既報通り、Appleや量販店、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクなどにて新しいタブレット「12.9インチiPad Pro(第5世代)」および「11インチiPad Pro(第3世代)」が日本を含む1次販売国・地域にて5月21日に発売されました。

NTTドコモおよびau(KDDI・沖縄セルラー電話)ではWi-Fi+Cellularモデルのみ、Appleや量販店、ソフトバンクなどではWi-Fi+CellularモデルとWi-Fiモデルが販売され、Appleなどが販売するWi-Fi+CellularモデルはSIMフリーモデルとなっています。

価格(金額はすべて税込)は12.9インチiPad Pro(第5世代)が129,800円から、11インチiPad Pro(第3世代)が94,800円からとなっており、各社における販売価格は『NTTドコモやau、SoftBankが新しいiPad Pro(12.9インチ第5世代と11インチ第3世代)の取り扱いを発表!4月30日21時に予約開始。価格も紹介 - S-MAX』をご参照ください。

なお、保証サービス「AppleCare+ for iPad」は12.9インチiPad Pro(第5世代)が18,480円(金額はすべて税込)、11インチiPad Pro(第3世代)が16,280円です。

今回はこのうちの12.9インチiPad Pro(第5世代)のWi-Fi+Cellularモデル(1TB・シルバー)をApple Storeにて購入しましたので開封して外観や同梱品、ベンチマークなどを紹介します。

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12.9インチiPad Pro(第5世代)のパッケージをダンボール箱から出しているところ

12.9インチiPad Pro(第5世代)は2020年3月に発売された「12.9インチiPad Pro(第4世代)」の後継機種で、顔認証「Face ID」に対応したディスプレイの回りの縁(ベゼル)が狭くなったデザインを継承し、新たにチップセット(SoC)をApple Siliconeの「Apple M1」としてより高性能化した大画面タブレットです。

パッケージ(箱)はこれまで通りに白を基調とした薄いもので、箱を開けるとまず12.9インチiPad Pro(第5世代)の本体が現れ、その下に付属品が収納されています。付属品はUSB-C充電ケーブル(1m)と20W USB-C電源アダプター、Appleロゴ(りんご)のシール、各種紙類となっています。またWi-Fi+CellularモデルにはSIM取り出しツール(SIMピン)も入っています。

0312.9インチiPad Pro(第5世代)のパッケージ(箱)


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12.9インチiPad Pro(第5世代)の箱を開けたところ。まず本体が現れます


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12.9インチiPad Pro(第5世代)の同梱品一覧

なお、12.9インチiPad Pro(第5世代)のモデル名はWi-Fi+Cellularモデルが「A2461」、Wi-Fiモデルが「A2462」となっており、電波法に基づく工事設計認証(R)の認証番号はともに「003-210042」で共通となっています。

またWi-Fi+CellularモデルはiPadシリーズ初の5G対応となっており、nanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMに対応しています。日本ではNTTドコモやau(KDDIおよび沖縄セルラー電話)、ソフトバンクに加え、動作保証外ながら楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)や各社の仮想移動体通信事業者(MVNO)で利用できます。ただし、Rakuten UN-LIMIT VIではiPadシリーズには正式対応していないため、5Gでは利用できません。

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12.9インチiPad Pro(第5世代)の本体を覆っている半透明な保護シートを外しているところ

またApple M1搭載や5G対応の他にもう1つの特徴としてはミニLEDを1万個搭載して極めて高い輝度(フルスクリーンの最大輝度1000nits、HDR利用次のピーク輝度1600nits)を実現した約12.9インチ2732×2048ドットIPS液晶「Liquid Retina XDR」(約264ppi)を搭載している点でしょう。

各ミニLEDはとても薄いiPad Proに収められるように特別に設計され、一世代前のモデルに使われているLEDの120分の1となっており、さらに専用の光学フィルムと光拡散フィルムが一段と効率的に混光するため、厚さは変わらず6.4mmに抑えられているとのこと。

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12.9インチiPad Pro(第5世代)の正面。初期設定を終えたところ

さらにこれらのミニLEDが2596の直下型ローカルディミングゾーンに分割された2Dバックライトシステムを採用し、表示する内容に応じてそれぞれのゾーンの輝度を正確に調整することによって液晶としては目を見張るようなコントラスト比100万:1を実現し、省電力性にも優れてバッテリー持ちも良くなっているとのこと。

なお、これまで通りにMulti‑Touchやリフレッシュレート120Hz、ProMotionテクノロジー、広色域ディスプレイ(P3)、True Toneディスプレイ、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、1.8%の反射率、輝度600nitに対応しています。

ディスプレイの上にはセンターフレームに対応した約1200万画素CMOSのフロントカメラ「TrueDepthカメラ」を搭載し、新たに超広角レンズ(画角122°、F2.4)によってFaceTimeなどが使いやすくなっているほか、センターフレームは機械学習を使って自分が動いてもフレームの中心から外れないように自動でパンを調整したり、他の人がビデオ通話に出入りすると、そのタイミングに合わせて拡大や縮小をしてくれるようになっています。

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12.9インチiPad Pro(第5世代)の背面。本体カラーは写真のシルバーのほか、より濃くて黒に近いスペースグレイの2色展開

リアカメラは約1200万画素CMOS/広角レンズ(F1.8)と約1000万画素CMOS/超広角カメラ(F2.4、画角125°)のデュアルリアカメラを搭載し、ともに5枚構成レンズでサファイアクリスタル製レンズカバーとなっており、それぞれ前機種と同様となっています。またLiDARスキャナーも引き続いて搭載しています。

サイズは12.9インチが約280.6×214.9×6.4mmと前機種より厚みが0.5mm増し、質量はWi-Fiモデルが約682g、Wi-Fi+Cellularモデルが約684gとそれぞれ40g程度重くなっています。筆者は2世代前の「12.9インチiPad Pro(第3世代)」(Wi-Fiモデル)からの乗り換えですが、大きさ・重さともに特に変わりはほぼ感じられません。

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12.9インチiPad Pro(第5世代)と12.9インチiPad Pro(第3世代)を並べたところ。第3世代はシングルカメラでした

部品配置などは既存製品と同様で、外部スピーカーは従来通りに四隅に4つ搭載し、独立したツイーターと新しいウーファーによってより臨場感のあるステレオサウンドを実現。マイクは5つ搭載。USB Type-C端子(DisplayPort対応)は新たにThunderbolt 3やUSB 4に対応し、最大40GbpsとiPadシリーズ史上で最も速くて最も万能な端子となりました。

電池パックは内蔵式リチャージャブルリチウムポリマーバッテリーで、バッテリー容量は12.9インチモデが40.88Whとなっており、バッテリー持ちはWi-Fiでのインターネット利用やビデオ再生で最大10時間、Wi-Fi+Cellular版で携帯電話データネットワークでのインターネット利用だと最大9時間。

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右側面に音量上下キーおよび磁気コネクター、Smart Connector、左側面にマイクが配置。Wi-Fi+Cellularモデルには右側面にnanoSIMカードスロットもあります


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上側面にトップキー(電源/スリープキー)や3つのマイク、外部スピーカーが2つ、下側面にUSB Type-C端子や外部スピーカーが2つあります

Apple M1は高性能な4コア+高効率な4コアのオクタコアCPUやオクタコアGPU、16コアNeural Engineを内蔵し、前機種よりもCPU性能は50%、グラフィック性能は40%向上し、さらにストレージ速度も2倍となっているそうです。また内蔵メモリー(RAM)は128GBや256GB、512GBストレージモデルでは8GBですが、1TBや2TBストレージモデルでは16GBとなっているとのこと。

事前に内蔵ストレージ容量によってRAM容量も変わるのがわかってしまってはやはり16GB RAMである1TBまたは2TBを買うしかない……ということで、これまでの使い方であれば128GBでも十分なのですが、かなり価格が高くなるものの、今回は1TBを購入しました。OSは最新のiPadOS 14.5がプリインストールされています。

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「設定」→「一般」→「情報」における製品情報。購入したのは内蔵ストレージ1TBで、空き容量は990.71GBとのこと


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アプリ「CPU Dasher」で確認した製品情報ではApple M1は最大3.2GHzのオクタコアCPU、1TB版では確かに16GB RAM(実際には15.22GB)となっていました


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ベンチマークアプリ「Geekbench 5」の「CPU」ではシングルコア1713、マルチコア7228という結果に(ベンチマークはそれぞれ3回測定した中央値を掲載)。前機種の12.9インチiPad Pro(第4世代)がシングルコア1130、マルチコア4726あたりなのでかなり高性能化しているのがわかります


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こちらはグラフィック性能を測るベンチマークアプリ「3DMark」の「Wild Life」の結果。17166(102.8fps)となっていました。ちなみにSnapdragon 888を搭載する「Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B」では5500程度となっているため、その圧倒的な高性能さがわかります

その他の仕様ではWi-Fi 6やMIMO、HT80に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(同時デュアルバンド2.4GHz/5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、電子コンパス、iBeacon、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサーに対応。またWi-Fi+Cellularモデルでは位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・QZSS)に対応し、A2461の対応周波数帯は以下の通り。

5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79)4
FDD-LTE(バンド 1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)


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12.9インチiPad Pro(第5世代)のWi-Fi+CellularモデルのnanoSIMカードスロットを引き出したところ

まだあまり使いこなしていないため、ディスプレイの表示性能などはあまり把握できていませんが、ひとまず、Apple M1の性能はかなり高そうです。これまで12.9インチiPad Proは第1世代から第3世代までは購入し、第4世代は購入を見送っていましたが、自宅で使っている第2世代が少し動画が緩慢になってきたのでそれとの入れ替えを予定しています。ちょっと奮発して1TBのWi-Fi+Cellularモデルを購入したので長く使えればと考えているため、使っていって気になった点などがあったら随時紹介していきたいと思います。






記事執筆:memn0ck


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