ハート型からストレート型に変形するケータイが登場 |
既報通りワイモバイルおよびウィルコム沖縄は21日、ハート型の音声通話に対応したエイビット製PHSケータイ「Heart 401AB」(以下、401AB)を発表した。
401ABの特徴はハートの待ち受け状態からストレート型に変形する"ギミック"だ。また過去に超小型音声機種「ストラップフォン」シリーズを開発してきたエイビットが「カワイイ」を思われるサイズを模索したとのことだ。
主にすでにスマートフォン(スマホ)を利用している人に向けてスマホの画面を見ながら通話をするなど、2台目利用を想定しているという401ABについて、今回、同日に行われた報道関係者向け発表会には開発中の実機展示が行われていたので、写真と動画で紹介していく。
エイビット製の401ABの紹介の前に、イエデンワを含むこれまでのエイビット製端末の紹介も行われた。
401ABの開発において注力したポイントの1つが屋内・屋外でイメージが変わるパール仕上げだ。401ABはブラックのベースボディーに透明のレッドおよびブラックのケースを付けた形状となっており、この透明パーツ部分のパールの絶妙な含有量が美しく見えるポイントなのだという。
もう1つのポイントはハート型デザインの「サイズ」。ハートが大きすぎると可愛く見えず、小さすぎると電話としての操作、通話に不満が出るとのことで、サイズにはかなり苦労があったようだった。
機能的には通話を中心としたシンプルなケータイだが、ハート型というこれまでにない「攻めた」製品を作れるのがY!mobileの強みだと登壇したワイモバイルプロダクト&コンテンツ本部商品企画一部長の石川俊司氏は明かした。
こうして世に出る401ABは「すべての女性を笑顔にしたいCuteな小悪魔」を商品テーマに、広告展開をしていくという。
カラーはパールレッドとパールブラックの2色。通話し放題プランが使えるストレート型として使うなら男性にもオススメできる。
ハート型の待受状態では時計などの確認操作が可能だ。ハートをひねってストレート型にすると液晶ディスプレイの下側がタッチパネルとなっており、スワイプやタップでPHSの機能を操作する。
着信があると着信音とともに液晶ディスプレイに電話番号や相手の名前が表示される。液晶ディスプレイは0.9インチ128×36ドット。
ハートをひねってストレート型にすると通話可能となる。サイズはハート型時で約68×68×26mm、ストレート型時で約43×93×26mm、質量は約54gと非常に軽量だ。
実際に通話するとこのようなサイズ感だ。ハート型に戻すと終話となる。変形ギミックに意味をもたせている。
【Heart 401ABで実際に通話している様子】
動画リンク:http://youtu.be/3t-ESVuBQHA
赤いクリアパーツ(ブラックは黒いクリアパーツ)に細かいパールがちりばめられているため、液晶ディスプレイの表示はやや曇って見えるが、これが暗い場所では返って雰囲気を醸し出すようになっている。
丁度親指のあたりがタッチパネルとなっている。開発機ではややセンシティブでチューニングが必要な印象だった。また、電話帳の登録はスマホから401ABに簡単に転送できるアプリが用意される。なお、電話帳は100件(1件あたり1電話番号)までとなっている。
90度ひねった状態で内側に見えるこの丸い「ポッチ」が電源ボタンだ。
ハート型の真ん中にストラップホールが来るようにデザインされている。
発表会会場にはエイビットのプロダクト展示も行われていた。昨年開催されたY!mobile新製品発表会にも登場したエイビット製基板型PHSデータ通信端末「PHSシールド」なども。
401ABもコンパクトだが、やはりフリスクサイズの「ストラップフォン」はもっと小さい!
基本機能はほぼ通話のみで、EメールやSMSなどにも非対応という割り切った内容ということで、仮想移動体通信事業者(MVNO)による格安SIMなどが登場し、データ通信のみで契約したスマホと、通話専用の機種を持つという使い方ならコストも抑え、うまく使いまわせるのではないかと思われる。
記事執筆:mi2_303
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