GoogleがAndroidでCOVID-19のワクチン接種情報をデジタル表示できるように!

Googleは30日(現地時間)、Androidにおける「Passes API」を更新してAndroid搭載製品にて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン接種情報や接種カード(いわゆる「ワクチンパスポート」)をデジタル表示できるようにしたと発表しています。まずはアメリカにて展開され、他の国・地域でも展開される予定とのこと。

同日よりCOVID-19のワクチンを配布・接種が認可された医療機関や政府、組織はPasses APIを使ってAndroid搭載製品にてCOVID-19のワクチンパスポートをデジタル表示させることが可能となったということです。なお、日本で採用されるかどうかは現時点では不明。

接種情報の表示は一度製品に保存されると、オフラインでも可能で、ホーム画面にショートカットがされるなど、アクセスしやすくなっています。対応OSはAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)以降で、Google Playアプリは必須ではありませんが、Play Protect認定を受けている必要があるとしています。

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COVID-19の拡大対策として現在、世界の各国・地域でCOVID-19に対するワクチンの接種が進められており、日本でも高齢者を中心に順次接種が行われています。また接種した人がより以前に近い生活ができるようにワクチンパスポートの発行なども国・地域によっては行われています。

そうした中で、Googleではワクチンパスポートのデジタル表示をAndroidで行えるようにしたとのこと。AndroidにおけるCOVID-19のワクチン接種情報のデジタル表示はプライバシーとセキュリティーを中核として設計されており、Googleはこの情報を取得しないということです。

また製品本体に情報が保存されるため、複数の製品で表示させたい場合には各製品ごとに手動で保存する必要があるとしています。なお、日本でも政府がワクチンパスポートを7月下旬より発行開始する見通しであるとしており、自治体がワクチンの接種記録をもとに書面で発行する予定となっています。



記事執筆:memn0ck


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Google Developers Blog: Google updates Passes API to store COVID vaccination and testing information on Android devices