MAYA SYSTEMが日本初の「クラウドSIM」搭載スマホ「jetfon」を発表!物理SIM無しでの運用やDSDSにも対応したミドルクラススマホを写真と動画で紹介【レポート】


MAYA SYSTEMがクラウドSIMを搭載した「jetfon」を発表!

MAYA SYSTEMは17日、都内にて新製品および新サービスに関する記者発表会を開催し、日本初となる「クラウドSIM」に対応したスマートフォン(スマホ)「jetfon」とその料金体系を発表しました。jetfonの発売時期は8月中を予定しており、8月1日(水)から予約受付を実施し、価格は39,800円(税抜)となっています。

同社ではこれまで「FREETEL(フリーテル)」ブランドによる端末開発・販売などを行ってきた経緯がありますが、本端末はまったくの別ブランドとしての展開となります。クラウドSIMではSIMカードの物理的な差し替えを必要とせずに世界100カ国以上のモバイル通信サービスを利用できる点が最大の特徴で、発表会ではその料金体系についても案内されました。

発表会場に用意されたタッチ&トライコーナーにて実機に触れる機会がありましたので写真とともにご紹介します。なお、料金体系などのサービス面についての詳細は別記事にてご紹介します。

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本体カラーはグラファイトブラックとシャンパンゴールドの2色

■クラウドSIMってなんだ?
本製品を語る上でまず挙がる疑問が「クラウドSIMとは?」という点です。端的に言ってしまえば端末内で情報の書き換えが自由に行える「eSIM」の一種です。

さらに言えば、eSIMの場合には一般的に物理的なSIMカードが必要であり、そのSIMカードの情報をオンライン経由で書き換える仕組みを取っていますが、クラウドSIMでは物理的なSIMカードを必要とせずにスマホのソフトウェア上で完結させています。

この方式はハードウェア的な対応が必須であり、チップセット(SoC)などに依存するためクラウドSIMを採用した今回の料金プランやシステムに合わせた端末の用意が必要だったと担当者は語っています。

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クラウドSIMにはSIMカードが不要であるためSIMカードスロットを引き出しても自動で端末の電源が切れたり再起動されたりしない

本端末にはmicroSDカードおよびSIMカードスロット(nanoSIMカードサイズ)があり、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)にも対応しています。DSDS利用の場合クラウドSIMもnanoSIM同様に数えられるため、各種カードスロットを利用した組み合わせとしては以下のようになります。

・クラウドSIM+nanoSIM+microSDカード
・nanoSIM+nanoSIM

microSDカードスロットはnanoSIMとの排他利用であるため、クラウドSIMを利用せずnanoSIMを2枚利用する際はmicroSDカードが使えません。またクラウドSIMとnanoSIM 2枚を同時に利用すること(トリプルSIM構成)はできません。

なお、クラウドSIMで日本国内のNTTドコモ、au、ソフトバンクという移動体通信事業者(MNO)の利用は可能とのことです。

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DSDS利用時にmicroSDカードも利用できるのは嬉しい

■ミドルクラススマホとしては十分な完成度
jetfonのスペックはチップセット(SoC)にQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 652」(1.8GHz×4基/1.4GHz×4基)、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージは64GB、ディスプレイは約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶、アウトカメラは約1300万画素CMOS、インカメラは約800万画素CMOS、OSにはAndroid 7.1.2(開発コード名:Nougat)を採用しています。

ミドルクラススマホとしては十分な性能であり、2900mAhのバッテリー容量もあまり不満のない容量です。厚さ7.9mmに抑えられた筐体はメタルパーツの質感も高く十分な高級感があります。ただ、ディスプレイ比率が最近流行りの9:18や9:19といった「超縦長」ではないため、デザイン的なトレンドとしては1年ほど古い印象はあります。

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良くも悪くも見た目のインパクトはない。ごく普通のスマホだ
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正面下部には指紋認証センサーを搭載
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背面の上下にアンテナ分割ラインが入っている
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背面はマット塗装で指紋が目立たずカラーも品が良い
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外部接続はmicroUSB端子。3.5mmイヤホンマイクジャックがある点は嬉しい人も多いだろう
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上部にはサブマイクのみ
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左側面。サイドパーツにも金属パネルが用いられており、薄さと高級感を強調するカットが施されている
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右側面。音量調整ボタンと電源ボタンが並ぶ

■SIMを意識することなく料金プランを契約できる
クラウドSIMの利用にはプリインストールされている「Global Plan」アプリを利用します。アプリを起動するとメイン画面には接続先キャリア、契約サービス、利用可能データ通信容量などとともに国内用プランや海外用プランの選択メニューが並びます。

各プランの項目を選択すると選択した地域で購入が可能なプランが分かりやすく一覧表示され、各プランをタップしていくだけで契約が完了する仕組みです。

支払いにはVISAとMaster、JCBの3社のクレジットカードのほかにPayPalによる決済に対応しており、PayPal利用の場合登録しているクレジットカードとしてアメリカン・エキスプレスも利用できるとのことです。

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「Global Plan」アプリのメイン画面
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国内用プランを選択すると1日利用や30日利用などの料金プランが一覧表示され(全て日本円表示)、各プランをタップすると詳細が表示される
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海外用プランの項目でははじめに国や地域の選択が表示され、その先で利用可能なプランが表示される

■端末と紐付けされたサービス体系が唯一のネックか
海外旅行などで一般的なスマホを利用する場合、旅行先の通信サービスのSIMを購入しスマホへ差し替える必要があり、あまり知識のない人には若干敷居の高い作業が必要でした。

しかしクラウドSIMでは上記のアプリで全て完結するため、SIMの存在を意識することなくモバイル通信サービスが利用できます。料金の安さも本サービスの利点ですが、利用契約やSIMカードを購入する手間がない利便性の高さは大きなメリットとなるでしょう。

とはいえ、難点もあります。前述のようにクラウドSIMに対応するスマホはハードウェア的な制約から現在のところjetfonのみとなっており、本サービスを利用するには本端末を購入するしかありません。端末価格は約4万円とSIMフリースマホの中でも比較的安価であり、性能面でも十分に納得できる製品であるとは言え、他の端末が選択できない点はなかなか悩ましいところです。

頻繁に海外へ出張に行く方や海外旅行を趣味としている方で、スマホの機種変更の時期に来ている人であれば十分に検討の余地のある端末とサービスではないでしょうか。

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クラウドSIMでストレスフリーの海外旅行を

追記(2018/07/22 00:25:13) S-MAX編集部
記事初出でUSB端子を「Type-C」と記載していましたが、正しくは「micro-B」のため、修正しています。間違いをお詫びし、今後、情報の確認をより徹底するよう努めます。

記事執筆:秋吉 健
動画撮影:mi2_303

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コメント

  1. かすてら より:

    充電端子がUSB-Cだと書いてありますが、Micro-Bなのでは?

  2. S-MAX編集部 より:

    >>1 かすてらさん
    コメント投稿をありがとうございます。
    ご指摘通り、USB端子はmicro-Bですので修正してお詫びいたします。
    よろしくお願いいたします。
    では、失礼します。

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