作って遊んでプログラミングを楽しく学べる「アーテックロボ」を紹介! |
東京ビッグサイトにて6月7日から10日まで開催された「東京おもちゃショー2018」にアーテックが出展し、ブロックを組み立ててロボットを制作しパソコンで動作パターンをプログラムして動かすことができるロボットプログラミングキット「アーテックロボ」シリーズを展示しました。
同シリーズは数年前より同社が展開している教育教材で、一般販売も行われているものです。2020年より小中学校での必修化が決定されているプログラミング教育の流れを受けて現在注目を集めている教材でもあり、全国の小中学校で採用が増えているとのことです。
展示ブースにて制作例などが展示してありましたので、実際に動作している様子やプログラミングアプリなどを写真や動画でご紹介します。
■ブロック遊びとロボット製作を融合した教育玩具
アーテックロボの大きな特徴はそのブロック形状です。サイコロ状のブロックには独特の凹凸があり、6面全てにブロックを繋ぎ合わせることが可能です。
またその形状から斜めに繋いで伸ばしたり螺旋状に繋げていったりと自由度の高い組み立てが可能で、子どもたちの想像力を制限することなく思いのままに造形することができます。
もちろんブロックを組み立てるだけではロボットとして成立しません。アーテックロボの心臓部には「Studuino」(スタディーノ)と呼ばれるAuduino互換基板が用いられており、この基板によって各種サーボモーターやセンサーなどを制御してロボットを動かすのです。
センサー類には赤外線センサーや音センサー、温度センサーなどさまざまなものが用意されており、ロボットだけではなくプログラム次第ではIoT機器のようなものも製作可能です。
■幼児から小中学生まで幅広く遊べる・学べる
アーテックロボの心臓部であるStuduinoの制御には専用のプログラミングアプリ「Studuinoプログラミング環境」を用います。プログラミング方式は一般的なブロックプログラミングタイプで、サーボモーターの制御や関数の実行などを細かく指定することが可能です。
プログラムは1から自分で作成する以外に同社サイトなどから作例などをダウンロードすることも可能で、他の人が作ったプログラムを参考にしながら学ぶことができます。またアプリでは難しい漢字などを極力排し、ひらがな表記を多めにすることで小学校低学年から利用できるよう配慮されています。
アーテックロボのブロックはブロックのみでの遊びにも適しているため、プログラミング教育は早い幼児などでも楽しく遊べる点が特徴です。同社ではそういったブロック遊び用のパッケージも用意しており、幼児から小学校高学年~中学生までシリーズで長く楽しめます。
実際に自動車に変形して走るロボットを動かしている様子を動画にしましたので以下のリンクよりご覧ください。
S-MAX:東京おもちゃショー2018・アーテックブース「アーテックロボ」
動画リンク:https://youtu.be/8pwnRsBO9Ng
■子どもたちの「興味・関心」を引き出す教育玩具として
アーテックと言えば長い歴史を持つ学校教材ベンダーであり、主に小中学校向けの理科や図工教材などを製作・販売しています。本製品もそういった教材の1つとして用意されたものですが、「楽しく遊びながら学べる」という点は単なる“学校教材”という範疇を超えたエンターテインメント性に溢れています。
同社公式サイトにも学校教員の声として「プログラミング的思考力とともに、友達同士の関わり合いを深めるという点でもおすすめできる教材」、「皆、熱心に取り組み、物怖じすることなくいろいろとチャレンジ、試行錯誤する姿が印象的でした」などが掲載されているように、子どもたちの興味と楽しさへの喜びを引き出すことが教育にとって重要な要素であることを改めて認識させてくれます。
ただ机やパソコンに向かって“勉強”することだけが教育ではないという点を、大人の私たちも強く理解しておくことが必要です。子どもたちの想像力や思考力を育てる教材として、アーテックロボは非常に優秀な“デジタルおもちゃ”であると感じました。
記事執筆:秋吉 健
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