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| コンパクトハイエンドタブレット「Xiaomi Pad Mini」をファーストインプレッション! |
既報通り、Xiaomiの日本法人である小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)は26日、都内およびオンラインにて「Xiaomi 新製品発表会(2025下期)」を開催し、Xiaomiが展開する「Xiaomi」ブランドとしては初となる8.8インチサイズのコンパクトながらもハイエンドなAndroidタブレット「Xiami Pad Mini」(Xiaomi Communications製)を日本市場において2025年9月26日(金)より順次発売すると発表しました。
Xiami Pad Miniは日本では携帯電話ネットワークに対応しないWi-Fi版「Xiami Pad Mini(型番:25079RPDCG)」が販売され、同日より公式Webサイト「Mi.com」内の公式Webストアなどにて販売が開始されているほか、直営店「Xiaomi Store イオンモール浦和美園店」および「Xiaomi Store イオンモール川口店」や「Xiaomi公式 楽天市場店」、「シャオミ・ジャパン公式 TikTok Shop」、「Amazon.co.jp」、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、上新電機、IIJmioといった量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などで取り扱われています。
販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージの違いによって複数あり、価格(金額はすべて税込)はオープンながらも希望小売価格および公式Webストアでは8GB RAM+256GBストレージが74,980円、12GB RAM+256GBストレージが93,980円となっています。また発売記念キャンペーンが2025年10月13日(月)まで実施され、Xiaomi Pad Miniを購入した場合にはもれなくXiaomi Pad Mini カバーとXiaomi Pad Mini スクリーンプロテクターが無料でプレゼントされるということです。
さらに同社では合わせて専用アクセサリー「Xiaomi フォーカスペン」(14,980円)や「Xiaomi Pad Mini カバー」(1,980円)、「Xiaomi Pad Mini スクリーンプロテクター」(1,480円)も販売されます。今回はそんなXiami Pad Miniを発表会の展示会場にて実際にタッチ&トライしてきましたので、主に外観を中心に特徴などを写真や動画を交えて紹介したいと思います。
Xiaomi Pad MiniはXiaomiブランドでは初のコンパクトハイエンドなAndroidタブレットで、チップセット(SoC)には3nmプロセスで製造されたMediaTek製「Dimensity 9400+」を搭載してハイエンドな性能を備えながらも8.8インチサイズと小型となっており、Xiaomiでは具体的な製品名は明示していませんが、発表会などでも明らかにライバルのAppleが販売する「iPad Mini」に対抗する“もう1つのMini”だと説明していました。
画面はパンチホールなどの切り欠きのないアスペクト比16:10の約8.8インチ3K(3008×1880ドット)液晶ディスプレイ(約403ppi)で、最大165Hzリフレッシュレートや最大372Hzタッチサンプリングレート(瞬時最大1080Hz、ペン利用時は最大240Hz)、最大輝度700nits(HBM)、12bitカラー(約687億色表示)、Dolby Vision、HDR 10などに対応し、画面は強化ガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)で覆われているとのこと。サイズは約205.13×132.03×6.46mm、質量は約326g。
大きさとしては最新の「iPad mini(A17 Pro)」が約195.4×134.8×6.3mmなので、Xiaomi Pad Miniのほうが横にした状態で横に長く、縦に短いといったところとなっており、片手でもなんとか持てるサイズ感となっています。一方、重さはiPad mini(A17 Pro)が約293g(Wi-Fi版)なので、少し重い感じでしょうか。
外観はシンプルながらもプレミアムなデザインで、セラミックサンドブラスト加工が施された上質な光沢と柔らかなマット質感を実現したフルメタルユニボディーとなっており、本体色は日本ではグレーとパープルの2色展開となっています。またディスプレイ面には約800万画素CMOS(1/4型、1画素1.12μm、OmniVision製「OV08F」)+広角レンズ(F2.28)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しており、生体認証としては電源キーに内蔵された指紋センサーも利用できます。
背面には約1300万画素CMOS(1/3.06型、1画素1.12μm、OmniVision製「OV13B」、PDAF)+広角レンズ(F2.2)のリアカメラが搭載され、バッテリーは2つのセルによるデュアルバッテリーデザインを採用した合計7500mAhを内蔵し、動画再生で約15.5時間、ゲーム利用で約9.67時間などといった長時間の利用が可能となっています。最大67Wの急速充電「Xiaomi HyperCharge」にも対応し、わずか30分で58%まで充電可能で、バッテリー残量の不安から解放されます。他にも18W有線リバース充電にも対応しています。
また本体の下側面と右側面にUSB Type-C端子を配置したデュアルType-Cポートを搭載し、充電しながら有線イヤホンを使ったり、画面出力をしたりできるようになっています。ただし、下側面にあるUSB Type-C端子はUSB 3.2 Gen 1(最大5Gbps)で、DisplayPort 1.4に対応して画面出力が可能ですが、もう片方の右側面にあるUSB 2.0のみでHOSTモードでのデータ転送となり、画面出力にも対応していないのでご注意ください。
またDimensity 9400+はCPUがオールビッグコアなオクタコア「3.73GHz Cortex-X925コア×1+Cortex-X4コア×3+Cortex-A720コア×4」、GPUはドデカコア「Arm Immortalis-G925 MC12」、NPU(AI)は「NPU 890」となっており、日本で販売されるモデルではRAMがLPDDR5X、内蔵ストレージがUFS4.1となっているとのこと。
本体の左右側面には立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したデュアルステレオスピーカーが搭載され、スピーカーやバッテリー、ハプティックモーターを左右対称に配置し、さらに同社のAndroidタブレットとしては初めてSoCを中央に搭載することで、ほぼ完璧な重量バランスを実現したとのこと。
これにより、手に持ったときにより軽く、バランスの取れた感覚を得られるほか、革新的な中央集約型SoCとサーマルアーキテクチャーによる高効率冷却によって熱源を中央に集約することによって可能な限り均一に熱を分散してより速い放熱を実現し、グリップ部分の温度を低く保つようになっているということです。
またペンを装着できるマグネットポートも搭載しており、別売のXiaomi フォーカスペンはミリ秒レベルの低遅延と高い筆圧感知によって描画や筆記でレスポンシブかつ滑らかな体験を提供し、生産性と創造性を一瞬で高める理想的なアクセサリーとなっています。さらに軽量でスリムなシェルに金属リベットで固定されたバンドを一体化した専用の保護ケースが用意され、横置きスタンドや快適なグリップアシストとして機能してスマートで多用途に使えるようになっています。
その他の仕様ではWi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.4、加速度センサー、ジャイロセンサー、フロント環境光(色温度)センサー、ホールセンサー、磁気センサー、X近接センサー、軸リニアモーターなど。NFCや3.5mmイヤホンマイク端子、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載。同梱品はXiaomi Pad Mini本体のほか、ACアダプター(試供品)およびUSB Type-Cケーブル(試供品)、クイックスタートガイドなどの紙類となっています。
OSはAndroid 15ベースの独自ユーザーインターフェース「HyperOS 2」がプリインストールされており、GoogleのAIサービス「Gemini」や独自のAI機能「Xiaomi HyperAI」を搭載し、日常生活や仕事を便利かつ快適にサポートしてくれます。また「Home Screen+」機能を使えば、スマホの画面をタブレット上に同時に表示することが可能によってスマホとタブレットのコンテンツをドラッグ&ドロップでシームレスにコピーすることもできます。
さらに「ネットワーク同期」でタブレットはワンタップでスマホなどのホットスポットに接続し、いつでもどこでもモバイルネットワークを楽しむことが可能です。加えてスマホでコピーしたテキストや画像をそのままタブレットでペーストできる「Shared Clipboard」で資料作成はさらに捗ります。なお、これらの機能は同じXiaomiアカウントにログインしている必要があるのでご注意ください。

日本で販売されるモデルの認証情報。日本向けの認証(いわゆる「技適」)の番号は電波法に基づく工事設計認証(R)が「217-252377」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「P2500068217」
シャオミ(Xiaomi)
2025-09-26
記事執筆:memn0ck
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