学習用に適したオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン「1MORE SonoFlow Mini HQ20」をレビュー!

学習時にヘッドホンを利用することによって周りの雑音がカットされ、聞こえてくる音に集中することができるため、動画などの教材への集中力がアップすると思います。ただし、子どもが学習でヘッドホンを利用する場合は聴覚に影響が出ることが心配です。

また声でリピートしながら学習する場合には自分の声が聞こえにくいと、学習に影響が出てしまいます。このような懸念点をクリアした学習用に最適なオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン「1MORE SonoFlow Mini HQ20(ワンモア・ソノフロー・ミニ・エイチキューニジュウ)」がTiinlab Internationalが展開するオーディオブランド「1MORE(ワンモア)」から2025年5月16日(金)に発売されました。

販路は同社の公式Webサイト( https://1morejp.com/ )内にある公式Webストアのほか、Amazon.co.jp楽天市場Yahoo!ショッピングで、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格が6,980円となっています。今回、そんな1MORE SonoFlow Mini HQ20をご提供していただいて実際に試してみましたのでその模様を紹介します。

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1MORE SonoFlow Mini HQ20のパッケージ

1MORE SonoFlow mini HQ20は子ども向けに設計された学習効率と聴覚保護を両立するオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホンで、サイズは約153×45.4×184.5mm、質量は約181gと、子どもでも使いやすいコンパクトな大きさかつ軽量となっており、カラーはブラックおよびホワイト、ブルー、ピンクの4種類があります。またヘッドホン本体には右側に電源キーや音量キー、USB-C充電ポートが搭載されています。

一方、アクティブノイズキャンセリングは搭載していませんが、プロテインレザー素材のイヤークッションによるパッシブノイズキャンセリングにて遮音効果が高くなっています。バッテリー容量は500mAhで、2時間で満充電(USB-C充電ポートから充電)になり、連続再生時間は65時間となっており、長時間の学習利用でもバッテリー切れの心配がありません。スピーカーインピーダンスは32Ωとのこと。

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1MORE SonoFlow Mini HQ20の同梱物


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1MORE SonoFlow mini HQ20のボタン部分


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プロテインレザー素材のイヤークッション

ワイヤレスヘッドホンなので、スマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)、ミュージックプレイヤーなどとはBluetooth 5.3で接続し、BluetoothプロトコルはHFPおよびA2DP、AVRCP、対応コーデックはSBCおよびAACをサポートしており、通信距離は10メートル(開放環境下)となっています。またAndroidやiOS(iPhone)にはスマホなど向けアプリ「1MORE」(以下、1MOREアプリ)が用意されており、より簡単にペアリングして利用できるようになっています。

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1MOREアプリ

1MOREアプリで学習に特化した機能を設定でき、最大の特徴は「聴覚保護具」のメニューから世界保健機関(WHO)の安全基準に準拠した「スマート音量管理機能」を搭載し、最大音量を自動調整が可能です。「小さい音量」(デフォルトの音量70db、最大音量74db以下)、「中程度の音量(デフォルトの音量80db、最大音量85db以下、24時間の利用時間2時間以内)、「大音量(デフォルトの音量87db、最大音量94db以下、24時間の利用時間0.5時間以内)から選択でき、高周波音からの自然な聴覚保護に配慮して長時間使用でも安心して利用が可能だということです。

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1MOREアプリの「聴覚保護具」

また「耳返し機能」は声を出して学習する場合にヘッドホンを付けたままでも自分の声が聞こえる機能です。仕組みとしては「AI ENC」によって周りのノイズをカットした自分の声がヘッドホンから聞こえるようになっており、学習に集中しつつ、自分の声が聞こえるので声を出して行う反復練習がしっかりとできます。さらに「知覚される音量が小さい」および「中程度の知覚音量」、「知覚される音量が大きい」から選択できます。

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1MOREアプリの「耳返し機能」

もちろん学習だけでなく、オーディオブランドの1MOREのヘッドホンということで、高音質な音楽再生が可能です。「専門的なチューニング」にてアプリでプリセットされたイコライザー(スタジオ、低音抑制、低音ブースト、ボーカルエンハンス、クラシック、ポップ)が選択できます。またカスタマイズイコライザーに対応しており、自分で音質を調整することも可能です。

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1MOREアプリの「専門的なチューニング」におけるプリセットされたイコライザー

40mmのDLC(ダイヤモンドライクカーボン)複合ドライバーによって高音域から低音域までクリアで繊細な音質を実現しているため、子どもの学習用ヘッドホンだけでなく、大人が使う音楽用小型ヘッドホンとしても十分に使えると感じました。また大人が利用する場合にはヘッドホン自体が小さいため、耳をすべて覆うような密閉型ヘッドホンにはならずに耳に載せるスタイルとなりますが、イヤークッションは装着感が良く、調整可能なヘッドバンドは大人サイズにも対応しています。

その他にも音量モードは緑・黄・赤のランプで視覚的に確認可能で、長時間使用時には自動的に音量が調整されるようになっています。このように子ども向けの学習用ヘッドホンとして1MORE SonoFlow Mini HQ20は「聴覚保護具」や「耳返し機能」にて安心して利用ができます。子どもの学習環境を整えるデジタル機器としてオススメなのではないでしょうか。なお、有線接続での利用はできないということですので、ご注意ください。







記事執筆:伊藤浩一


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