より高性能&多機能に進化したライカ監修のダブルカメラが特長のSIMフリーの大型スマホ「HUAWEI Mate 9」が登場!

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は12月13日、都内にて新製品発表会を開催し、新たに5.9インチサイズのAndroidスマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate9」(以下、Mate 9)、8.4インチサイズのAndroidタブレット「Mediapad M3」、スポーツなど向けのリストバンド型ウェアラブル「HUAWEI Fit」(それぞれHuawei Technologies製)の3製品を2016年12月16日(金)に発売すると発表しました。

今回紹介するMate 9は同社の最上級に位置する大画面スマホで、新設計のオクタコアCPUと、新世代のライカ(Leica)監修のダブルレンズカメラ、そして独自技術の超高速充電などの機能を盛り込んだフラグシップの名に相応しい非常にハイスペックな製品となっています。メーカー希望小売価格は60,800円(すべて税抜)。

すでに公式Webショップ「ファーウェイ オンラインストア」などにて事前予約受付が実施されており、ビックカメラやヨドバシカメラなどの量販店、Amazon.co.jpやNTT-X StoreなどのECサイト、イオンモバイルやDMM mobileなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)などで販売され、SIMカード(携帯電話回線契約)とセットなら楽天モバイルでは50,800円から、エキサイトモバイルでは49,800円となっています。

筆者も発表会の展示会場にて発表された3製品のタッチ&トライが実施されてしましたので、さっそく動作や外観などを実際に触って確かめてきました。本記事ではすでに紹介したタブレットのMediaPad M3に続いて、今回の目玉となるフラグシップスマホのMate 9を写真と動画で紹介します。


○本体カラーによって手触りに違いのある外観をチェック
01
Mate 9の表面、および背面。左がムーンライトシルバーで右側がシャンパンゴールド

Mate 9はファーウェイのハイエンドスペックの性能を持つフラグシップに位置付けられたSIMフリーのスマホです。ソフトバンク・グループが買収したARMによる最新の設計を採用したHiSillicon製オクタコアCPU「Kirin 960」(4 x 2.4GHz A73 + 4 x 1.8GHz A53の8コア設計)を搭載し、4GB内蔵メモリー(RAM)に64GB内蔵ストレージ(ROM)を備えた非常にハイスペックな1台となっています。

リアカメラには同社のMate 9よりも小型なフラッグシップスマホ「HUAWEI P9」で高い評価を得たライカ監修のダブルレンズカメラが第2世代のものになり、モノクロセンサーが約2000万画素に高画素化されたほか、ソフトウェアがバージョン2.0になるなどさらに強化されて実装されています。

また「HUAWEIスーパーチャージ」と呼ばれる独自技術の超急速充電機能を初搭載。20分ほどの充電で約1日の利用が可能であるとしています。なお、当然ですが、時間は利用環境により異なります。バッテリー容量は4000mAhと同サイズのスマホとしては大容量のものを内蔵しています(取り外しは不可)。

他にも、システムパフォーマンスを改善していく機械学習アルゴリズムとファイルシステムの刷新によりファイルの断片化を解消。操作時の快適なレスポンスを持続させることができます。

表面は狭額縁の約5.9インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶ディスプレイおよび約800万画素のフロントカメラ(F値1.9)、通話用スピーカー、近接センサー、照度センサーがあります。

背面には最大の特長のライカ監修のF2.2のダブルレンズカメラ(約1200万画素カラーセンサーと約2000万画素モノクロセンサー)、撮影用フラッシュライト(2色フラッシュ可)、指紋認証センサー、オートフォーカス用センサー(像面位相差・コントラスト・レーザー・デプスの4in1)、動画撮影など用のサブマイクが配置されています。

本体のサイズは高さ約156.9mm、横幅約78.9mm、厚さ約7.9mmで、重量は約190gです。実際に持った感じとしては5.9インチのファブレットサイズのスマホとしてはやや軽めに感じました。

カラーバリエーション(カラバリ)はシャンパンゴールドとムーンライトシルバーの2色ですが、外観の特徴として本体の質感が色によって異なっているという点があります。シャンパンゴールドはツヤと光沢のある手触りになっており、ムーンライトシルバーはつや消しのマットな質感の手触りになっています。どちらも質感の高いものとなってるので実際に触って確かめてみてください。

04
シャンパンゴールドのカメラ付近のアップ。こちらは写り込みがあります


02
天面(上側)と底面(下側)

天面には3.5mmイヤホンマイク端子と赤外線通信ポート(リモコン用)があり、底面には外部スピーカーと通話用マイク、USB Type-C端子があります。

03
左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

左側面には日本でも「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」が使える3GとLTEの同時待受に対応したデュアルSIMのSIMカードおよびmicroSDカードスロット、右側面には音量キーと電源キーがあります。

対応SIMカードはnanoSIMカード(4FF)が2つで、2つのSIMカードスロットのうち外側のスロットはmicroSDカード(最大で256GBまでのSDXCカードに対応)スロットを兼ねており、メモリーカードを利用する場合は利用できるSIMカードは1枚のみとなります(microSDカード兼用のスロット2はLTE非対応になるので注意が必要です)。通信機能としては以下の対応周波数帯となっています。

[SIM1]
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29
TDD-LTE:B38/39/40/41
LTE CA DL(国内):B1+B19/B3+B19/B1+B8/B1+B3+B8
UMTS(W-CDMA):B1/2/4/5/6/8/19
TD-SCDMA:B34/39
CDMA2000:BC0 (CDMA2000は中国のChina Telecomに限り利用可)
GSM:850/900/1800/1900MHz

[SIM2]
UMTS:B1/2/4/5/6/8/19
CDMA2000:BC0 ※2
GSM:850/900/1800/1900MHz (CDMA2000は中国のChina Telecomに限り利用可)

05
SIMおよびメモリーカードスロットを取り出したところ

その他の通信機能としてはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz対応)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2(BLE)、赤外線通信ポートによるリモコン機能に対応しています。

06
端末情報の画面(写真=左側)と内部ストレージ情報の画面(写真=右)

Androidのバージョンは7.0(開発コード名:Nougat)で、独自ユーザーインターフェース「Emotion UI 5.0」を採用し、本体ストレージは64GBで初期状態での空き容量は約49.7GBとなっています。

その他の細かい特徴としては今年の9月に発売された同社のスマホ「honor8」に搭載されていたテレビやBlue-rayプレイヤーのリモコンとしてMate 9が使える「スマートリモコン」機能が引き続き搭載されています。

0708
スマホをあらゆる機器のリモコンにできる便利機能「スマートリモコン」

目玉のカメラ機能はP9やhonor8では最大1200万画素までの写真の撮影に対応していましたが、今回は2000万画素の写真の撮影にまで対応、また大画面のため、メニューの一覧が見やすくなっているなど細かな点でパワーアップしています。

10
内蔵のカメラアプリの画面

今まで設定メニューを呼び出さないと変更できなかった「フィルムモード」が撮影画面で直接変更できるようになるなど、UIの改良も行われています。

動作の軽快や高性能なスペックもさることながら、「カメラを使うことが楽しい、写真を撮りたくなる」魅力たっぷりな1台ではないかと思います。それでは、最後に実際に操作しているところを動画で用意しましたのでご覧ください。


動画リンク:https://youtu.be/DiosJBa43wE

発売は12月16日で発売日当日から東京・秋葉原と大阪・梅田のヨドバシカメラにて大規模なタッチ&トライイベントを開催することも発表されました。

新設計CPUによる快適動作と、撮ることがもっと楽しくなる進化したデュアルライカカメラが魅力的なHUAWEI Mate 9。多くの人に手に取ってほしい楽しみなスマホですので是非、チェックしてみてください!



記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
ファーウェイ、SIMフリーの5.9インチ大画面スマホ「HUAWEI Mate 9」を12月16日に発売!ライカダブルカメラや指紋センサー、4000mAhバッテリー、4GB RAM、Android 7.0などのハイエンド - S-MAX
HUAWEI Mate 9関連記事一覧 - S-MAX