ドコモメール公式アカウントがスタート!登録された企業・団体からのメールにはマークが付くように

NTTドコモが@docomo.ne.jpドメインによるメールサービス「ドコモメール」のフィッシング詐欺メール対策を目的に特定の企業・団体の公式アカウントから送信されたメールであることを明示する新機能「ドコモメール公式アカウント」を2021年5月25日(火)から提供しています。

対応する企業・団体はNTTドコモの他にSMBCコンシューマーファイナンスおよびSMBC信託銀行、SMBC日興証券、SMBCファイナンスサービス、佐川急便、日本郵政グループ(ゆうちょ銀行)、三井住友カード、三井住友銀行、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJ銀行、ヤフー、LINE、楽天グループ。

対象となるNTTドコモのサービスは「一定額到達通知サービス」や「データ量到達通知サービス」m「ご利用額確定のお知らせ」、オンライン手続き、ドコモオンラインショップ、dアカウント、dカード、d払い、dポイント、dマーケット、ドコモ光、ネットトータルサポート、メッセージR、メッセージS(スペシャル)、メールでのお問合せ、その他サービス(お便りフォトサービスやBiz Solution by docomoなど)。

なお、Androidでは「ドコモメール」アプリにて対応しますが、iPhoneやiPadなどのAndroid以外ではドコモメール(ブラウザ版)にて確認できるのみ。またドコモメール公式アカウントに対応したAndroid向けドコモメールアプリ(バージョン68803)は起動できない事象が一部発生しているため、現在配信を停止しているということです。

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Android向けドコモメールアプリ

フィッシング詐欺メールは実在する企業やサービスを装って口座情報やアカウント情報などの個人情報を盗み出そうとするメールのことで、大きな社会問題となっています。今回、ドコモメールにおいて提供開始されたドコモ公式アカウントでは対応する企業・団体(公式アカウント)から送られたメールに対して公式アカウントのマークが表示される機能です。

これにより、Android向けドコモメールアプリまたはドコモメール(ブラウザ版)では公式アカウントを装って送信されたメールを受信した場合はマークが表示されないため、送信元の判別が容易になり、より安全・安心な環境でメールを確認いただけるようになります。利用料は無料で、利用するには申し込みも不要です。

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ドコモメール(ブラウザ版)の場合

仕組みとしては送信ドメイン認証「SPF(Sender Policy Framework)」と呼ばれる技術を用いて特定のドメインからのメール送信であると宣言されているサーバーから送信されたものか判定し、登録された対応企業・団体からのメールは公式アカウントのマークが付けられます。そのため、ゆうちょ銀行については一部、他社サービス経由で送付しているメールはマーク表示対象外となるとのこと。

一方、利用しない場合には「My docomo」( https://spmode.smt.docomo.ne.jp/mail_setting/ )にて「ドコモメール公式アカウントの設定」を「利用しない」に変更する必要があります。また同社では導入を希望する企業・団体からの申し込みを随時受付しており、同社の公式Webサイトから申し込みでき、利用料金は導入企業・団体についても無料とのこと。利用に際しての注意事項は以下の通り。

・本サービスは送信ドメイン認証に成功したお申込み企業さまのメールに対してドコモメール上で公式アカウントであることを明示する機能であり、弊社がメールの内容を保証するものではありません。
・以下のようなケースでは公式アカウントマークが表示されない場合があります。
 ・自動的なメールの転送やメーリングリストを通じてメールを受信した場合
 ・弊社システムの不具合や高負荷が発生した場合
 ・送信側システムの設定変更などにより送信ドメイン認証に失敗した場合
・以下のケースでは公式アカウントマークは表示されません。
 ・お客さまご自身でドコモメール対応機種内にメール取り込みを行ったドコモメール
・メッセージRとメッセージSについては、各メールではなく各フォルダ一覧画面上部に公式アカウントマークが表示されます(お客さまによる本機能の設定に関わらず表示されます)。
※現在はらくらくスマートフォンのみ表示。スマートフォン/タブレット(Android)は21年7月以降より表示予定。
※メッセージRとメッセージSはブラウザ版への配信がないことから、iPhone・iPadをご利用のお客さまはこちら確認いただくことができません。


記事執筆:memn0ck


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