LINEアカウントメディアに新機能を追加!

LINE Corp.は17日、都内にてニュース事業記者説明会「LINE NEWS/LINEアカウントメディア プラットフォーム最新実績・今後の展開について」を開催し、ニュース事業における5つの新たな取り組みを発表した。

登壇した同社 上級執行役員 メディア担当の島村武志氏は、世代間のスマートフォン(スマホ)によるニュース利用の意識調査において、トップは「Yahoo!」で2位はLINEだが、スマホの利用率が高い10代においてはLINEの方が高いことを指摘。また、ニュース閲覧の方法は依然としてテレビやパソコンのニーズがあるものの、スマホやタブレットが最多であるのだという。

こうした多様化するメディアの中で、昨年12月1日からスタートしたLINE公式アカウントを利用したニュース配信機能「LINE アカウントメディア プラットフォーム」がユーザーから好評であり、さらに参画メディアからも好事例や高い評価を得ていることを報告した。

今回、LINE独自のパーソナライズを活用した配信の取り組みや、幅広いユーザーニーズに応えるべく新たにブロック紙・地方紙17紙を含む計22メディアの参画について説明を行った。

0203
世代間によるニュースメディアの利用率の違い


04

最初の取り組みとして、LINEアプリとの連携強化の1つ、パーソナライズ配信機能「FOR YOU」を3月中旬に実装予定とした。これはLINEおよびLINE関連サービスの利用例歴に基づいて自動的にユーザーの属性・関心軸をもとに個人に最適化され記事を推薦する機能である。


08

同じくLINEアプリとの連携強化の2つ目として、LINEタイムライン最上部へのニュース枠を4月1日より開始。LINE NEWSおよびLINE アカウントメディア プラットフォーム参画メディアのニュースを常時表示するニュース枠を新設する。この機能は2016年上半期中を目処にFOR YOU機能との連携によるパーソナライズ配信に切り替わるのだという。


06

新たに参画する22メディア(ブロック紙・地方紙)が加わり計60メディアから配信されるニュースは、FOR YOU機能の精度向上に繋がり、ユーザーのニーズによりマッチしたニュース配信を実現する。今後も参画メディアの順次追加を予定しているとのこと。

発表されたブロック紙・地方紙は、「北海道新聞」、「東奥日報」、「河北新報ダイジェスト」、「秋田魁新報」、「福島民報ニュース」、「福島民友新聞」、「下野新聞」、「東京新聞」、「神奈川新聞」、「福井新聞」、「京都新聞」、「山陽新聞デジタル」、「愛媛新聞 ONLINE」、「西日本新聞」、「佐賀新聞 LiVE」、「沖縄タイムス」の17紙、専門媒体「AUTOSPORTweb」、「ぐるなびNEWS」、「Jタウンネット」、「トラベルjp<たびねす>」、「4Gamer」の5紙、計22メディア。

22メディアが参画することを記念して3月22日~4月21日までの期間中に、全60メディアの中から3メディア以上を友だち登録したユーザーに「選べるニュース×ラスカルと仲間たち」スタンプをプレゼントするキャンペーンが実施される。


05

続いて、参画メディア向けの施策として友だち登録することで記事全文が閲覧できる鍵付き記事配信を可能にし、FOR YOU機能と連動させメディア特性にあったユーザーに向けて「友だち限定記事」で効率的な集客の実現を狙う。一般的なwebメディアの鍵付き記事の場合会員登録が必要となるが、LINEプラットフォーム上なので「友だち」登録をするだけなので前述したメディアより障壁は低いと説明した。


07

「ニュースエンゲージメントランク」を導入し、ユーザーの満足度を各社へフィードバック。各メディアがユーザーのニーズにあったニュース配信をサポートするとともに、6月を目処に導入予定のマネタイズにおいてもニュースエンゲージメントランクによる可変分配レートの導入を検討していると発表した。

記事執筆:mi2_303


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
LINE NEWS 関連記事一覧 - S-MAX