楽天モバイルが最大1Mbps使い放題と5分カケホーダイ、長期利用で端末割引を含むスーパーホーダイを発表!

楽天は23日、同社がNTTドコモから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( http://mobile.rakuten.co.jp )について都内にて「『楽天モバイル』新プラン発表会」を開催し、新料金プラン「スーパーホーダイ」を2017年9月1日(金)から受付開始すると発表した。

スーパーホーダイは通信容量2~14GBのプランにおいて、高速データ通信をオフまたは高速データ通信の容量を使い切った場合でも通信速度最大1Mbpsのデータ通信を容量の制限なく使うことができるというもの。さらに5分以内(「楽天でんわアプリ」もしくはプレフィックス番号を付加しての通話)の国内通話が回数無制限で利用可能となる。

今回はそんな楽天モバイルの新料金プランとなるスーパーホーダイの発表を実際に速度制限された1Mbpsがどの程度の体感速度なのかも含めて写真と動画で紹介していく。

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発表会にまず登壇した同社 副社長執行役員の平井康文氏が楽天の“ビジョン”を説明。そして今回の発表に先駆け、あくまで個人的な感想だとした上で「(通信事業は)非常に注釈の多い産業だなと感じています。大きくテーマを謳ってらっしゃって、小さくいろいろな条件が付加されています。そういった産業なんだなという実感があります」と延べ、これに対して「楽天モバイルはシンプルかつベストな料金プラン、サービスプランを提供に努めて参ります」と話した。

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続いて発表された新料金プランの説明には同社 執行役員 楽天モバイル事業の大尾嘉宏人氏が登壇。容量制限によってスマートフォン(スマホ)が楽しめないというユーザーに対して「もうデータ容量なんて気にしないで大丈夫です」とアピール。

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そして、通信速度最大1Mbpsで使い放題、そして国内通話5分かけ放題のスーパーホーダイを発表した。大尾嘉氏は実際に使い放題の対象となる1Mbpsと、他社の速度制限時をイメージした128Kbpsの通信速度の比較を動画で紹介。

その内容は楽天モバイルが提供する1MbpsはWebページをストレスなく表示することができたが、他社の多くが採用している128Kbpsは一向にページの表示が始まらずイライラするのが分かるデモだった。

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そのまとめとして1Mbpsでできることは、メールやメッセージのやりとりはもちろん快適なほか、Webブラウジングや地図、ゲームアプリはストレスなく閲覧可能、動画再生は耐えられるレベルと説明された。

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スーパーホーダイは高速通信サービス込みで提供され、楽天会員割引を適用すると2GBの「プランS」は1年目1,980円(2年目以降2,980円)、6GBの「プランM」は1年目2,980円(2年目以降3,980円)、14GBの「プランL」は1年目4,980円(2年目以降5,980円)で使い放題となる。

これらの料金プランについては大尾嘉氏は、スーパーホーダイの良さを訴求するために「楽天モバイル劇場」と題して、1,980円から始まる各社の料金プランをケーキ屋に例えて紹介した。

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1店舗目は「喫茶 Kの桃」はピッタリケーキセットが1,980円。こちらはケーキを食べた分だけ支払うということで、高くなることもある。さらにホテル会員のみこの価格になるという注釈があることを見つける。

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大尾嘉氏はこの条件を通信に置き換えて「安いと思って普通に使っていたら意外と高くついちゃった。それだけなら良いのですが、厳しい条件(固定回線契約など)を満たさないと本当は安くならない」と解説。

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続いて「パティシエ 三毛猫」はワンキュッパケーキセットを提供。ドリンク飲み放題で安いイメージだが1,980円なのにケーキが小さい。

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大尾嘉氏は「安いけど高速通信量は2GBしかなくて、すぐに低速になる。とある格安スマホですと、3年目になると1GBになるみたいです。全然足らない」と不満げに語る。

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3軒目の「デザートビュッフェ 楽天」はケーキ食べ放題、ドリンク飲み放題で同じく1,980円で提供。楽天会員ならどれだけ食べても・飲んでも1,980円という特徴を説明し、使い放題となる通信速度1Mbpsをケーキが小さいことで表現していた。

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このように大尾嘉氏は楽天のスーパーホーダイを「データ通信容量を気にせず思いっきり楽しめる」と他社との違いをアピールした。これらの楽天モバイル劇場や1Mbpsと128Kbpsの速度比較などのプレゼンテーションを動画で掲載しておく。


【楽天劇場も披露した楽天モバイル新料金プラン発表会と1Mbpsと128Kbpsの通信速度比較を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/nBwekrwqnSs


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さらにスーパーホーダイは楽天のダイヤモンド会員であればさらにその月を500円割り引くことを案内した。

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今回は料金プランだけではなく、端末割引についても新しい施策が発表された。スーパーホーダイとあわせて、楽天モバイルの長期利用をあらかじめ設定することで、端末価格の割引が受けられる「長期優待ボーナス」も9月1日からスタートする。

その内容は2年なら端末価格から10,000円引き、3年なら20,000円引きとなる。例えば、19,800円の端末を3年の利用期間で購入した場合、端末価格は0円、さらに差額の200円分が楽天ポイントとして付与される。

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さらにSIMのみの契約の場合、2年なら10,000円相当の楽天ポイント、2年なら20,000円相当の楽天ポイントとして付与される仕組みだ。

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なお、長期利用で契約した際にそれぞれ2年、3年の利用期間終了後は、契約が自動更新されることはなく、利用期間終了後はいつでも解約時の解除料は掛からないと説明した。しかしながら、12ヵ月以内の解約の場合は端末割引相当額を含む契約解除料が掛かるので注意が必要だ。

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最後に大尾嘉氏は「高速通信容量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題。5分かけ放題がセットになったスーパーホーダイ。楽天会員なら1年目1,980円、さらに長期優待ボーナスで端末がお得に買えて自動更新もありません」と諸条件が多い他社の料金プランとはことなることを強く訴求した。



記事執筆:mi2_303


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