SoftBankやY!mobile、SoftBank光、SoftBank Airなどの訪問販売代理店での個人情報不正取得!

ソフトバンクは4日、2015年から2018年までの期間に主に訪問販売代理店などを行っていた二次代理店において同社の携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」などの契約手続きを行った人の個人情報6347件が不正に取得されたことが判明したと発表しています。

複数の携帯電話会社のブランドを扱う併売店において訪問販売やブース販売などの形でソフトバンクの代理店業務を行っていた人物がソフトバンクが取り決めたルールを遵守せず、不正な方法で個人情報を取得していたとのこと。

すでに当該人物は二次代理店の役員ですでに別件に関する電子計算機使用詐欺などの容疑で警視庁に逮捕されており、取り調べを受けているとし、ソフトバンクでは捜査当局からの捜査協力依頼によって問題を知得し、これまで捜査に全面的に協力してきたということです。

なお、ソフトバンクの社内調査の結果、同社の顧客データベースから契約者の個人情報が一切流出していないことを確認しているものの、消費者のみなさまには多大な不安と迷惑をかけたとして深く謝罪しています。

またソフトバンクでは今回の問題を厳粛に受け止め、ソフトバンクの代理店に対する管理・監督責任を再度徹底するとともに、全社を挙げて再発防止を図っていくとしています。

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ソフトバンクでは捜査当局によると、当該人物は2015年から2018年までの期間にソフトバンクの携帯電話サービスの契約手続きを行う際に、ソフトバンクの顧客システム以外に情報を登録・記録してはならないというルールを遵守せずに、「お客さま控え」を写真撮影やコピーをすることで情報を不正に取得していたということです。

ソフトバンクは従来、このような行為を一切禁じており、代理店の研修でも禁止行為として指導していますが、問題が発覚したため、再発防止策として販売代理店の管理体制の見直しを下記の通り行っていくとしています。

・販売代理店における業務の定期的な監査
・販売代理店における個人情報に関わる事故
・不正行為への厳罰化/販売代理店における個人情報取り扱いに関する教育の再徹底

捜査当局からの情報をソフトバンクが社内で精査して判明した不正取得された情報は以下の通り。なお、交換機暗証番号とは一般電話から留守番・転送電話の再生・消去などを行う場合や一部の設定変更の際に入力する4桁の番号で、設定変更後、SMSで契約者本人の携帯電話に通知が届くため、万が一、第3者による変更が行われても検知が可能です。また携帯端末の暗証番号とは異なるとのこと。

・件数:6347件
・内容:氏名、住所、生年月日、連絡先電話番号、携帯電話番号、携帯電話機の製造番号(IMEI)、交換機暗証番号、料金支払い用の金融機関名および口座番号
・対象:2015年から2018年の期間に当該人物が関わった訪問販売代理店などで、SoftBankやY!mobileの携帯電話サービス、SoftBank光、SoftBank Airの契約手続きを行った人の一部

またソフトバンクでは捜査当局から上記のうち一部の人において金融口座からの不正引き出し被害に遭われた事案が62件発生し、金融機関による補填が行われたとされているとしています。なお、ソフトバンクは金融機関の口座暗証番号は取得しておらず、今回、当該人物による不正取得も確認されていないと捜査当局から聞いているとのこと。

改めて、多大な不安と迷惑をかけたとして深くお詫びし、情報不正取得の対象となった人ついては書面で個別に連絡を行っていくということです。なお、交換機暗証番号についてはすでにリセットを完了しているとしています。





記事執筆:memn0ck


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