる“SIMフリー”となっており、Google公式の発表としてNTTドコモをはじめ、au by KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(EMOBILE)のLTEネットワーク接続に対応していることが案内されています。
そこで、今回は、筆者が所持している各種SIMカードを挿して、実際にネットワークのセットアップを試みてみましたので紹介したいと思います。
○今回用意したSIMカード
まずはじめに、Nexus 7(2013)のLTEモデルでは、SIMカードとしてmicroSIMカード(miniUIM)カードを採用しています。そこで、今回は、筆者が個人的に利用している以下のSIMカードを用意しました。
1)NTTドコモ:Xi対応ドコモスマートフォン音声契約のmicroSIMカード(ドコモminiUIMカード)
2)イー・アクセス:EMOBILE LTE対応スマートフォンのmicroSIMカード(EM Chip黒)
3)日本通信:b-mobile 3G・4Gデータ専用プリペイドSIMカード U300のmicroSIMカード(ドコモminiUIMカード)
フルサイズのSIMカードやiPhone 5などで採用されているさらに小さいnanoSIMカードの場合、そのままでは利用できないのでご注意ください。
ネットワークの接続設定を行う項目へ行く方法は、機種によって微妙に異なりますが、Nexus 7(2013)のLTEモデルの場合は、「アプリ一覧」→「設定」→「無線とネットワーク」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」と選んでいきます。
トレーにmicroSIMカードをセットして本体へ挿しこむようになっています
それでは、各SIMカードを装着して、早速検証してみましょう。
○NTTドコモのXiスマートフォン用のSIMカードで試す
NTTドコモの回線をSIMフリー機で利用する場合、あらかじめオプションサービスの「mopera U」を契約しておく必要があります。逆に言えば、mopera Uを契約していないとネットワーク接続ができないということになりますので、NTTドコモ回線での利用を考えている人はご注意ください。
設定は予め用意された一覧から「mopera U」を選ぶだけと簡単
NTTドコモの回線の場合はアクセスポイント名の項目を選ぶと出てくる「mopera U」の項目を選ぶだけで他の設定は不要です。Xiのデータ回線を契約したドコモUIMカードでもmopera Uを契約しておけば簡単に利用が可能です。
Xi(LTE)接続時は「4G」と表示されます
○日本通信U300のSIMカードで試す
日本通信のSIMカードを挿した場合、アクセスポイント名の項目を開くとすでに日本通信b-mobile設定を含むいくつかの接続設定の一覧が表示されます。今回は「b-mobile U300」の項目を選べば簡単に利用できます。その他のデータプランを契約している場合は、該当のプランを選べばOKです。ちなみにNexus 7(2013)LTEモデルは音声通話に対応していないため、「スマホ電話」を契約している場合でもデータ利用はできますが、音声通話はできません。
IIJmioなどの日本通信以外の他のMVNOサービスの項目も表示されます
○イー・モバイルのSIMカードで試す
イー・アクセス(EMOBILE LTE)のSIMカードを挿しこんだ場合、アクセスポイント名の項目には「EMOBILE」が表示されますが、今回試した限りでは、これを選んでもネットワーク接続ができませんでした。
「EMOBILE」の項目は表示されるが……
これは、実は、Googleおよび製造元のASUS(エイスース)から「Nexus 7(2013)LTEモデル発売日前にイー・モバイルのLTEで利用されている『Band3』は発売時点では未対応で、後日アップデートで対応可能になる予定」と公式に発表されています。
つまり、現時点ではイー・モバイルのSIMカードを利用ができません。イー・モバイルのネットワークでNexus 7(2013)LTEモデルを使おうと考えていた人はもう少し時間がかかることとなります。
このように、現時点では利用できるサービスが限られている状況ではありますが、今後のアップデートでの対応を期待してアップデートを待ちましょう。
また、実際に設定してみると、ルーターを介さずにタブレット単体で携帯電話ネットワークを利用できるのはとても便利であることがわかります。せっかくのSIMフリータブレットなので、自分に合ったネットワークサービスを良く吟味してガッツリと活用しましょう!
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Nexus 7 特集 - S-MAX(エスマックス)
まずはじめに、Nexus 7(2013)のLTEモデルでは、SIMカードとしてmicroSIMカード(miniUIM)カードを採用しています。そこで、今回は、筆者が個人的に利用している以下のSIMカードを用意しました。
1)NTTドコモ:Xi対応ドコモスマートフォン音声契約のmicroSIMカード(ドコモminiUIMカード)
2)イー・アクセス:EMOBILE LTE対応スマートフォンのmicroSIMカード(EM Chip黒)
3)日本通信:b-mobile 3G・4Gデータ専用プリペイドSIMカード U300のmicroSIMカード(ドコモminiUIMカード)
フルサイズのSIMカードやiPhone 5などで採用されているさらに小さいnanoSIMカードの場合、そのままでは利用できないのでご注意ください。
ネットワークの接続設定を行う項目へ行く方法は、機種によって微妙に異なりますが、Nexus 7(2013)のLTEモデルの場合は、「アプリ一覧」→「設定」→「無線とネットワーク」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」と選んでいきます。
トレーにmicroSIMカードをセットして本体へ挿しこむようになっています
それでは、各SIMカードを装着して、早速検証してみましょう。
○NTTドコモのXiスマートフォン用のSIMカードで試す
NTTドコモの回線をSIMフリー機で利用する場合、あらかじめオプションサービスの「mopera U」を契約しておく必要があります。逆に言えば、mopera Uを契約していないとネットワーク接続ができないということになりますので、NTTドコモ回線での利用を考えている人はご注意ください。
設定は予め用意された一覧から「mopera U」を選ぶだけと簡単
NTTドコモの回線の場合はアクセスポイント名の項目を選ぶと出てくる「mopera U」の項目を選ぶだけで他の設定は不要です。Xiのデータ回線を契約したドコモUIMカードでもmopera Uを契約しておけば簡単に利用が可能です。
Xi(LTE)接続時は「4G」と表示されます
○日本通信U300のSIMカードで試す
日本通信のSIMカードを挿した場合、アクセスポイント名の項目を開くとすでに日本通信b-mobile設定を含むいくつかの接続設定の一覧が表示されます。今回は「b-mobile U300」の項目を選べば簡単に利用できます。その他のデータプランを契約している場合は、該当のプランを選べばOKです。ちなみにNexus 7(2013)LTEモデルは音声通話に対応していないため、「スマホ電話」を契約している場合でもデータ利用はできますが、音声通話はできません。
IIJmioなどの日本通信以外の他のMVNOサービスの項目も表示されます
○イー・モバイルのSIMカードで試す
イー・アクセス(EMOBILE LTE)のSIMカードを挿しこんだ場合、アクセスポイント名の項目には「EMOBILE」が表示されますが、今回試した限りでは、これを選んでもネットワーク接続ができませんでした。
「EMOBILE」の項目は表示されるが……
これは、実は、Googleおよび製造元のASUS(エイスース)から「Nexus 7(2013)LTEモデル発売日前にイー・モバイルのLTEで利用されている『Band3』は発売時点では未対応で、後日アップデートで対応可能になる予定」と公式に発表されています。
つまり、現時点ではイー・モバイルのSIMカードを利用ができません。イー・モバイルのネットワークでNexus 7(2013)LTEモデルを使おうと考えていた人はもう少し時間がかかることとなります。
このように、現時点では利用できるサービスが限られている状況ではありますが、今後のアップデートでの対応を期待してアップデートを待ちましょう。
また、実際に設定してみると、ルーターを介さずにタブレット単体で携帯電話ネットワークを利用できるのはとても便利であることがわかります。せっかくのSIMフリータブレットなので、自分に合ったネットワークサービスを良く吟味してガッツリと活用しましょう!
記事執筆:河童丸
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