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KDDIおよび沖縄セルラーが発売した製品は2015年4月23日から販売されているau向け「Galaxy S6 edge SCV31」を含む「2015年夏モデル」以降として発売されたスマートフォン(スマホ)やタブレットのSIMロック解除が順次可能となる。
auではSIMロック解除対応機種であれば購入180日後にSIMロックが解除可能となる。そのため、例えば、発売日が最も早いGalaxy S6 edge SCV31なら発売日に購入した場合には本日10月20日よりSIMロック解除が可能になるというわけだ。
その他の機種も発売日から180日後から順次、SIMロックが可能となる。今回はauのSIMロック解除についてメリットと注意点をまとめてみた。
まず、auのSIMロック解除対応製品のうちの2015年夏モデルについて発売日およびSIMロック解除が可能となる180日後の日付は以下のようになる。
・KDDIの2015年夏モデルの発売日&発売日から180日後の日付
ただし、SIMロック解除は「発売日」から一律で180日経過後ではなく、あくまで「製品を購入した日から180日経過後」に可能となっているため、すべてのGalaxy S6 edge SCV31が10月20日より一斉にSIMロック解除可能となるわけではない。
auのSIMロック解除はNTTドコモやソフトバンクを含めた大手携帯電話会社の中では唯一、au(KDDIおよび沖縄セルラー)から製品を購入した場合以外でもSIMロック解除が可能となっている。
つまり、これは端的に言えば、中古店やインターネットのオークションなどで購入した製品についてもGalaxy S6 edge SCV31以降に発売された機種であれば、購入から180日以降であればSIMロック解除が可能であるということを意味する。
ただし、中古店などで入してSIMロックを解除する場合には「何月何日になったらSIMロック解除ロック解除が可能になるのか」を事前に知る必要がある。そこで、auのSIMロック解除可否判定については公式Webサイト「SIMロック解除の可否判定 | auお客さまサポート」上で端末製造番号を入力することで確認することができるようになっている。
auから購入した場合でも180日後がいつかを明確に知るのはなかなか難しいので、auの製品でSIMロックを解除することを考えている場合は公式Webサイトでの可否判定を参考にすることをオススメする。
例えば、上記の画像の例(Galaxy S6 edge SCV31)では、SIMロック解除が2015年10月25日より可能となるため、逆算するとauから(最初の)購入者への商品販売が4月28日に行われたことがわかる。なお、auからではなく中古屋などから白ロムとして購入した製品のSIMロック解除はauショップ店頭または電話にて行う必要があり、手数料3,000円(税別)がかかる。
auではSIMロック解除に関するガイドラインの改定前はSIMロック解除対応機種を一切販売していなかったので、Galaxy S6 edge SCV31はauから発売される初めての(公式に対応した)SIMロック解除対応機種となる。
なお、NTTドコモは従来よりiPhoneやiPadなど以外はSIMロック解除に対応しており、NTTドコモ以外のキャリアは少なくとも数機種、SIMロック解除対応(または購入時からSIMフリー機種)を販売した実績がある。
auから販売された機種をSIMロック解除して使うメリットとしては、海外渡航時に現地の通信事業者のプリペイドSIMなどを挿して通信費を安価にすることができるほかに、国内の格安SIMなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービスのSIMカードを利用することができるようになる。
例えば、ケイ・オプティコムが提供する「mineo」では、2015年11月19日よりVoLTE対応のSIMカードを提供することを発表している。ただし、NTTドコモとそのMVNOのSIMカードに互換性があるのと同じように、mineoのVoLTE対応SIMカードを使えば、auのVoLTE対応機種をそのまま利用することができるものだと想像していたけれど、mineoのVoLTE対応SIMカードは回線を提供するauのVoLTE対応SIMとは異なっているため、auのVoLTE対応機種をmineoのVoLTE対応SIMカードで使う場合はSIMロック解除が必要となることが明らかにされた。
auのVoLTE対応機種をmineoのVoLTE対応SIMカードで使うために、VoLTE対応機種のSIMロック解除が必要になるのは、NTTドコモとそのMVNOでは不要であることを考えれば少々残念な点だが、国内のMVNOに限らず、海外渡航時に好きな通信事業者で使うためにSIMロック解除が可能となるのは、auがSIMロック解除に対応する機種を一切発売していなかった状況に比べれば一歩前進したとは言える。
加えて、Galaxy S6 edge SCV31のようなau VoLTE対応機種はCDMAには対応していない一方で、NTTドコモやソフトバンクと同じ3GのW-CDMA方式に対応しているといったこともあり、SIMロックを解除すればNTTドコモ回線のMVNOやSoftBank、Y!mobileでも利用可能で、auでは国内の他の携帯電話会社が提供する回線の対応周波数帯に対応しているどうかを「SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧 | auお客さまサポート」にて提示している。
Galaxy S6 edge SCV31であれば4G(LTE方式)では700MHz帯(Band 28)および800MHz帯(Band 18および26)、1.7GHz帯(Band 3)、2GHz帯(Band 1)、3G(W-CDMA方式)では2GHz帯(Band 1)に対応しているため、NTTドコモ回線であればLTEのBand 1および3、28、W-CDMAであればBand 1で利用できるものと思われる。NTTドコモが販売している製品やNTTドコモ回線を想定したSIMフリーモデルと比べると心もとないけれども、こういったことが可能になる点は大きなメリットとなっていくだろう。
そんなわけで、auから発売された機種を中古店や各種オークションなどで購入してからSIMロック解除を考えている場合は「SIMロック解除がいつから可能なのか」の確認を確実にしておくことをオススメしたい。なお、au以外のNTTドコモやソフトバンクでは両社から購入していない場合(白ロム購入)についてはSIMロックを解除することができないので、確認が必要となるのはauを中古で購入する場合のみとも言える。
■shimajiro@mobiler
■KDDI機種のSIMロック解除が可能に – SIMロック解除のメリットと注意点まとめ | shimajiro@mobiler
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
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・KDDIの2015年夏モデルの発売日&発売日から180日後の日付
機種名 | 発売日 | 発売日から180日後 |
Galaxy S6 edge SCV31 | 2015年4月23日 | 2015年10月20日 |
isai vivid LGV32 | 2015年5月29日 | 2015年11月25日 |
HTC J butterfly HTV31 | 2015年6月5日 | 2015年12月2日 |
AQUOS SERIE SHV32 | 2015年6月5日 | 2015年12月2日 |
Xperia Z4 SOV31 | 2015年6月11日 | 2015年12月8日 |
TORQUE G02 | 2015年7月16日 | 2016年1月12日 |
AQUOS K SHF32 | 2015年7月17日 | 2016年1月13日 |
URBANO V02 | 2015年7月18日 | 2016年1月14日 |
Xperia Z4 Tablet SOT31 | 2015年7月18日 | 2016年1月14日 |
Qua tab 01 | 2015年7月24日 | 2016年1月20日 |
ただし、SIMロック解除は「発売日」から一律で180日経過後ではなく、あくまで「製品を購入した日から180日経過後」に可能となっているため、すべてのGalaxy S6 edge SCV31が10月20日より一斉にSIMロック解除可能となるわけではない。
auのSIMロック解除はNTTドコモやソフトバンクを含めた大手携帯電話会社の中では唯一、au(KDDIおよび沖縄セルラー)から製品を購入した場合以外でもSIMロック解除が可能となっている。
つまり、これは端的に言えば、中古店やインターネットのオークションなどで購入した製品についてもGalaxy S6 edge SCV31以降に発売された機種であれば、購入から180日以降であればSIMロック解除が可能であるということを意味する。
ただし、中古店などで入してSIMロックを解除する場合には「何月何日になったらSIMロック解除ロック解除が可能になるのか」を事前に知る必要がある。そこで、auのSIMロック解除可否判定については公式Webサイト「SIMロック解除の可否判定 | auお客さまサポート」上で端末製造番号を入力することで確認することができるようになっている。
auから購入した場合でも180日後がいつかを明確に知るのはなかなか難しいので、auの製品でSIMロックを解除することを考えている場合は公式Webサイトでの可否判定を参考にすることをオススメする。
例えば、上記の画像の例(Galaxy S6 edge SCV31)では、SIMロック解除が2015年10月25日より可能となるため、逆算するとauから(最初の)購入者への商品販売が4月28日に行われたことがわかる。なお、auからではなく中古屋などから白ロムとして購入した製品のSIMロック解除はauショップ店頭または電話にて行う必要があり、手数料3,000円(税別)がかかる。
auではSIMロック解除に関するガイドラインの改定前はSIMロック解除対応機種を一切販売していなかったので、Galaxy S6 edge SCV31はauから発売される初めての(公式に対応した)SIMロック解除対応機種となる。
なお、NTTドコモは従来よりiPhoneやiPadなど以外はSIMロック解除に対応しており、NTTドコモ以外のキャリアは少なくとも数機種、SIMロック解除対応(または購入時からSIMフリー機種)を販売した実績がある。
auから販売された機種をSIMロック解除して使うメリットとしては、海外渡航時に現地の通信事業者のプリペイドSIMなどを挿して通信費を安価にすることができるほかに、国内の格安SIMなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービスのSIMカードを利用することができるようになる。
例えば、ケイ・オプティコムが提供する「mineo」では、2015年11月19日よりVoLTE対応のSIMカードを提供することを発表している。ただし、NTTドコモとそのMVNOのSIMカードに互換性があるのと同じように、mineoのVoLTE対応SIMカードを使えば、auのVoLTE対応機種をそのまま利用することができるものだと想像していたけれど、mineoのVoLTE対応SIMカードは回線を提供するauのVoLTE対応SIMとは異なっているため、auのVoLTE対応機種をmineoのVoLTE対応SIMカードで使う場合はSIMロック解除が必要となることが明らかにされた。
auのVoLTE対応機種をmineoのVoLTE対応SIMカードで使うために、VoLTE対応機種のSIMロック解除が必要になるのは、NTTドコモとそのMVNOでは不要であることを考えれば少々残念な点だが、国内のMVNOに限らず、海外渡航時に好きな通信事業者で使うためにSIMロック解除が可能となるのは、auがSIMロック解除に対応する機種を一切発売していなかった状況に比べれば一歩前進したとは言える。
加えて、Galaxy S6 edge SCV31のようなau VoLTE対応機種はCDMAには対応していない一方で、NTTドコモやソフトバンクと同じ3GのW-CDMA方式に対応しているといったこともあり、SIMロックを解除すればNTTドコモ回線のMVNOやSoftBank、Y!mobileでも利用可能で、auでは国内の他の携帯電話会社が提供する回線の対応周波数帯に対応しているどうかを「SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧 | auお客さまサポート」にて提示している。
Galaxy S6 edge SCV31であれば4G(LTE方式)では700MHz帯(Band 28)および800MHz帯(Band 18および26)、1.7GHz帯(Band 3)、2GHz帯(Band 1)、3G(W-CDMA方式)では2GHz帯(Band 1)に対応しているため、NTTドコモ回線であればLTEのBand 1および3、28、W-CDMAであればBand 1で利用できるものと思われる。NTTドコモが販売している製品やNTTドコモ回線を想定したSIMフリーモデルと比べると心もとないけれども、こういったことが可能になる点は大きなメリットとなっていくだろう。
そんなわけで、auから発売された機種を中古店や各種オークションなどで購入してからSIMロック解除を考えている場合は「SIMロック解除がいつから可能なのか」の確認を確実にしておくことをオススメしたい。なお、au以外のNTTドコモやソフトバンクでは両社から購入していない場合(白ロム購入)についてはSIMロックを解除することができないので、確認が必要となるのはauを中古で購入する場合のみとも言える。
記事執筆:shimajiro@mobiler
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