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NTTドコモやau、SoftBankなどの大手携帯電話会社では販売するスマートフォン(スマホ)やフィーチャーフォン(従来型携帯電話、いわゆる「ガラケー」)、タブレットなどにSIMロックを施して販売しており、購入時には他社のSIMカードを利用できないようにしている。
一方、各社ではこのSIMロックを一定条件の元で解除する「SIMロック解除」にも対応しており、各社のショップ店頭やオンラインなどで実施できるようになっている。例えば、NTTドコモにおけるSIMロック解除手続は、ドコモショップ店頭やドコモインフォメーションセンターへの電話、公式Webサイトのドコモオンライン手続きで行える。
このうちのドコモオンライン手続きによる公式WebサイトによるSIMロック解除は、SIMロック解除手数料が無料となるので、特別な事情がなければこのオンラインによる手続きをオススメする。今回は、NTTドコモのスマホなどのSIMロック解除をオンラインで行う方法を紹介する。
なお、モバイルWi-Fiルーターなどのデータ通信端末の場合は店頭でのSIMロック解除も無料だが、スマホやガラケーでは店頭または電話にて手続をすると、税抜3,000円(税込3,240円)の手数料が発生する。
NTTドコモではオンラインによるSIMロック解除がドコモオンライン手続きのパソコン(PC)版からのみ行える。ドコモオンライン手続きはオンラインサポートサービス「My docomo」内にあり、My docomoなどから利用できるほか、Webブラウザーで直接『契約内容・手続き | My docomo | NTTドコモ』を表示してもOKだ。
なお、ドコモオンライン手続きのスマホ版やiモード版のページにはSIMロック解除が用意されておらず、もちろん、スマホなどでもパソコン版を表示すれば良いのだが、この点は注意したい。またSIMロック解除に必要なものは以下の通りとなる。
・dアカウント(SIMロック解除を行う回線のdアカウント)
・SIMロック解除を行う製品の製造番号(IMEI)
・NTTドコモ(およびそのMVNO)以外のSIMカード
手順としてはまずdアカウントでログインした状態でドコモオンライン手続きのページ下部にある「SIMロック解除」からSIMロック解除コードを発行する。このときに製品の製造番号を入力する必要がある。
製造番号はAndroidスマホなら電話アプリ(ダイヤル)上で「*#06#」を入力して表示させるか、「設定」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI情報」 などで確認できる。一方、iPhoneやiPadの場合は「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」で表示される。
その他、公式Webストア「ドコモオンラインショップ」で購入してまだ製品が手元に届いていない場合などでいち早くSIMロック解除コードを発行したい場合には、ドコモオンライン手続きの「ご契約内容確認・変更」にて確認できる。ただし、ここで確認できるのは最終購入製品のもののみだ。
製造番号を控えたら、SIMロック解除の手続画面にて製造番号を入力して手続を行う。オンラインでSIMロック解除の手続を完了させると「SIMロック解除コード」が発行される。
さらにAndroidの場合には実際にSIMロック解除を完了させるため、SIMロック解除を行う製品にNTTドコモ(またはそのMVNO)以外のSIMカードを挿して、SIMロック解除コードを入力する必要がある。
iPhoneやiPadではSIMロック解除コードの入力が不要となっており、NTTドコモ(またはそのMVNO)以外のSIMカードを挿すと自動的にアクティベーションのプロセスが走り、SIMロックが解除されるようになっている。
なお、ドコモオンラインショップにて購入した製品のSIMロック解除で「43121」エラーが発生する場合は、ドコモオンラインショップで「切り替え(開通)手続」を行う必要があるので注意したい。詳細については『ドコモオンラインショップで購入したスマホをオンラインでSIMロック解除した時にエラー「43121」が出た場合の解決方法を紹介!切り替え(開通)手続が必要【ハウツー】 - S-MAX』にて紹介しているので参照して欲しい。
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