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| Android Things Consoleでデベロッパープレビューがリリース! |
Googleは28日(現地時間)、同社が開発するIoT向けプラットフォーム「Android Things」に対応したIoT機器を簡単に管理できる「Android Things Console」のデベロッパープレビューをリリースしたとお知らせしています。
Android Things Consoleでは、Factory Imageの作成やOS、APKのアップデートなど、Android Things対応IoTデバイスのソフトウェアを管理することができます。
これにより、開発者はAndroid Things対応IoTデバイスを展開・管理するための独自実装を行う必要がなくなり、IoTデバイスを従来よりも迅速かつ安全に市場に投入することができるようになりました。
【プロダクトの作成・設定】
Android Things Consoleを利用するにはまずはじめにプロダクトの名前とSystem on Module(SoM)のタイプの選択など、プロダクトの定義を行います。
多くの開発者は自身のプロダクトにGoogle Playサービスを取り入れたいと考えていると思いますが、Android Things ConsoleではオプションからGoogle Playサービスの設定を行うことができます。
また、OEMパーティションのサイズ設定を行う必要があり、APKのアップデートなどによる、APKサイズの肥大なども踏まえてサイズ設定を行う必要があります。
【Factory Imageの作成】
デバイスに展開するための初期ベースファームウェアが必要になるため、「Create Build Configuration」から空のバンドルを持つデフォルトのFactory Imageを作成します。
このFactory Imageをデバイスに書き込み、APKを再度ロードすることで、Factory Imageを開発することができます。
デバイスに展開するアプリケーションの準備ができたら、バンドルをAndroid Things Consoleにアップロードできます。
このバンドルとは、メインのAPKファイル、APK内のサービスとしてのユーザースペースドライバ、メインのAPKから実行する、追加APKを含むZIPファイルを指します。
bootanimation.zipファイルもサポートされているため、デバイスのブートアニメーションも設定することができます。
アップロードされたバンドルは、デバイスに展開するためのシステムイメージを作成するために使用されます。
【OTAアップデート】
Android Things ConsoleではプロダクトのアップデートをOTAアップデートが可能で、配信したいシステムイメージを指定して、「Push to Device」をクリックすると、アップデートを確実にデバイスへプッシュ配信できるようになります。
デバイスはアップデートをA/Bパーティションの1つにインストールされ、デバイスが再起動されると配信したシステムイメージがアクティブになります。
【Android Thingsを使ったIoT製品をより手軽に】
Android Thingsはシステムイメージの作成や配信などが少し分かりづらく、ハードルが少し高かったのですが、Android Things Consoleを利用することでそのハードルを下げ、開発者の負担を軽減することができます。ただし、まだデベロッパープレビューですので、いろいろと不具合などを抱えている可能性があります。GoogleではもしAndroid Things Consoleを利用していて、何か不具合が発生したらフィードバックを送信して欲しいとのことです。
記事執筆:YUKITO KATO
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