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マレーシアの移動体通信事業者「Maxis」が提供するプリペイド向けサービス「HOTLINK」にて、2014年1月よりLTEが利用可能となったので、早速マレーシアを訪問してMaxisのLTEサービスを利用してきた(写真はクアラルンプールでMaxisのLTEを使っているところ)。
Maxisのプリペイド向けのLTEサービスの提供開始についてはサービス開始時に紹介した記事を参照して欲しい。
MaxisのSIMカード(音声通話対応)の料金はRM 8.80(約270円)で、別途トップアップ用のカードを購入の上、インターネットプランへの登録を行う。
Maxisの4G LTE対応のSIMカードは店舗で直接購入することができず、一度プリペイドSIMを購入したあと、Maxis Cntreなどの店頭で、4G LTE対応のSIMへ交換を行う必要がある。
交換に係る手数料はRM 30またはRM 68のインターネット接続プランに加入している場合は無料。但し、こちらのお店では「(SIM交換をしなくても)自動的にLTEが利用可能になる」と誤った説明を受けることがあるなど、全体的にオペレーションが徹底されていない印象なので、“確実にLTEを利用したい”という人は、SIMカードの交換が必要になることなどを理解した上で手続を進めた方がベターだ。なお、Maxisのプレスリリースが確認できる状態で進めると、スタッフも間違えないかもしれない。
改めて整理すると、HOTLINK向けの4G LTEサービスの提供開始のリリースに書いてある通り。
1)プリペイドSIMで4G LTEを利用するためには、Maxisのお店でSIMカードの交換が必要になる
2)RM 30(1GB)またはRM 68(3GB)の「Monthly Internet Plan」への登録が必要(これに登録されていない場合はSIMカード交換の手数料としてRM 25が請求されるとのこと)
というのが、本来のオペレーションになる。
LTE対応SIMへの交換は、Maxisのお店でSIMカードの交換の申請書類を記入する必要があり、申請書に記入すると、「LTE対応のSIM」を改めて受け取ることができる。
今回は、最初にSIMカードを購入したLCCTのMaxisのお店で受けた「SIMカード交換をしなくても、エリア内では自動的にLTE接続が可能」というのが実際には確認できなかった(中心部でもLTEに繋がらなかった)ため、「あれ?おかしいなぁ。」と思って、KLセントラルにあるMaxisのお店でLTE接続できない理由を質問したところ、「SIMカードを交換する必要がある。」ということが発覚し、その場でLTE対応のSIMへ交換を行い、交換後のSIMカードで無事にLTE接続が確認できた。
LTE対応のSIMカードに交換申込を行うと、古いSIMカードが利用できなくなった後、LTE対応のSIMカードが利用可能に切り替わりが行われる。この間にかかる時間は約10分程度だった。
SIMカードの交換後も、電話番号は変わらない。また、交換前に申込していたインターネット接続用のプランも引き続き利用可能となる点は安心。
Maxisのインターネット接続用プランの料金は以下の通り。
1)1週間定額:100MB RM 7
2)1ヶ月定額:350MB RM 20
3)1ヶ月定額:1GB RM 30
4)1ヶ月定額:3GB RM68
※3)および4)のプランについては、2014年2月末までの間の申込で、通信量が+50%されるキャンペーンが行われている。
ようやく入手できたMaxisの「LTE対応」のSIMカードで4G LTE接続の表示が確認できたときはかなり嬉しかった。
今回Maxisの4G LTEへの接続を確認した端末は、iPhone 5s(SIMフリー)、GALAXY Note 3(SIMフリー版、型番:N9005)、Xperia Z Ultra(SIMフリー版、型番:C6603)、モバイルWi-Fiルーター「E5776-s32」の4台。すべての機種でAPN設定を行うことなく、自動的にLTEへの接続が可能になった。
GALAXY Note 3(N9005)に自動設定されたAPNの内容は以下となる。手動で設定が必要な場合はご参考まで。
◯MaxisのAPN設定内容
APN:unet
ユーザ名:maxis
パスワード:wap

通信速度は最大で下り37.86Mbpsを記録
通信速度は電波状態によりけりで、建物の中では4G LTEが圏外になることも多かったけれど、屋内の通信環境の良い状態では通信速度が下りで20Mbpsを超えることもあり、電波状態が良ければそれなりに快適だ。
ただし、マレーシアのMaxisについては通信速度が3Gでもそれなりに快適(少なくともフィリピンで体感しているような「使う気にならない」速度ではないように思う)なので、「4G LTEにネットワーク固定して使う」必要性は薄く、通常の利用であれば4G&3Gに自動接続する設定の方がベターかなと思う。
屋外のエリアについても、クアラルンプール市内からLCCTの間でもLTEが圏外になることもあるので、まだまだエリアにも穴があるような印象を受けた。
LTEのSIMカードは、交換手続きが必要だったり、1ヶ月間有効のインターネットプランに登録しないと手数料が発生するなど、短期間の旅行者に向いているとは言い難いのは残念だけれど、そのあたりは今後のサービス改善に期待したいところだ。
記事執筆:shimajiro@mobiler
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■マレーシア MaxisのプリペイドSIMでLTEサービスを使用!SIMカードの交換手続に注意/通信速度は下り35Mbps超えも | shimajiro@mobiler
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