iOS 9は対応アプリを画面分割で同時起動可能だ

Appleが日本時間の今月17日に配信開始したiOSの最新バージョン「iOS 9」には、9.7インチのタブレット「iPad Air 2」および7.9インチの最新モデル「iPad mini 4」で使える「マルチタスク」機能がある。

マルチタスク機能は画面右端からスワイプ操作することで、対応アプリを呼び出す機能で、2つのアプリが同じ画面上で使えるというものだ。以前、iOS 9のβ版上でこのマルチタスクについて紹介したが、正式版となる最新バージョンでは対応アプリが増えてより使える機能へと進化している。そこで、今回はiOS 9の正式版におけるマルチタスク機能を再度じっくりと紹介していく。

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β版はでは内蔵された一部のアプリのみ画面分割表示が可能で残念な印象だったマルチタスクだったが、いざ蓋を開けてみればマイクロソフトの「Word」や「Excel」などオフィス系アプリや有料動画サービスの「Hulu」、SNSサービスの「Twitter」などが対応する新しい流れを感じる機能に進化していた。

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これにより、WordとExcelを画面分割して同時起動することも可能だ。一方でアップルのオフィス系アプリの「Pages」や「Numbers」といったアプリはマルチタスクに対応していない。

使い勝手という面ではWordやExcelに写真や画像を挿入する際に、「写真」アプリをマルチタスクで立ち上げてプレビュー後にコピーするという操作が1画面で行えるのは便利に感じた。

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そして、Huluを観ながらTwitterでツイートすることも簡単に行えるようになった。

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ただし、横画面でキーボードを表示させると画面の半分以上が見えなくなってしまうので縦画面での使用がオススメだ。

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マルチタスク機能には「ビデオ」やHuluをスモールスクリーン表示する機能があるので、Twitterやブラウザをメインにしてスモールスクリーン表示された動画を「ながら観」することも可能だ。さらに動画を観ながらゲームや、マルチタスクでふたつのアプリを立ち上げることもできる。

とはいえ、分割画面を使うシーンが果たしてあるのか!?と慣れるまではなかなか発想が浮かばない。そこでマルチタスクで後から立ち上がるアプリは閉じてアイコン化するまでは常にそのアプリが起動するので、いつでも呼び出せるショートカット的に使うのも良いのではないだろうか?

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分割表示非対応のアプリでもすぐにTwitterのチェックなどができる

他のことをしている際に、マルチタスクでTwitterを呼び出してタイムラインをチェックして元の画面に戻るといった使い方が便利だと感じた。この使い方ならマルチタスクの画面分割表示に対応していないアプリでも、簡易マルチタスクでTwitterやメールのチェックが行える。なお、簡易マルチタスクによる画面分割表示はiPad Air 2やiPad mini 4以外のiOS 9を搭載したiPadシリーズでも可能だ。是非、活用してみて欲しい。

記事執筆:mi2_303


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