auが下り最大300MbpsのCAを山形県の一部で10月下旬より提供開始!

KDDIがau向け高速通信サービス「au 4G LTE」において下り最大300Mbpsを2015年10月下旬より山形県の一部エリアで提供開始することを明らかにしています。10月下旬に発売予定のスマートフォン(スマホ)「Xperia Z5 SOV32」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)が対応します。

これは700MHz(Band 28)および800MHz(Band 18)、2GHz(Band 1)の3つの周波数帯(電波)をキャリアアグリゲーション(CA)によって束ねた「3CC CA」によって実現します。

国内におけるLTE方式を利用した高速通信サービスでは、NTTドコモがいち早く下り最大300Mbpsを今年11月から提供することを発表し、対応機種として11月上旬発売予定のスマホ「AQUOS ZETA SH-01H」(シャープ製)および2016年3月発売予定のモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01H」(NEC製)が投入されます。

これに対し、非常に限定された一部エリアのみの提供となりますが、auが先立って10月下旬より下り最大300Mbpsを提供開始します。Xperia Z5 SOV32の製品ページには4G LTEにおける最大速度は下り最大225Mbpsとなっていますが、注釈で「注6)山形県の一部エリアにおいて、受信最大300Mbpsに対応しています。」と記載されています。

また、CAを紹介するページでは「3つの周波数を利用したキャリアアグリゲーションが一部エリアから開始予定」として、対応機種にXperia Z5 SOV32が挙げられています。700MHz帯の10MHz幅(最大75Mbps)と800MHz帯の10MHz幅(最大75Mbps)、2GHz帯の20MHz幅(最大150Mbps)で合計40MHz幅(最大300Mbps)となります。上りは最大50Mbpsのまま。

なお、NTTドコモの下り最大300Mbpsは800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、2GHz(Band 1)の3CC CAで全国の一部エリアで利用可能。

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
キャリアアグリゲーション | 4G LTE/WiMAX 2+ | au
スペック&サービス | Xperia Z5(エクスペリア ゼット ファイブ) SOV32 : スマートフォン(Android スマホ) | au