iELECTRIBEの音作りを紹介!

前回紹介したように、これまでiPad向けの音楽制作アプリを数多く手がけてきたコルグがiPhone用の本格的なリズムマシン「KORG iELECTRIBE for iPhone」(以下、iELECTRIBE)を発売した。価格は2,400円だが2015年9月30日までは半額の1,200円で購入可能だ。

iELECTRIBEは、1999年発売のリズムマシン「ELECTRIBE-R ER-1」(1999年発売)をiPhoneで再現したもので、その特徴は音作りの自由さとリアルタイムコントロール性だ。今回はこのiELECTRIBEの"変態"サウンドが作れる音作りの面白さと、実際のサウンドを動画で紹介していく。


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デフォルトのキックサウンド

iELECTRIBEは4つのシンセパートでキック(バスドラム)やスネアなどを作っていくわけだが、音作り自体はそれに特化しているわけではなく強烈なサウンドを作り出すことができる。

特徴的なのが「モジュレーション」パートでキックなどに使う1周期で終わるモジュレーションの他に、なんと5種類のモジュレーションが用意されている。

一般的にモジュレーションはピッチ(音程)をゆらすビブラートや音量を変えるトレモロなどに使われるため、変化の幅はそれほど大きくはないのだが、iELECTRIBEのモジュレーターは違う。

まるでリングモジュレーションが掛かったかのような金属音を発する高速なモジュレーションが可能だ。これでリズムに使える様々な、いや奇想天外なサウンドを産み出すことができる。

また、オシレーターの矩形波やノコギリ波などを利用してベースサウンドの打ち込みをすることもできる。


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モジュレーションの例として三角波を利用したオールドゲーム「パックマン」のサウンドも簡単に作り出すことができる。


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さらに、オシレーターを三角波にするとあまり聞きたくはないが緊急地震速報のような音を作ることもできる。このようにアイディア次第で様々なサウンドを作り出し、それらをリズムに合わせて発音できるというところにiELECTRIBEの面白さがある。


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さて、リズムの打ち込みをしてもっと"ノリ"を出すにはどうすれば良いだろうか?iELECTRIBEには「ACCENT」ボタンがあり、アクセントを設定したいパートを選び、16ステップのボタンから強調したいノートを点灯させる。

次に右上の「LEVEL」つまみで強弱のメリハリを調整するとノリが生まれる。


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さらに「MENU」ボタンをタップして歯車のアイコンをタップし、「Swing」スライダーで"ハネ"を調整する。これで打ち込んだリズムのグルーヴ感が良くなった。

最後に実際の音作りを動画で紹介する。また、そのままリハーサルなしのノープランでパターンを作ってみている。オートメーションなども使っているので、iELECTRIBEでどんなことができるのかをチェックしてみて欲しい。


動画リンク:https://youtu.be/12u64UcmCCk


記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:KORG iELECTRIBE
価格:¥2,400
カテゴリ:ミュージック
開発者:KORG INC.
バージョン:1.6.3
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id363714043?mt=8

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