au向けに最新フラッグシップスマホ「Galaxy S9+」が登場!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は14日、都内にて『「au 2018 夏モデル」に関する説明会』を開催し、アスペクト比9:18.5の縦長な約6.2インチQHD+(1440×2960ドット)Super AMOLED(有機EL)「Infinity Display」を搭載したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S9+(型番:SCV39)」(サムスン電子製)を発表しています。

発売は2018年5月18日(金)で、発売に先立って明日5月15日(火)よりauショップなどの店頭や公式Webストア「au Online Shop」などにて事前予約受付が実施される予定で、価格(税込)は本体代112,320円(分割4,680円/月×24回)、毎月割2,340円×24回(総額56,160円)で実質負担額56,160円(分割2,340円/月×24回)となる見込みだということです。

また発売を記念して対象期間内にGalaxy S9+およびGalaxy S9を購入して専用応募Webサイト( https://www.au.com/mobile/campaign/18summer-galaxy/ )から応募した人全員にもれなくGalaxy純正ワイヤレスチャージャーをプレゼントするキャンペーンを実施します。対象期間は購入時期が2018年5月18日から2018年5月31日まで、応募時期が2018年5月18日から2018年6月10日まで。

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Galaxy S9+ SCV39は海外では今年2月に発表されたサムスン電子の最新フラッグシップスマホ「Galaxy S9+」のau版で、昨年発売された「Galaxy S8+」の後継機種です。なお、同時に画面サイズが5.8インチと小さな「Galaxy S8」の後継機種となる「Galaxy S9(型番:SCV38)」も発表されており、同じく5月18日に発売されます。

海外版と比べると、au版では日本向けにおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグ(地上デジタルテレビ)に対応しているほか、NFCを利用したマイナンバーカードの情報を読み取る機能に対応し、auではGalaxy S9+をハイスペックを求める人に訴求していくとしています。また携帯電話ネットワークではau回線において下り最大958Mbpsおよび上り最大75Mbpsに対応。なお、ワンセグ・フルセグを利用するには同梱の外付けアンテナが必要。

基本的に前機種のGalaxy S8+の製品コンセプトを継承しており、外観はほぼ同じで好評な近未来感のある流線形デザインを採用し、左右両端が湾曲した「デュアルエッジスクリーン」と上下の枠(ベゼル)も狭くした“ほぼ全画面デザイン”となっています。また引き続き外装はアルミ素材のメタルフレームと前面・背面パネルは強度の高いガラスを採用し、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)にも対応。

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本体カラーはMidnight BlackおよびTitanium Grayの2色展開で、サイズは約158×74×8.5mm、質量は約187g。本体下部にはキャップレス防水のUSB Type-C端子(USB 3.0)および3.5mmイヤホンマイク端子に加え、新たに外部スピーカーが本体上部と下部によるステレオになり、音響技術「Dolby Atomos」に対応するほか、外部スピーカーの音量はGalaxy S8シリーズと比べて約1.4倍に大音量化しており、サウンドチューニングは傘下のAKGが行っているとのこと。

また背面に搭載された指紋センサーはGalaxy S8+ではリアカメラと横並びでしたが、Galaxy S9+では縦並びの下になっているので間違ってリアカメラのレンズを触ってしまうことが減り、使いやすくなっています。また新たに顔認証と虹彩認証がシームレスになった「インテリジェントスキャン」になり、例えば、マスクをしているときには自動的に虹彩認証で認証するなどに対応しています。

機種Galaxy S9Galaxy S8Galaxy S9+Galaxy S8+
型番SCV38SCV36SCV39SCV37
画面5.8型QHD+6.2型QHD+
大きさ148×69×8.5mm149×68×8.0mm158×74×8.5mm160×73×8.3mm
重さ161g150g187g173g
SoCS845S835S845E8895
S835
RAM4GB4GB6GB4GB
背面カメラ1200万画素1200万画素1200万+1200万画素1200万画素
絞り切替
超スロー撮影
前面カメラ800万画素800万画素800万画素800万画素
電池容量3000mAh3000mAh3500mAh3500mAh

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Galaxy S9 SCF38とGalaxy S9+ SCV39の比較

電池パックは3500mAhバッテリー(取外不可)で、引き続いてWPC(Qi)およびPMA規格互換のワイヤレス充電に対応し、有線(USB PD互換のQuick Charge 4+またはSamsung Adaptive Fast Charge)および無線ともに充電は急速充電に対応。連続通話時間(VoLTE/日本国内使用時)は約2330分、連続待受時間(FDD-LTE・TD-LTE・WiMAX 2+方式/日本国内使用時)は約430時間、電池持ち時間は約110時間、充電時間は約110分。

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Galaxy S8+からの進化点はカメラ機能で、新たにリアカメラではレンズの絞り(F値)をF1.5とF2.4(ともに画角は77°)で切り替えられるようになり、通常のオート撮影などでは暗いときにはF1.5、明るいときにはF2.4に自動的に切り替えて撮影するようになっています。切り替えは機械式で、プロモードなら絞りを指定して撮影可能。

リアカメラのカメラセンサーは新たに開発されたDRAMメモリーを内蔵した1/2.55型約1200万画素CMOS「Super Speed Dual Pixel」(1画素サイズは1.4μm)を搭載し、光学手ブレ補正(Smart OIS)に対応しており、新たに「Xperia」シリーズのように960fpsのスーパースローモーション動画撮影に対応しています。ただし、撮影はHD(1280×720ドット)のみに対応。

またイメージセンサーにDRAMを内蔵したことで「マルチフレームノイズリダクション」機能も進化し、12枚の画像を1つに合成してノイズ削減するとのことで、昨冬モデル「Galaxy Note8」では3枚を合成していたため、処理量としては4倍となり、レンズやセンサーと合わせてノイズリダクションは従来より約60%改善しているということです。

さらにGalaxy S9+は望遠レンズの約1200万画素CMOSサブカメラも搭載したデュアルカメラとなっており、光学2倍相当に対応。なお、サブカメラの絞りはF2.4固定で、画角は45°、イメージセンサーは1/3.4インチ(1画素サイズは1.0μm/アスペクト比4:3)で、望遠側もSmart OISに対応し、オートフォーカス(AF)はコントラストAFに加えて位相差AF(PDAF)にも対応。

前面にはF1.7レンズ(広角80°)の1/3.6型約800万画素CMOSフロントカメラ(1画素サイズは約1.22μm/アスペクト比4:3)を搭載。新機能として「AR Emoji(AR絵文字スタンプ)」に対応し、自分の顔を3Dモデリングしてデフォルメして髪や眼鏡、洋服などをカスタマイズできるほか、キャラクターに合わせて顔を動かすとそれに合わせて動くようにできるようになっています。

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チップセット(SoC)は第2世代10nm FinFETプロセスで製造された64bit対応のQualcomm製「Snapdragon 845(SDM845)」(オクタコアCPU「2.8GHz Kryo 385×4+1.7GHz Kryo 385×4」+GPU「Adreno 630」)を搭載。これにより、性能がGalaxy S8シリーズと比べてCPUで約30%、GPUで約30%向上し、一方で約20%の省電力削減も行われているとのこと。

また内蔵メモリー(RAM)がGalaxy S9+では6GB LPDDR4Xに増量され、内蔵ストレージ(UFS 2.1)は64GB、さらにmicroSDカードスロットも搭載され、XC規格に対応した最大400GBまで利用可能。スロットはnanoSIMカード(au Nano IC Card 04/4FFサイズ)とともに本体上部に設置されたSIMピンで引き出すタイプ。

その他の仕様は2.4および5.xGHzデュアルバンドやVHT80 MU-MIMO、1024QAMに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0 LE(最大2Mbps)、NFC Type A/B、MST(磁気テープ)、ANT+、Google Cast、Miracast、位置情報取得(A-GPS・GPS、GLONASS、BeiDou)、加速度センサー、気圧センサー、環境光(RGB)センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、電子コンパス、指紋センサー、地磁気センサー、ホールセンサー、心拍センサー(HRM)、圧力センサーなど。



記事執筆:memn0ck


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