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クラウドフォンへの最初の一歩をめざしたスマホ「Robin」などの+Style製品を写真と動画でチェック!

ソフトバンクは27日、東京・世田谷にある蔦谷家電において「『+Style』の新製品に関する記者説明会」を開催し、アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style」( http://plusstyle.jp/ )の説明および新たに追加する一部の製品について担当者による製品説明を行った。

今回新たに追加されたのは、プランニング製品として血糖値をモニターできる「KETTO(ケットー)」、リング型の活動量計「SMART RING(スマートリング)」、クラウドファンディング製品としてクレジットカードサイズのBluetoothトラッカー「OMNI Card(オムニカード)」、LEDランプ「Tittle(ティトル)」、胸部に貼り付ける睡眠モニター「E3睡眠モニター(仮称)」、Bluetooth接続のクラフト用製品「Luminous craft(ルミナス・クラフト)」、ヘルメットなどの頭部を保護する「ImpactMonitor(インパクトモニター)」、ショッピング製品として肌の水分や油分などを測定する「Way(ウェイ)」、アップルのApple Homekitに対応する照明器具「Nanoleaf(ナノリーフ)」、スキャナー機能を備えたマウス「Zcan ワイヤレス(ジーキャン ワイヤレス)」の10製品。

説明会にはすでに+Styleで販売中のクラウドファーストをめざしたSIMフリーのAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)スマートフォン(スマホ)「Robin」を開発したNextbit Systemsを立ち上げ、CEOを務めるTom Moss(トム・モス)氏をはじめとする各製品の担当者が登壇した。

今回はこのRobinを中心に、+Styleの発表会のプレゼンテーションや実際に製品をタッチ&トライした模様を写真と動画で紹介していく。

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Nextbit Systemsのトム氏はまず始めに「スマートフォンが古くて面白いものが出ない、つまらない時代に入ってきたと感じ、もっと面白いことはできないのかと考え、ハードウェアだけではなくソフトウェアも次世代のスマートフォンを作るためにNextbit Systemsを創業した。」と説明。

Nextbit Systemsの創業に携わったのは、かつてグーグルジャパン統括部長だったトム氏のほか、同じくグーグルでAndroidの開発担当者だったMike Chan氏とHTCでAndroid製品のデザインを担当していたScott Croyle氏らだ。

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Robinと他のスマホとの違いについて「クラウドフォン(クラウドスマホ)をめざし、Robinは完全なクラウドフォンではないものの、スマホからクラウドフォンへの変わる最初の一歩」とし、「まずは画一化するスマホのデザインに対して目立つもの、違うものをめざした」と述べた。その特徴としてクラウドの接続を背面LEDで視覚化するなどの工夫のほか、毎日使うものとしての優しいデザインとしたところが挙げられた。

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スマホ好きが開発しただけあってかなりのハイスペックだ


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そして、Robinの最大の特長をソフトウェアとし、Robinに搭載されている今までにないクラウドサービスについての説明を行った。

Robinのクラウドサービスは、グーグルの「Googleドライブ」やマイクロソフトの「OneDrive」などのファイルシンクロナイゼーションではなく、「スマホの内蔵ストレージがなくなる問題を解決したい」と語った。

そこで、同社では「内蔵ストレージとクラウドストレージをひとつのものにし、本体内のAI(人工知能)アルゴリズムでアプリや写真など使用頻度のプライオリティーリストから、端末側ですぐに必要がないものを自動的にWi-Fi(無線LAN)経由でクラウドにバックアップする。」と説明した。

クラウド上のアプリは、Robinから呼び出すことでダウンロード・復元が始まり、ゲームなどは前回遊んでいたところから引き続き始めることが可能だとしている。

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ベゼル部分上下のくぼみはスピーカーで、インカメラは約500万画素だ。

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アウトカメラは約1300万画素、クラウドのマークの下には4つのLEDがあり、クラウド接続中に点灯する。

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右側面(写真=上)にはnanoSIMカード(4FF)スロット、指紋認証センサー付きの電源キー、左側面(写真=下)にはボリュームキーがある。

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上面(写真=上)にはサブマイクや3.5mmイヤホンマイク端子、下面(写真=下)にはUSB Type-C端子や通話など用メインマイクがある。

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クラウド上にバックアップされているアプリはグレーアウトされ、アイコンをタップすることでクラウドから復元される。写真がクラウドにバックアップされると、Robin本体にはリサイズしたものが保存される仕組みだ。

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クラウドに接続すると背面のLEDがアニメーションする。

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別売のカバーはこのクラウド接続のLEDが見えるようデザインされている。

Robinはすでに+Styleで販売開始されており、日本販売スタートに伴う数量限定(1000台)の特別価格39,980円(すべて税込)となっている。また、合わせて、専用ケース(2,500円)やNextbit マスコット(4,000円)、クイックチャージャー(1,500円)、追加分チャージケーブル(1,500円)も販売。

【Robinの外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/AR4mtV-YiNs

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続いて新たに+Styleで扱われる10個の商品を紹介していく。まずは512個のLEDによって立体的に光るLEDライト「Tittle」だ。これは音に反応して光り方が変化するほか、スマホからコントロールすることもできる。+Styleには6月下旬掲載予定で、10月に提供予定とのこと。

【512個のLEDで光を楽しむTittleの外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/YZ7buoYW2go

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次にアップル製スマホ「iPhone」およびその他のiOS搭載機種で利用できる音声ナビゲーション「Siri」と連携して、音声でオン・オフが可能なLED照明「Nanoleaf」。電球ごとに個別の設定ができるため、キッチンの照明だけをコントロールすることなどが可能なのだという。最大輝度が800ルーメンと見た目以上にまぶしく光る。+Styleの掲載は6月下旬予定で、7月に提供予定としている。

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Nanoleafをコントロールする付属のZigBeeコントローラー。背面には有線LAN、給電用のmicroUSB端子がある。

記事執筆:mi2_303


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