NTTドコモが1月いっぱいで実質0円を終了に!

NTTドコモは29日、都内にて「2016年3月期第3四半期決算説明会」を開催し、総務省の「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」を受けて昨年末に高市早苗総務大臣から要請に沿って今年2月から実質負担額が0円以下(いわゆる「実質0円」)になる販売を止める方針を明らかにしました。

説明会に登壇した同社代表取締役社長の加藤薫氏が示し、さらに新機種と型落ち(旧機種)のどちらも止めるのかという問いには「いろいろな選択があるが、まずは0円以下は慎もうと思っている」と明言は避けたものの、長期的には旧機種も0円以下になることは減らしていくとも取れることを示唆していました。

具体的には毎月の利用料から割り引く「月々サポート」を減額することや各種キャンペーンを終了することで対応すると見られ、また加えて、他社から乗り換え(MNP)でのキャッシュバックなども控えられるようになる模様。

すでに紹介しているようにMNP向けキャンペーン「のりかえボーナス」や「シェア15特割」、「ゼロから機種変キャンペーン」、「ありがとう10年スマホ割」、「おとりかえタブレット割」、「ドコモのXiルーター割」、「光★いっしょ割」が1月末で終了予定となっています。また、家族向けキャンペーン「家族まとめて割」も終了はしないものの、内容が改定される見込み。

ただし、同社では実際に販売を行っている販売代理店に支払っている販売奨励金については「そんなに変化しないと思っている」ともしており、販売店が独自にキャンペーンなどを実施して実質0円になるといったことはすぐにはなくならないと見られますが、総務省では店舗を見まわる案も出ているため、今後はそういったキャンペーンも減ってくるかもしれません。

なお、加藤氏はこれらの施策の影響について「販売台数がどうなるのかというのがある。少し減る傾向だと思われるが、できるだけ極小化したい」としており、消費者がスマートフォン(スマホ)などの製品を購入しやすい新たな施策などが出てくるかもしれません。

記事執筆:memn0ck


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