au向け最新フラッグシップスマホ「Xperia Z4 SOV31」が発表! |
KDDIおよび沖縄セルラーは14日、今夏以降に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「au発表会 2015 Summer」を開催し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)トリルミナスディスプレイ for mobileや64bit対応オクタコアCPU、3GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)採用のスマートフォン「Xperia Z4 SOV31」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。2015年6月中旬に発売開始予定。
Xperia Z4 SOV31は今年4月に主に日本市場向けとして発表された「Xperia Z4」、そして昨日、NTTドコモから発表された「Xperia Z4 SO-03G」のau版で、昨年の秋冬モデル「Xperia Z3 SOL26」の後継機種です。
新たに64bit対応オクタコアCPUやキャリアアグリゲーション(CA)による下り最大225Mbps、Android 5.0 Lollipopなどの最新技術が取り入れられているほか、国内向けサービスのワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)などの日本市場に合った機能に対応し、au向けのXperiaシリーズとしてははじめて高音質通話サービス「VoLTE」に対応しました。これにより、国内では3G(CDMA)には非対応となっています。
Xperia Z4 SOV31はXperia Z3と同じく約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS方式TFT液晶を搭載したAndroidスマホです。グローバル版やNTTドコモ版との外観の違いは以下のようなロゴの違いとなります。
Xperia Z4 | au版 | NTTドコモ版 | グローバル版 |
型番 | SOV31 | SO-03G | E6553 |
正面上部 | SONY | SONY | SONY |
背面中央 | Xperia | docomo | SONY |
背面下部 | au SOV31 | Xperia | Xperia |
背面右上 | ― | SO-03G | ― |
大きさが約146×72×6.9mm、質量が約144gと若干幅が狭く、薄く、軽くなっていて、6mm台になってiPhone 6と同じ薄さになりました。これにより、若干の違いですが、ソニーモバイルではより持ちやすくなっているとのこと。
機種 | Xperia Z4 | Xperia Z3 | iPhone 6 | iPhone 6 Plus |
サイズ | 約146×72×6.9mm | 146×72.4×7.3mm | 138.1×67.0×6.9mm | 158.1×77.8×7.1mm |
質量 | 約144g | 約152g | 約129g | 約172g |
背面のガラスパネルはこれまでカメラモジュール・レンズの部分に穴が開いており、レンズがむき出しになっていましたが、カメラの薄型化によってカメラモジュール・レンズは背面のガラスパネルの中になり、よりフラットになっています。
ただし、これにより、カメラの下にあるLEDフラッシュの部分に穴が開いています。これはどちらかに穴を開けないと、今回の構造では撮影した写真のバランスが悪くなってしまうためとのこと。
また、Xperia Z3では背面がフラット過ぎて平らな机などに置いておくと、気づくと落ちてしまうといったことがあったため、Xperia Z4では背面パネルと側面フレームの角にエッジが付いており、触ってみると抵抗がかかるのがわかり、横滑りしにくいようになっています。
機能的には国内においてニーズの高いおサイフケータイ(FelicaおよびNFC)やワンセグ、そして、フルセグに対応しており、ワンセグ・フルセグの視聴時にはイヤホンマイク端子に同梱の外付けアンテナを装着することで視聴可能になっています。一方、Xperia Z3 SOL26から非対応となった赤外線にはXperia Z4 SOV31も対応していません。
また、防水・防塵仕様も引き続き対応しており、防水がIPX5およびIPX8準拠、防塵もXperia Z3で強化されたより高い性能のIP6X準拠となっており、水深1.5mまでの利用が可能です。
イヤホンマイク端子に続き、microUSB端子もカバーのないキャップレス防水を採用し、代わりに「Xperia Z」シリーズで採用していた充電用のマグネット式端子が廃止されました。
さらに、microSDカードスロットとnanoSIMカード(4FF)スロットを1つのカバー内にまとめ、microUSB端子もキャップレスになったことで、カバーのある部分が1つになり、よりシンプルでどこから見ても美しいデザインになっています。
チップセットはQualcomm製「MSM8994(Snapdragon 810)」に強化され、64bitに対応したオクタコアCPU(2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)となり、パフォーマンスはXperia Z3の約2倍に、カメラやアプリの起動が速く、文字入力の反応や動作もより快適になっています。
チップセットの変更によって、LTE UE Category 6にも対応し、キャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大225Mbpsでデータ通信が利用可能。なお、SIMカードスロットがiPhone 5などと同じnanoSIMカードスロット(4FF)を採用。
内蔵メモリー(RAM)は3GB、内蔵ストレージは32GB、外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応し、バッテリーは容量が2930mAhとXperia Z3の3100mAhから小さくなっていますが、チップセットの省電力化などによって動作時間は長くなっています。充電は急速充電2に対応し、卓上ホルダー(別売「S025」)での急速充電2にも対応しています。
他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCP・DTCP+にも対応しています。Wi-FiもMIMOによって最大867Mbpsに高速化し、5GHz帯は屋外での利用にも対応しています。
カメラ機能はXperia Z3と同じスペックで充実しており、新しくテーマに合わせてカスタマイズできる「スタイルポートレート」や顔の合成ができる「ARマスク」などの機能がいくつか追加されています。機能をおさらいしておくと、サイバーショットで培ったソニーの技術が惜しげもなく詰め込まれており、暗いところでも明るい撮影が可能なF2.0でより広角まで撮影できる25mmになった「Gレンズ」、高精細撮影ができる画像処理エンジン「BIONS for mobile」、さらにスマホ最大級の1/2.3型2070万画素イメージセンサー「Exmor RS for mobile」と、すべてソニー製のXperia最高スペックのパーツを搭載しており、ISO12800による高感度撮影やハンディカムの技術を用いた「電子式手ブレ補正」で縦横方向だけでなく、回転方向のブレも補正し、美しい動画を撮影することも可能です。
一方、フロントカメラは新しく自分撮り(セルフィー)の人気に合わせてよりワイドに撮影できる広角25mmレンズを搭載した約510万画素イメージセンサーとなっており、撮影者が手を伸ばしただけで3〜4人程度のグループショットが可能になっているほか、フロントカメラでもプレミアムおまかせオートが利用できるようになったり、セルフタイマーの選択肢(0.5、2、10秒)が増えたりしています。
マルチメディア機能では新たにスマホでは初のBluetoothを拡張してより高音質で音楽再生できる「LDAC」やハイレゾ相当で再生できる「DSEE HX」、高音質に再生できる「ClearAudio+」、ノイズキャンセリング機能などに対応したほか、低品質のヘッドホンでも音を自動的に最適化することでより高い音質で聴くことができる機能などに対応しています。
また、フロントステレオスピーカーを搭載した「S-Forceフロントサラウンド」に対応したことでヘッドホンを使わなくても立体的で臨場感のある音楽を楽しめるとのこと。
さらに、ゲームにおいてXperia Z3の画面で「PS4」の臨場感あふれるゲーム体験を楽しめる「PS4リモートプレイ機能」に新たに対応し、専用のPS4コントローラー用アタッチメントも販売されます。
OSは新たにAndroid 5.0.2 Lollipopを採用し、Xperiaのエッセンスを加えたマテリアルデザインに統一。馴染みやすい心地よいユーザーインターフェース(UI)を心がけて開発されており、読みやすさを追求した新しい書体を採用しています。
◯主な仕様
基本スペック | |
---|---|
商品名 | Xperia Z4 SOV31 |
OS | Android 5.0 |
メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレイ | 約5.2インチ/トリルミナス ディスプレイfor Mobile |
カメラ | メインカメラ:約2070万画素 サブカメラ:約510万画素 |
重量 | 約144g |
電池容量 | 2930mAh |
サイズ | 約72(W)x146(H)x6.9(D) mm |
メモリー | 約32GB(ROM) 約3GB(RAM) |
連続通話/待受時間 | 通話時間:約1280分(VoLTE) 待受時間:約460時間(LTE/WiMAX 2+) |
カラー | ホワイト、ブラック、カッパー、アクアグリーン |
外部メモリー | microSDXC(最大128GBまで) |
対応サービス・機能 | |||||
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4G LTE 受信最大225Mbps キャリアアグリゲーション対応 | ◯ | ||||
WiMAX 2+ 受信最大220Mbbps キャリアアグリゲーション対応 | ◯ | ||||
VoLTE | ◯ | ||||
シンクコール | ◯ | ||||
ボイスパーティ | ◯ | ||||
Eメール(@ezweb.ne.jp) | ◯ | ||||
SMS | ◯ | ||||
フルセグ | ◯ | ||||
ワンセグ | ◯ | ||||
Wi-Fi テザリング (最大接続数 10台) | ◯ | ||||
グローバルパスポート (LTE/GSM/UMTS) | ◯ | ||||
Bluetooth(ver.4.1) | ◯ | ||||
Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac) | ◯ | ||||
緊急速報メール | ◯ | ||||
おサイフケータイ | ◯ | ||||
NFC(情報取得/リンク) | ◯ | ||||
赤外線 | - | ||||
防水 | ◯ | ||||
防塵 | ◯ | ||||
耐衝撃 | - |
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要です。
記事執筆:memn0ck
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・Xperia (TM) Z4 (エクスぺリア ゼットフォー) | 2015年 | KDDI株式会社
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