Mozillaがスマホ向け「Firefox OS」の開発を終了!

Mozillaがスマートフォン(スマホ)向けプラットフォーム「Firefox OS」の開発を終了したことを明らかにしています。アメリカのフロリダ州オーランドで開催中のイベント「Mozlando」において表明し、その後、Mozilla Japanも認めています。

Firefox OSはHTML5ベースのWebプラットフォームとして2011年7月に前身の「Boot to Gecko(B2G)」を経て、2013年に発表されて本格的な開発がスタートしました。

その後、日本ではちょうど1年前の昨年12月にauから「Fx0(型番:LGL25)」が発売されましたが、Fx0の発売から1年でひとまずスマホ向けのFirefox OSは開発が打ち切られます。

MozillaではFirefox OSの開発を終了するほか、携帯電話会社から提供されているFirefox OS搭載製品についても販売を終了するとしています。

Mozillaは今年3月にはスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2015(MWC 2015)」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、KDDIなどとともにFirefox OSを採用したフィーチャーフォンの操作性を実現したいわゆる"ガラホ"の開発も発表されていました。

日本でも開発者向けスマホ「Flame」が発売され、その後にFx0が発売されましたが、続く機種はなく、Fx0もWindows Phone IS12Tの二の舞といった印象となっていました。

なお、Firefox OS自体はスマホ向けではなくIoT向けとして開発が継続されるとのこと。Mozillaでは「最善のユーザー体験を提供することはできなかったため」と説明しています。



記事執筆:memn0ck


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