SH-01F_water_top
水濡れ時のタッチパネル操作性も向上

NTTドコモは先月7日にシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」(以下、SH-01F)を発売しました。

SH-01Fは「防水」に対応しており、IPX5およびIPX7相当の防水性能を備えています。ただ、防水スマートフォンでもお風呂場や水回りで実際に使おうとすると、タッチパネルが誤動作して思うように利用できないこともあります。特に筆者が利用している昨年発売された「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(以下、SH-02E)やその後継モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(以下、SH-06E)はタッチパネルの感度がやや敏感過ぎて、お風呂場などでは湯気が付いただけでも操作に支障をきたしていました。

筆者の感想としてはシャープ製スマートフォンは防水ではあるものの、水回りで使いづらい感があるというものでした。もちろん、防水であることは水回りで使うだけがメリットではなく、水に濡れても壊れないということが最大の利点ではありますが、せっかくの防水なので水回りでも使えるといいのになと思っています。

そうしたことから、以前にも当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」では、今冬モデルのスマートフォン「Xperia Z1 SO-01F」(以下SO-01F)と「ARROWS NX F-01F」(以下F-01F)を使用して、防水性能をテストした記事をお送りしました。そこで、今回は、同様にSH-01Fを水で濡らしたり、水中につけたりして、どの程度使えるかどうかを試してみました。

まずはSH-01Fを水で濡らして使った動画をご覧下さい。


S-MAX:AQUOS PHONE ZETA SH-01F 水中使用例


動画通り水中ではタッチパネルでシャッターを切れませんでした。ボリュームキーも静電式キーのため、シャッターの代わりとはならず、物理キーは電源キーだけですので、水中でカメラのシャッターは切れません。元々、IPX5およびIPX7相当の防水機能は水中での操作は奨励しておりません。

動画では水中から取り出したばかりの時にはいろいろ誤操作しますが、ある程度水を切った後は、安定して操作が可能でした。筆者が現在常用しているSH-02Eは少し濡れただけで誤操作が頻発する状況でしたので、それよりは遥かに進歩しています。

SH-01F_water_01SH-01Fのタッチパネルが濡れた状態で文字入力。特に問題なし。


水が少し付いた状態では、それほど問題なく文字入力や画面をフリックする操作はできる印象です。文字入力もスムーズに出来ました。また、お風呂などで湯気が付いた状態でも誤操作は起きづらくなりました。SH-02Eは湯気が付いただけでも誤操作が頻発という状況でしたから、お風呂でも十分使えるレベルになったと言えるでしょう。ただ、個人的な感触としては、微々たる差ではありますが、SO-01FやF-01Fの方が誤操作が起きづらい印象です。

というわけで、SH-01Fに関しては、水中でカメラを使うことはできませんが、少々水に濡れたり、湯気が付いた程度であれば、それほど誤動作はしません。ただし大量の水をかけたり水中に浸けたりするとタッチパネルが誤動作したり、まったくタッチ操作を受け付けなかったりします。SH-01Fに関してもSO-01FやF-01F同様、防水を過信せず、水場でも大量の水で濡らさないようにした方が良いでしょう。

記事執筆:こば


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