スタイラスペンを変えて快適操作!

NTTドコモ(以下、ドコモ)の「2013年夏モデル」として今年8月に発売されたシャープ製7インチタブレット「AQUOS PAD SH-08E」(以下、SH-08E)は、スタイラスペンを内蔵しており、指先以外の操作も可能だ。

このスタイラスペンは「GALAXY Noteシリーズ」のような筆圧感知やペン専用機能は持たないが、指先以上に細かい操作が可能となるため、Webブラウザーのタッチ操作など快適に行うことができる。

とはいえ、細かいタッチ操作はできるものの、付属しているスタイラスペンは細くて短いため快適ではない。今回はこのスタイラスペンを含む筆者のSH-08Eのカスタマイズを紹介したいと思う。


◯GALAXY Noteよりペンが合う
筆者は「GALAXY Note 3 SC-01F」(以下、SC-01F)も使用しているが、両手持ち前提と割り切って使えるSH-08Eの方がペン操作がしっくりくる。ディスプレイサイズが大きいこともあり書きやすいというのもある。そこで、基本的な操作以外に文字入力も手書きの「mazec3」を導入してみた。
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mazec3は直感的な操作で文字入力ができる


文字認識は、SC-01F付属の手書き入力よりも良く、快適に入力ができる。ただし、急いで線を引くと線が途切れるのが残念な点。癖のある文字は字形登録しておくことで認識率があがる。快適に利用するためには積極的に登録しておくと良いだろう。

快適にペン操作ができるようになったがペン自体があまり良く感じないので、付属のペン同様に極細のペン先が特徴のエレコム製「P-TPLFBK」を購入してみた。ちなみにパッケージの対応機種にはSH-08Eは乗っていなかったのだが、量販店の展示品で動作を確認してからの購入だ。
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エレコムのP-TPLFBK


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付属のスタイラスと比較


画面に当たるコツコツという音がするが、このペンによってメモ帳感覚での操作・手書き入力が快適に行えるようになった。SH-08Eユーザーにはオススメしたいところだが、液晶保護フィルムを貼ったままでも操作可能を売りとする「P-PATPLBK」の方が良いかもしれない。こちらの製品は購入してから気付いたのだった。


◯ホームを入れ替えて快適に使う
SH-08Eにプリインストールされているホームアプリはシャープ製およびNTTドコモ製ともに癖がありすぎるので、久しぶりにホームを「Apex Launcher」(以下、Apex)に入れ替えてみた。Apexは操作系はAndroid準拠に近いがカスタマイズが簡単なのでオススメだ。

カスタマイズした箇所は動作の部分で、スワイプアップでアプリドロワー表示、スワイプダウンで設定、ホーム画面ダブルタップで「Screen Off and Lock」アプリを呼び出して画面オフにしてみた。標準機能のスワイプで画面オン、そしてApexのダブルタップで画面オフで使い勝手が向上した。
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ホーム、ドック、ドロワーのアイコンの表示数を調整できる


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動作もカスタマイズできる



◯ディスプレイの見え方を調整?!
前回、TV視聴用に画面モードを標準にしたことで彩度とコントラストが上がって暑苦しく感じていたので、これを逆手にとってノングレアの液晶保護フィルムを貼ってコントラストが下げられないか試してみた。

購入したのはASDECの「ノングレア液晶保護フィルム3」。特に解像感が失われることなく黒い部分への写り込みがなくなり、液晶の表示が見やすくなった。ノングレアによるコントラストの低下は思ったよりも少なく、ある意味期待外れだったがノングレアでも以外と実用的だったことが発見だ。

写り込みがなくなったことで、コミックス(漫画)などの電子書籍も紙のような質感となった。
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ノングレアの液晶保護シートで写り込みが抑えられた


ちなみに液晶保護シートを貼り付け後のP-TPLFBKのペン操作は基本的に問題はないが、mazec3で素早く書いた場合の取りこぼしがやはり多くなった。ペンに関してはちゃんと調べてから購入した方が良かった。

SH-08Eは、タブレットと言うよりスマートフォンに近い取り回しの良さがあり、手軽で便利だ。音声契約付きのXi対応SIMカードなら電話としても利用できる点も面白い。ややヘッドフォン出力は弱いもののWolfsonの音声処理LSIを搭載し、BluetoothではaptXに対応するなどオーディオプレイヤーとしても十分役立つ。
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普通に通話が可能な点も便利


記事執筆:mi2_303


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