来年にVAIOスマホが登場か!? |
日本経済新聞は25日、ソニーのパソコン部門が独立したVAIO(バイオ)が来年1月にスマートフォン(スマホ)事業に参入すると報じています。仮想移動体通信事業者(MVNO)の日本通信と提携し、同社と共同開発した製品を提供するとのこと。
共同開発する製品は両社が企画・開発し、製造はEMSが行い、OSにAndroidを採用し、男性が持ちやすい5インチ前後のディスプレイを搭載した機種になる見通しとのこと。
MVNOによる携帯電話サービスとセットで、料金・価格も大手携帯電話会社よりも割安になるとしています。
VAIOは今年7月にソニーのパソコン部門が独自し、投資ファンドの日本産業パートナーズの出資を受けて設立された会社です。会社名はソニーのパソコン部門が販売していた「VAIO」シリーズをそのまま利用し、ソニーのパソコンを製造していた長野県中部の安曇野工場(長野テクノロジーサイト)を本社としています。
現在でもソニーが5%出資しているものの、サポートなどで提携することを目的としており、基本的に新しく開発する製品は完全に独立しているといっていい企業です。
そんなVAIOがソニーの他部門との関係がなくなり、事業分野の制限がなくなったことから日本通信と組んで、2015年1月にも成長が見込めるスマホ事業に参入するとのこと。
価格は今後詰めるとしながらも、通信費を含む2年間の平均利用料金が16〜20万円(月額6,667〜8,333円)となるミドルレンジの製品となるということで、格安スマホを7〜8万円としていることから価格帯的にはミドルレンジというよりもハイエンドに近い、もしくは、月当たりのデータ通信量が多めの料金プランが設定されているように思われます。
販路も日本通信が持つ家電量販店やオンラインショップなどを利用し、個人および法人向けに売り込むということです。記事には「デザイン性に優れた割安なスマホを発売すれば後発でも需要を取り込めると判断した」ともあり、VAIOの開発陣がどういったデザインの製品を投入してくるのか期待したいところです。
記事執筆:memn0ck
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・独立「VAIO」、ソニーと競う 15年1月にもスマホ参入 :日本経済新聞
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