グローバルモデルと同じカラバリを販売!SIMフリースマホ「HTC U12+」を写真と動画でチェック

既報通り、HTC NIPPONは27日、都内にて「HTC U12+ 日本向け発表会」を開催し、最新フラグシップスマートフォン(スマホ)「HTC U12+」の日本向けSIMフリー版を2018年7月20日(金)に発売することを発表した。

主なスペックとしてアスペクト比9:18の約6.0インチQHD+(1440×2880ドット)ISP液晶「Super LCD 6」(約537ppi)やQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 845(SDM845)」、6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージを搭載し、日本市場でニーズの高い防水・防塵(IP68等級)に加え、日本向け仕様としておサイフケータイ(FeliCa)にも対応する。

価格はオープンながら参考価格として同社の公式Webストア「HTC e-SHOP」では税抜95,000円(税込102,600円)となる。販路はHTC e-SHOPのほか、ECサイトとして「Amazon.co.jp」、仮想移動体通信事業者(MVNO)として「楽天モバイル」や「NifMo」、「IIJmio」、「LinksMate」でも取り扱うことが発表された。またECサイトやMVNO以外にも予約受付を開始している一部の家電量販店も確認できた。

今回はこのSIMフリースマホとしては高性能かつおサイフケータイにも対応した注目のフラグシップモデルであるHTC U12+を写真と動画でじっくりと紹介していく。

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HTC U12+はアスペクト比9:18の縦長表示の約6インチQHD+(1440×2880ドット)IPS液晶を搭載し、色域はDCI-P3とsRGBに対応するほか、HDR10の表示もサポートする。他社では特にハイエンドモデルにおいて画面上部中央に切り欠き(いわゆる「ノッチ」)を採用してより画面専有度を高めているが、HTC U12+にはノッチは存在しない。

しかしながら、しっかりと狭額縁デザインが活かされており、今風の大画面スマホであるが、手にした印象は持ちやすく横幅約73.9mm(高さは約156.6mm、厚みは約8.7〜9.7mm)となっている。また大きめの画面サイズから受ける印象からか、質量188gはそれほど重いという印象はなかった。

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背面は「セラミック ブラック」、「フレーム レッド」、「トランスルーセント ブルー」の3色。グローバルモデルのカラーを減らすことなく、日本でも全部のカラーバリエーションを取り扱う。

この辺りは発表会でも昨年の「HTC U11」において(少なくとも発売当初は)一部カラーがないことに対して多くの意見が寄せられたとし、今年のHTC U12+ではきちんと3色を販売することが紹介された。

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さらにこれらのカラーバリエーションは3色ともにガラスによる光沢のある仕上げだが、トランスルーセント ブルーはその名の通りガラスらしさを活かした半透明な部分がある特徴的なデザインである。

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一方、フレーム レッドは前モデルのHTC U11における「ソーラーレッド」ように、光の当たり方や見る角度で色が大きく変化する加工が施されている。

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外観の特徴としてボタンレス化がHTC U12+の新しいチャレンジでもある。電源ボタンやボリュームボタンなどは押し込むスイッチ型が一般的だが、HTC U12+はボタンの形はあるが、触感フィードバック付きの感圧センサーを採用している。

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ボタンレスデザインではあるが、わかりやすいようにデザイン上ボタンらしきものがあり、そのボタンを押し込むように操作すると指先に“ブルッ”という反応が返ってくるという仕組みだ。

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この感圧式のボタンと合わせて前モデルのHTC U11やその廉価モデル「HTC U11 life」などにも搭載されていた側面を握ることで各種操作が可能となる「エッジセンス」が、握るだけではなく、持っていることを判断したり、タップしたりできるように「エッジセンス 2」へと進化している。

具体的には感圧式のセンサーに加えて超音波センサーを搭載することで、持っていることを判断し、状況に合わせて画面の消灯や回転を制御可能としている。また押し込むだけではなく、タップやダブルタップなどタッチセンサーに近い操作も可能となり応用の幅が広がった。

こうした革新的な操作ができる一方で、慣れないうちはエッジセンスをしたつもりであっても電源ボタンを押し込んでしまったり、逆に電源ボタンを押そうと握ったときにエッジセンスが反応してしまったりなど、戸惑うことがあった。

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カメラはメインカメラ(リア)およびサブカメラ(フロント)ともにデュアルとなった。発表会ではデュアルとなったことで一眼レフのようなボケ効果が得られることをアピールしていた。

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またメインカメラは約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)+F1.75レンズの標準カメラと、約1600万画素CMOS(1画素1.0μm)+F2.6レンズの望遠カメラとしたことで、光学2倍ズームを可能としている。

さらに光学2倍ズームに加えてデジタル10倍ズームまで対応し、画面上のズームスライダー操作で滑らかなズーミングが可能となり使い勝手が良い。

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サブカメラは約800万画素CMOS(1画素1.12μm)+F2.0レンズのデュアル仕様で、メインカメラ同様に演出としてボケ効果を得ることができる。このカメラの使い勝手などについては、ファン向けのイベントで作例なども紹介されていたのでそちらで紹介していく。


動画リンク:https://youtu.be/y1nFqIuNk34


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HTC U12+は、SIMフリースマホとしては高めの価格設定だが、おサイフケータイやIP68等級の防水・防塵に対応するなど“欲しい”機能を搭載していることが訴求ポイントとなる。

一方で、ほぼ同スペックの「ZenFone 5Z(ZS620KL)」(ASUS製)は69,800円(税抜)と安く品薄状態となっているようである。約25,000円の価格差がそれぞれにどう影響するのか気になるところである。



記事執筆:mi2_303


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