NTTドコモは7日、電話番号だけでテキストメッセージに加えて写真や動画などのコンテンツを送受信できる新たなメッセージサービス「RCS」を2026年8月24日(月)に提供開始するとお知らせしています。利用に申し込みは不要で、オンライン専用の料金プラン「ahamo」を含めたすべての料金プランで利用でき、NTTドコモの回線を用いた仮想移動体通信事業者(MVNO)についても今後対応する予定だということです。
また利用料は無料となりますが、別途、データ通信料が発生するほか、送信先がRCSに対応していない場合は「SMS(ショートメッセージ)」で送信されるため、送信文字数に応じて料金が発生します。なお、まずはAndroid搭載機種のスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Google メッセージ」(以下、Google メッセージアプリ)で利用でき、iPhoneの「メッセージ」アプリでも後日対応する予定です。
なお、NTTドコモではRCSをパートナー企業のGoogle Asia Pacificが運営を行い、現時点における取扱国・地域は日本のほか、アメリカおよびスイス、イギリス、インド、シンガポール、オランダ、ギリシャ、ドイツ、ベルギー、ルーマニア、デンマーク、アイルランド、ポーランド、ポルトガル、スペイン、イタリア、フランス、チェコ、フィンランド、スウェーデン、リトアニアとなっています。
またGoogle メッセージアプリで利用するRCSについては8月24日以降に提供会社をGoogle子会社のJibe MobileからNTTドコモへ順次変更するということです。さらに同社では企業と個人が相互にメッセージなどのやり取りができる「RCS公式アカウント」についても2026年冬の提供開始を予定しているということです。詳細な提供開始日や対象機種などの詳細については後日案内するとしています。
RCSはSMSやMMSの後継と位置付けられる規格として携帯電話関連の世界最大の業界団体であるGSMA(Global System Mobile Association)で世界的に標準化されたメッセージサービスで、携帯電話番号宛てにテキストや絵文字の送受信が可能な従来のSMSを拡張し、RCSではそれらに加えて携帯電話番号宛てに写真や動画、スタンプなどの送受信が行え、さらにグループチャットや既読確認などの便利な機能も利用できます。
一方で規格としてのRCSは日本ではすでにNTTドコモおよびKDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクが連携してそれぞれ提供しているコミュニケーションサービスである「+メッセージ」が提供されているほか、楽天モバイルが独自に提供している「Rakuten Link」もRCSに準拠しているものの、どちらも基幹となるサーバーがGoogleやAppleが提供するRCSと接続していないため、相互に送受信できずにいます。
| サービス | RCS | SMS | |
| 宛先 | 携帯電話番号 | 携帯電話番号 | |
| spモード契約または ahamo・irumoインターネット接続サービス |
要 | 不要 | |
| アカウント・パスワード | 不要 | 不要 | |
| 写真・動画 | 〇 | × | |
| ファイル添付 | 〇 | × | |
| グループメッセージ | 〇 | × | |
| 既読・未読確認 | 〇 | × | |
| スタンプ | 〇 | × | |
| ボイスメッセージ | 〇 | × | |
| 位置情報送信 | 〇 | × | |
| 使用料金 | 受信料 | 無料※ | 無料 |
| 送信料 | 無料※ | 3.3円~33円※ | |
※月額使用料は無料ですが、メッセージの送受信にはデータ通信量が消費されます。RCS同士のメッセージのやり取りは送信料無料で利用できます。ただし、相手がRCSを利用していない場合はSMSとして送信されるため、送信者に文字数によるSMS送信料が発生します。金額はすべて税込表記です。
そうした中で日本ではKDDIおよび沖縄セルラー電話が2025年4月より、ソフトバンクが2026年3月よりiPhoneなどの「メッセージ」アプリやAndroidの「Google メッセージ」におけるRCSを提供開始しており、NTTドコモもすでに紹介しているように2026年3月よりAndroid搭載のスマホやタブレット(Cellularモデル)の標準メッセージアプリにGoogle メッセージを採用してRCSの送受信も可能となっていました。
今回、新たにNTTドコモが8月24日よりRCSを正式に提供開始することが案内され、提供開始後はまずはAndroidのGoogle メッセージアプリで利用でき、さらに今後にiPhoneなどでもRCSが利用できるようになる予定です。なお、NTTドコモではRCSの提供開始に伴って利用にあたっての注意事項の案内をSMS(送信元表示名「NTT DOCOMO」)で送信するほか、RCSを利用したくないという場合には「利用停止のお手続き」( https://mydocomo.docomo.ne.jp/procedure/process?pid=666 )を行うように案内しており、2026年8月23日(日)まで利用停止手続きをしなかった場合にはRCSの利用に同意したこととみなすとしています。
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