NTTドコモのらくらくスマートフォン me F-01Lを写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモが今冬から来春かけて発売する「2018-2019冬春モデル」を発表し、シニアなど向けに簡単に操作できる「らくらく」シリーズのスマートフォン(スマホ)「らくらくスマートフォン me F-01L」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を2019年春に発売します。

価格は公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などの直営店では一括で43,416円(税込)となっており、ドコモショップ店頭やドコモオンラインショップなどにて事前予約受付が実施される見込みです。

本機は今年2月に発売された「らくらくスマートフォン me F-03K」の後継機種で、同様に月々サポートや端末購入サポートといった購入補助割引が付かない代わりに毎月の利用料から1,500円(税別)が割り引かれる施策「docomo with」の対象となります。

らくらくスマートフォン me F-03Kから画面が4.5インチから4.7インチに大型化してスペックが向上したほか、背景だけを綺麗にボカすポートレート機能などのカメラ機能が強化されました。OSはAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)を採用しています。

そこで本記事では発表会場に併設されたタッチ&トライコーナーにてらくらくスマートフォン me F-01Lの実機に触れる機会がりましたので、写真や動画とともにご紹介します。

らくらくスマートフォン me F-01L-002
本体カラーはブラック、ピンク、ゴールドの3色


■新たな機能を2つ搭載した新型らくらくスマートフォン
本機はシニア層向けスマホとして長く支持されている「らくらくスマートフォン」シリーズの最新機種で、前機種となる「らくらくスマートフォン me F-03K」から約1年での新機種発売となります。

らくらくスマートフォン me F-01Lに追加された機能としては、カメラで花を撮影して写真をコレクションしていく「花ノート」と、脈波センサーによる健康管理機能があります。

花ノートでは撮影した花を端末が自動認識して似ている花を列挙してくれるので、ユーザーはその中から該当する花を選ぶだけでコレクションに追加できます。コレクションされる花の種類は約400種類あり、旅行先や散歩などで見つけた花を写真に収める楽しさをより能動的にしてくれます。

また花ノートにコレクションされた花の詳細を開くと、どのような花なのかをボタン1つでGoogle検索できるようにもなっており、その花についてより深く知ることがかんたんにできます。

らくらくスマートフォン me F-01L-003
撮影した花は図鑑のようにコレクションされていくのでゲーム感覚で楽しめる


らくらくスマートフォン me F-01L-004
ユーザーがどんな花を多く撮っているのかなども「花レポート」として記録される


脈波センサーを使った健康管理アプリでは、血管年齢や測定時の体の緊張状態などを知ることができます。精度はそれほど厳密ではないとのことですが、測定内容に沿ったアドバイスなども表示されるため、大まかな体調管理や日々の気づきの一助としては十分に役立てられそうです。

らくらくスマートフォン me F-01L-005
背面のアウトカメラとLEDライトの下にあるのが脈波センサー


らくらくスマートフォン me F-01L-007
まだ開発中のためアイコン上のアプリ名「歩数計」となっているが、これが製品版では脈波センサーを用いた健康管理アプリとなる予定


らくらくスマートフォン me F-01L-006
日々の体調管理がスマホで手軽にできるのはシニア層にとってありがたい機能だ


■デザインはそのままに画面を大型化
本体デザインには大きな変化は見られませんが、画面はらくらくスマートフォン me F-03Kの4.5インチからひと回り大きな4.7インチへと大型化し、文字やアイコンもより大きく見やすくなりました。ディスプレイ素材には引き続き有機ELが使われており、コントラスト比が高く文字などの読みやすい画面となっています。

画面の大型化に筐体のフットプリントも高さ約143mm×横幅約70mmと若干大きくなりましたが、厚さは約9.3mmとわずかに薄くなっています。

らくらくスマートフォン me F-01L-008
分かりやすいタイル表示のホームUI「らくらくホーム」も健在


らくらくスマートフォン me F-01L-009
外部接続端子はUSB type-Cになった


らくらくスマートフォン me F-01L-010
音量調整ボタンの「+」を長押しでブザー機能(設定で変更可能)


USIMスロットやmicroSDスロットは防水キャップ式で、本体はIPX5、8の防水機能とIP6Xの防塵機能に対応し米国国防省の調達規格であるMIL規格・23項目にも準拠しています。USIMはnanoSIMを採用しており、microSDには400GBまでのmicroSDXCカードを利用できます。

らくらくスマートフォン me F-01L-011
USIMは防水キャップを開け、さらにトレーを引き出して差し込む


本体デザインや新しく追加された花ノートなどの機能については以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:「らくらくスマートフォン me F-01L」のタッチ&トライムービー

動画リンク:https://youtu.be/fNfNtVZgbeE

■ユーザーの要望を取り入れつつ新たな提案も
前機種のらくらくスマートフォン me F-03Kで廃止されていた、アイコンやなどを軽く「押す」ことで「ポコン」というボタンを押したようなフィードバックを得られる「らくらくタッチ」機能がらくらくスマートフォン me F-01Lに再び搭載された点も地味ながら嬉しいポイントです。

従来機を長く愛用していた方の中には誤操作の少ないらくらくタッチ機能を好んでいた方も多く、らくらくスマートフォン me F-03Kで廃止された際に復活させて欲しいという要望が少なからずあったとのことです。

便利な機能を要望に応えるかたちで復活させ、さらに新しい活用法や楽しみ方を提案してくれている今回のらくらくスマートフォン me F-01Lは、従来機種から安心して機種変更ができる良い製品に仕上がっているのではないでしょうか。

らくらくスマートフォン me F-01L-012
スマホ片手に散歩へ出かけたくなる機種だ




記事執筆:秋吉 健


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
らくらくスマートフォン me F-01L 関連記事一覧 - S-MAX