10.9インチタブレット「Apple iPad Air(第4世代)」が登場!

Appleは15日(現地時間)、オンライン発表会「Apple Events - September 2020」を開催し、新たに全画面デザインに刷新された10.9インチタブレット「iPad Air(第4世代)」を発表しています。発売時期は日本を含む1次販売国・地域では2020年10月を予定し、価格はアメリカでは599ドル(約63,000円)から。

日本でもAppleの公式Webストア(Apple.com内および専用iOSアプリ「Apple Store」)にて価格が案内されており、Wi-Fi版の64GBが税抜62,800円(税込69,080円)、256GBが税抜79,800円(税込87,780円)、Wi-Fi+Cellular版(SIMフリー版)の64GBが税抜77,800円(税込85,580円)、256GBが税抜94,800円(税込104,280円)となっています。

また保証サービス「AppleCare+ for iPad」はそれぞれ税抜8,400円(税込9,240円)となっています。またWi-Fi+Cellular版はNTTドコモやau、SoftBankからも販売され、Wi-Fi版はSoftBankや量販店などでも販売されると見られます。

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iPad Air(第4世代)はこれまでの「iPad Air」シリーズと異なり、2018年11月に発売された「iPad Pro」シリーズのようにディスプレイの回りの縁(ベゼル)が狭くなった“ほぼ全画面デザイン”を採用し、新しいチップセット(SoC)「A14 Bionic」によって高性能化しています。

また全画面デザインのiPad Proが顔認証「Face ID」を採用しているのに対し、iPad Air(第4世代)は側面の電源キー(トップボタン)部分に指紋認証「Touch ID」を搭載しています。ディスプレイは約10.9インチ2360×1640ドットIPS液晶「Liquid Retinaディスプレイ」(約264ppi)を搭載。

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側面Touch ID


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iPad Air(第4世代)のディスプレイ

広色域ディスプレイ(P3)やTrue Toneディスプレイ、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、1.8%の反射率、500nitの輝度に対応。またペン入力「Apple Pencil(第2世代)」に対応するほか、専用キーボード端子「Smart Connector」にも対応。

また充電・外部接続端子はLightning端子からUSB Type-C端子に変更され、データ転送速度が10倍となっているとのこと。サイズは約247.6×178.5×6.1mm、質量はWi-Fiモデルが約458g、Wi-Fi+Cellularモデルが約460g。本体カラーはシルバーおよびスペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色展開。

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iPad Air(第4世代)のカラーバリエーション


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充電・外部接続はUSB Type-C端子に。3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載


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Apple A14 Bionic

新たに5nm製造プロセスで開発されたApple A14 Bionicは2つの高性能コアと4つの高効率コアのヘキサコアCPUやクアッドコアGPU、16コアのNeural Engineなどを搭載し、CPUで40%、グラフィック性能で30%、ML性能で2倍、ML演算速度で10倍となっているということです。なお、組込型M14コプロセッサーも内蔵。

カメラは前面が約700万画素裏面照射型CMOSのフロントカメラ「TrueDepthカメラ」(F2.0)、背面が約1200万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F1.8、5P)を搭載し、ハイブリッド赤外線フィルターやLive Photos、スマートHDR、ノイズリダクション、露出コントロール、バーストモード、4K・60fpsムービーなどに対応。

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外部スピーカーはステレオに対応し、音響面では「Dolby Digital(AC-3)」および「Dolby Digital Plus(E-AC-3)」をサポート。マイクも2つ搭載し、通話やビデオ撮影、オーディオ録音のために周囲のノイズを消しつつ、高音質でFaceTimeオーディオを利用可能。

その他の仕様では、Wi-Fi 6やMIMO、HT80に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(同時デュアルバンド2.4GHz/5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、電子コンパス、iBeacon、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサーに対応。またWi-Fi+Cellularモデルでは位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・QZSS)に対応。

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Magic Keyboardが別売で用意

Wi-Fi+CellularモデルではnanoSIM(4FF)カードスロット(Apple SIMに対応)を1つに加えて「eSIM」に対応しており、対応周波数帯は以下の通り。さらにバッテリー容量は28.6Whで、最大10時間のバッテリー駆動時間、より高速なWi-Fi接続、そして他のどのタブレットより多くのLTEバンドをサポートし60%高速なギガビット級LTEにより、1日中生産的かつ創造的でいることができるとのこと。iPadOS 14をプリインストール。

UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)、GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
ギガビット級LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、34、38、39、40、41、46、66)

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iPad Air(第4世代)のインフォグラフィックス


記事執筆:memn0ck


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