発表会にてプレゼンテーションを行うUQコミュニケーションズ代表取締役社長野坂章雄氏

◯各詳細記事まとめ
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◯WiMAX 2＋サービスとは？
WiMAX 2+は、現行のWiMAXとの親和性およびTD-LTEとの互換性を確保した通信方式であり、下り最大110Mbpsを実現する超高速サービスです。

2009年2月にスタートした「WiMAX」は、3,880円で使い放題の料金、速度制限なし、バリエーション豊富なデバイスおよび広いエリアで、モバイルブロードバンド市場の拡大を牽引してきたとし、2013年6月にはJ.D. パワー日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度No.1を獲得し。現在、426万のユーザーが利用しています。

今回、2013年7月に新規周波数20MHzの割当を受けたことに伴い、既存の30MHzとあわせ、連続した50MHzの周波数を有効活用し、「WiMAX」と「WiMAX 2+」の一体的な展開により容量拡張と高速化を実現していくとしています。


◯対応エリア
WiMAX 2+対応エリアおよび基地局設定計画では、10月31日のサービス開始時には東京都内の環状7号線（東京都道318号線、通称「環七」）の内側に約1000局、2013年度（2013年3月末まで）内に東名阪で約7000局、そして、2014年度末までに全国へ展開し、2015年度以降に現行WiMAXサービスと同等の約2万1000局に増加させ、その後もさらなる拡大を予定しているとしています。



◯対応機種
今回、WiMAX 2＋に対応した新しいモバイルWi−Fiルーター「Wi-Fi WALKER HWD14」をサービス開始時から発売開始してます。HWD14は、WiMAX 2＋だけでなく、従来までのWiMAX方式による「WiMAX」サービス、さらには、KDDIが構築しているFD-LTE方式による「au 4G LTE」にも対応するトリプルネットワーク対応モデルとなります。WiMAX 2＋では下り最大110Mbps、WiMAXでは下り最大40Mbps、au 4G LTEでは下り最大150Mbpsで利用できます。

また、これらの3つの通信方式を切り替えて利用することができ、1）速度制限やデータ通信容量制限なくで最大速度下り40MbpsのWiMAXを利用できる「ノーリミットモード」、2）最大速度下り110MbpsでハイスピードのWiMAX 2+とWiMAXをシームレスに利用できる「ハイスピードモード」、3）日本全国高速ワイドエリア（実人口カバー率97％）の「au 4G LTE」とWiMAX 2+を利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」（WiMAX 2＋対応エリア内の場合には、WiMAX 2＋に優先的に接続）が用意されています。



◯利用料金や通信制限は？
利用金プランもHWD14向けに新料金プラン「UQ Flatツープラス」および「LTEオプション」、「UQ Flat　ツープラスおトク割」を提供します。WiMAXとWiMAX 2+は、基本料月額4,405円（2年契約）におトク割で毎月525円（25カ月間）が適用され、これまでと同じ月額3,880円で両通信サービスを通信速度制限およびデータ通信制限なく2年間使い放題でき、au 4G LTEは利用月のみプラス1,055円がかかり、月7GBまでのデータ通信制限によって、これを超えると通信速度制限がかかり、上下最大128Kbpsに制限されるようになっています。

また、2015年4月以降は、当日を含まない直近3日間のデータ通信量（WiMAX 2＋およびLTE）が1GB以上になると、WiMAX 2＋やLTEで終日通信速度制限が適用されることがあるとしています。


◯その他気になる点は？
現行WiMAXでは機器のMACアドレスで認証などの管理を行っていましたが、WiMAX 2＋ではTD-LTE互換となることもあり、携帯電話などと同様にUSIMカードに対応するとのこと。提供するUSIMカードは、当初、microSIM（3FF）の1種類だそうです。

この他、事前に登録されたIMEI（端末識別番号）による利用可能制限も行われるほか、児童向けのフィルタリングサービスも提供されることが明らかにされています。


◯今後の計画
WiMAX 2＋の今後の計画について、サービス開始時には新しく割り当てられた20MHz幅を利用し、2×2 MIMOによって下り最大110Mbpsのデータ通信サービスとなります。また、2014年初頭にはマルチアンテナ技術（MIMO）を4×4にし、下り最大220Mbpsに、その後、現在「モバイルWiMAX」方式で利用している周波数帯のうち20MHz幅をWiMAX 2＋に割当、キャリア・アグリゲーション（CA）を行い、変調方式に256QAM（さらなる多値化）、MIMOを8×8に、さらにモバイルWiMAXの残りの10MHz幅もCAで利用し、2017年には下り最大1Gbpsを越えるモバイルデータ通信ネットワークを実現する計画であることが掲載されています。





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