売り切れ続出のUSB急速充電器「Nano II 45W」を試してみた!

既報通り、アンカー・ジャパンは独自の新技術「Anker GaN II(アンカー ガン ツー)」(以下、GaN II)を採用したUSB急速充電器「Anker Nano II(アンカー ナノ ツー)」(以下、Nano II)シリーズを5月25日から販売開始した。

Nano IIシリーズは「Nano II 45W(型番:A2664)」が同日に発売、「Nano II 30W(型番:A2665)」および「Nano II 65W(型番:A2663)」が7月下旬発売の予定となっており、価格(金額すべて税込)は販売中のNano II 45Wが3,390円、Nano II 30Wは2,990円、Nano II 65Wは3,990円となる。

取り扱いはAnker Japan公式サイト( https://www.ankerjapan.com/ )や大手Webストア「Amazon.co.jp」および「楽天市場」といったECサイトのほか、⼀部家電量販店などだ。

今回はこれらのNano IIシリーズ3製品のうちですでに販売されているNano II 45Wをアンカー・ジャパンから提供いただいたので、写真や動画を交えてレビューしていく。

■開封、同梱品をチェック

210528_anker_nanoII_02_960
個装箱を手に持ったところ

Nano II 45Wの個装箱は小さな充電器にしてはやけにしっかりした作りかつ大きさがある。裏面には特徴や仕様が記載されており、下部側面には製品保証に関する内容が記載されている。

また正面向かって右側面には「最適なご使用のために」として、Ankerもしくは接続する機器の純正ケーブルの使用を推奨している。個装箱の上蓋を右から左に開けると、内面にも特徴やGaN IIの説明が記載されている。

210528_anker_nanoII_03_960
個装箱裏面には主な特徴や仕様が記載されている


210528_anker_nanoII_04_960
個装箱右側面の記載内容


210528_anker_nanoII_05_960
個装箱下部側面の記載内容


210528_anker_nanoII_06_960
個装箱を開いたところ


210528_anker_nanoII_07_960
すべての内容物

内容物はNano II 45W本体とユーザーマニュアル(取扱説明書)の2点だけだ。ユーザーマニュアルは1枚ものの用紙で、複数の言語で記載されている。日本語表記はほとんどなく利用時の注意事項は日本語で記載されている。

製品はACアダプターなので特にこれといった付属品がないのは当然かもしれないが、USBケーブルは同梱しないので注意が必要だ。というのも、Nano IIシリーズは3製品とも出力するUSB端子がUSB Type-Cとなっているため、入出力ともにUSB Type-Cのケーブル、もしくは出力がUSB Type-Cで入力がLightningケーブルを用意する必要があるのだ。

現在ではまだ従来のUSB端子(USB Type-A)を利用している人が多いかもしれず、実際、筆者もUSB Type-C×USB Type-Cのケーブルを1本も持っていなかったため、今回のレビューのために購入しに行ったくらいだ。

210528_anker_nanoII_08_960
ユーザーマニュアル表面


210528_anker_nanoII_09_960
ユーザーマニュアル裏面



■本体をチェック

210528_anker_nanoII_10_960
本体を手のひらに乗せたところ

ここからはNano II 45Wの本体をチェックしていく。手のひらに収まる程度の超コンパクトな本体サイズは約35×38×41mm、重量は約68g。コンセントプラグが搭載されている面には仕様などが記載されている。このコンセントプラグは折りたたむこともできるため、持ち運びの際には便利だ。

210528_anker_nanoII_12_960
コンセントプラグ側


210528_anker_nanoII_13_960
コンセントプラグを折りたたんだ状態

USB Type-C端子を備える面には「IQ3」のロゴがある。これはAnker独自の「PowerIQ 3.0(Gen2) 」を搭載していることを示している。

USB Power Delivery(PD)との互換性をさらに高めながら、Qualcomm Quick Chargeなどの充電規格にも対応しており、幅広い機器への急速充電を可能にしている。

なお、PDのオプションProgrammable Power Supply(PPS)規格にも対応しているため、PPS対応機器にもフルスピード充電が可能だ。

210528_anker_nanoII_11_960
USB Type-C端子(出力)側


210528_anker_nanoII_14_960
USB Type-Cケーブルを接続してコンセントに挿した状態



■充電状態をチェック

210528_anker_nanoII_16_960
充電前の画面(左)と急速充電非対応の充電器で充電した状態の画面(右)

続いて実際にシャオミの5020mAhという大容量のバッテリーを搭載したAndroidスマートフォン(スマホ)「Redmi Note 9S(レッドミー ノート ナインエス)」(Xiaomi Communications製)を使い、バッテリー残量が6%とかなり少なくなってから充電を試してみた。充電状態は「Ampere」アプリで確認した。

放電している状態ではオレンジで文字表示され、だいたい-250~-500mAを推移していた。まずはNano II 45Wと比べるために普段使っている急速充電に対応していない4個口のACアダプターで充電してみると、グリーンカラーの文字表示になり、だいたい1100~1500mAを推移していた。電圧が3.849Vとなっているため、おおよそ4.234〜5.774Wとなる。

210528_anker_nanoII_17_1296
電池残量6%で充電を開始した画面(左)、電池残量が51%に達した画面(中央)、電池残量が100%に達した画面(右)

Nano II 45Wで充電してみたところ、2000mA前半~3000mA後半で推移した。しばらく見てみると3000mAh前後で安定していた。電圧が4V程度となっており、最大で15W近く、安定した状態でも12W前後といったところだ。

そのまま充電を続けると、はじめてからおよそ45分で電池残量が50%まで復帰し、およそ2時間20分で100%に達した。90%を超えてくると恐らくスマホ側のバッテリーマネージメント機能が働いて緩やかな充電になってくるが、それでも5000mAh程度のバッテリーを45分程度で半分まで復帰させ、2時間30程度で満充電にできるのは十分速いといえるだろう。

筆者は普段、ほぼいつでも充電できる環境のため急速充電を意識してこなかった。市販の安いACアダプターと100均の1mケーブルを2本繋げて延長した状態で使っていた。それでも基本的にいつでも充電できるため、早めに充電しておくことで電池切れの心配もなく不便さを感じてこなかった。

しかしながら、今回比べてみて明らかに充電速度が異なったので驚いた。もちろんこれまでも急速充電用のACアダプターは販売されているが、このサイズやコンセントプラグの折りたたみまでできるものはほかにはないだろう。

むしろスマホよりはPDに対応したノートPCの充電に向いているかもしれない。ノートPCといえば長らくゴツい充電器が当たり前だったが、Nano II 45Wとケーブル1本あれば充電できるとあれば、ノートPCを持ち歩く人にとっては荷物を減らすことができ、かなり助かるだろう。

最後にNano II 45Wを開封した際のファーストインプレッション動画を紹介する。



210528_anker_nanoII_15_960


【Anker Nano II 45Wの主な仕様】
製品名(型番)Anker Nano II 45W(A2664)
サイズ約35×38×41mm
製品重量約68g
入力100-240V~1.87A 50-60Hz
出力5.0V=3.0A /9.0V=3.0A /15.0V=3.0A /20.0V=2.25A (最大45W)
PPS出力3.3V-16.0V=3.0A / 3.3V-21.0V=2.25A (最大45W)
カラーブラック
パッケージ内容Anker Nano II 45W、取扱説明書
対応機種(一部)スマートフォン
iPhone 12 / 11 / SE(第⼆世代)/ X / 8、Galaxy S21 / S20 / S10 / S9 / S8 / Note20 / Note10 / Note8、Pixel 5 / 4 / 3 他

タブレット端末
iPad(第 8 世代)/ iPad Air(第 4 世代)/ iPad Pro(12.9 インチ)(第 5 世代)/iPad Pro(11 インチ)(第 3 世代)/ iPad mini(第 5 世代) 他

ノート PC
MacBook Air (M1、2020) / Pro (13 インチ、M1、2020)、Dell XPS 13 / 15、Lenovo ThinkPad E490 / X390 / X1、HP Spectre Folio / EliteBook x360、NEC LAVIE VEGA











Anker