Galaxy S6 edgeとGalaxy S6のカメラはSony製とSamsung製がある!? |
日本でも先月23日にNTTドコモおよびau by KDDIから発売されたサムスン電子(以下、Samsung)製最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)の「Galaxy S6 edge」および「Galaxy S6」。
すでに紹介したようにホームキーを2回連続で押す(ダブルクリックする)と瞬時に起動する快適な動作と、オートでもかなり綺麗に撮れる画質で"カメラスマホ"としてもかなり上々な仕上がりとなっています。
そんなGalaxy S6 edgeとGalaxy S6ですが、実はリアカメラには個体によってSamsung製とSony製のセンサーが混ざって搭載されていることが明らかになっています。
最近では生産量の問題からiPhoneなどもディスプレイなどの部品を実際には複数のメーカーから仕入れており、個体によって見え方の色味が違うといったことも指摘されていますが、今回のGalaxy S6 edgeとGalaxy S6ではリアカメラのセンサーでそうした違いがあるとのことです。
そこで、今回は実際にGalaxy S6 edgeとGalaxy S6のリアカメラセンサーがどちらが製造したものなのかを確認する方法と双方のセンサーで撮影された作例について紹介したいと思います。
確認方法は電話アプリにて「*#34971539#」とダイヤルすると表示される「CameraFirmware Standard」から「ISP VER CHECK」を選択するだけです。
筆者が購入したau向け「Galaxy S6 edge SCV31」では「Rear Camera(リアカメラ)」の「ISP Ver」は「SONY_IMX240_FIMC_IS」と表示されたので、Sony製「Exmor RS for mobile」の「IMX240」であることがわかります。もう2台手元にあるNTTドコモ向け「Galaxy S6 edge SC-04G」と「Galaxy S6 SC-05G」もSony製だったので、もしかしたら日本向けはSony製が多いのかもしれません。関係ないですけど、通信チップもQualcomm製だったりしますし……。
なお、Sony製のIMX240は1/2.6インチの約1600万画素積層型CMOS(最大5312×2988ドット)で、セルサイズは1.2μm×1.2μm、サブピクセルレイアウトはRGBです。
一方、Samsung製のセンサーだった場合にはISP Verは「SLSI_S5K2P2_FIMC_IS」と表示され、Samsungの「S5K2P2」となります。スペック的にはほぼ同じ1/2.6インチの約1600万画素裏面照射型CMOSで、セルサイズは1.1μm×1.1μmとのこと。
Samsungではすでに複数のメーカーからリアカメラのモジュールを調達していることを認めているものの、いずれも厳しい性能基準を満たしており、どの個体でも満足できる性能になっているとアピールしています。
一方、この件について詳しく伝えているSamMobileではセンサーの違いによって色合いなどが異なっているとして「Here’s the difference between Samsung and Sony camera sensors on the Galaxy S6 and S6 edge - SamMobile」にてそれぞれ同条件で撮影した作例を掲載しています。
若干の違いはあるかなと思われますが、それにしてもソニーのスマホなど向けカメラ用センサーモジュールはiPhoneをはじめとして、中国メーカーのハイエンドモデル、さらには一部とはいえ、Galaxy S6 edgeおよびGalaxy S6にも搭載されているということで、ハイエンドモデルのシェア率はかなり高そうですね。業績が好調なわけです(;´Д`)
記事執筆:memn0ck
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