縦折りフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip3 5G」を写真でチェック!

サムスン電子製の折り畳めるディスプレイ搭載したフォルダブルスマートフォン(スマホ)の最新モデルのうち、閉じた状態でコンパクトに持ち歩ける縦折りの「Galaxy Z Flip3 5G」は一般的な大画面スマホを二つ折りしたような形状が特徴だ。

もう一方の開くとタブレットサイズの大画面で使える横開きのフォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」とともに防水とおサイフケータイ(FeliCa)に対応し、NTTドコモとauから10月上旬より販売され、すでに各機種ともに事前予約受付を実施している。

この記事では縦折りのGalaxy Z Flip3 5Gについて実機を触れる機会があったため、写真を交えてその特徴を紹介していく。なお、公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「au Online Shop」などの直営店における価格(金額はすべて税込)もすでに案内されており、NTTドコモ版「Galaxy Z Flip3 5G SC-54B」は148,896円、au版「Galaxy Z Flip3 5G SCG12」は148,925円となっている。

ともに残価設定方式の「いつでもカエドキプログラム」および「スマホトクするプログラム」の対象となっており、Galaxy Z Flip3 5G SC-54Bは3,833円/月×23回+60,720円(早期利用特典800円/月)で実質負担額79,359円から、Galaxy Z Flip3 5G SCG12は4,315円/月×23回+49,680円で実質負担額99,245円となる。

またNTTドコモでは「5G WELCOME割」で他社から乗り換え(MNP)なら22,000円が割り引かれ、auでは「au Online Shop お得割」で新規契約なら11,000円、MNPなら22,000円、機種変更では「5G機種変更おトク割」で5,500円(au Online Shopでは5,500円相当がau PAY残高でキャッシュバック)が割り引かれる。

その他、Galaxy Z Flip3 5Gの発売を記念してサムスン電子ジャパンでは購入・応募した人全員にもれなく完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro(型番:SM-R190)」(Phantom White)と「microSDカードリーダー」をプレゼントする予約・購入キャンペーン( https://www.galaxymobile.jp/2021z-fold3-z-flip3/ )を実施する。

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Galaxy Z Flip3 5Gの特徴は縦長のスマホを2つ折りにしてコンパクトに収納できる点だ。閉じた状態でも簡単な情報を確認できるサブディスプレイも搭載しており、構造は異なるが昔の2つ折りケータイも思い出させてくれる。カラーはクリームとファントムブラックの2種類だ。

メインディスプレイにはスマホ風の大画面な約6.7インチFHD+(1080×2640ドット)有機ELを搭載し、折り畳んだときのサブディスプレイには約1.9インチ260×512ドット有機ELを搭載する。新たに本体はIPX8の防水性能を実現したほか、滑らかなリフレッシュレート120Hz表示にも対応した。

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開いたときの大きさは一般的な大画面スマホ並みで、幅72×高さ166×厚さ6.9mmだ。これを折りたたむと約半分の幅72×高さ86×厚さ15.9〜17.1mmとなる。曲がる有機ELディスプレイを保護するため、折りたたんだ時のヒンジ部分はやや太めだ。

2つ折りのヒンジ部分だが、ノートパソコン(PC)のようにどの角度でも止まる設計になっている。このため、片手持ちのまま親指だけで開こうとすると90°位が限界だ。完全に開きたい時は両手での開閉操作が必須となる。完全に開くと一般的な大画面スマホと同じ感覚で使える。

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また生体認証は側面の電源キーと一体化した指紋認証センサーを搭載し、折りたたんだ状態でも開いた状態でも自然に操作できる配置となっている。なお、顔認証にも対応しているが、これは開いた状態でのみ利用する形となる。

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重量は約184gと、大画面モデルで同じハイエンド向けチップセット(SoC)のQualcomm製「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」を搭載したスマホと比べてもほとんど差はない。2つ折り対応を考えれば、むしろ軽いと言っても良いぐらいだ。

ちなみに内蔵メモリーは8GB、内蔵ストレージは128GBで、外部ストレージスロットは搭載していない。バッテリー容量は3300mAhと、大容量とは言えないが、十分なものを搭載している。

サブディスプレイはタッチ操作に対応。時計のデザインを変えられるほか、別のアプリのウィジェットも操作可能だ。また、高画質な1200万画素アウトカメラを使った自撮り用のファインダーとしても使える。

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カメラは外側に約1200万画素CMOSの広角と超広角のアウトカメラを搭載する。さらに内側のメインディスプレイ上部に約1000万画素CMOSのインカメラを搭載し、自撮りに加えてノートPCでのビデオ会議のようにスマホを机の上に置いて半開きにして自身を写す用途にも使いやすい。

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またカメラアプリは2つ折りの状態を認識して動作するようになっており、開いた状態では一般的なスマホのカメラのように機能する。一方、半開きでは片方がファインダーで片方が操作画面に分かれる。半開きで机などに置けるので、タイマー撮影や動画撮影を楽しみやすい。

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日本市場向け製品にはおサイフケータイにも対応し、FeliCaのアンテナは本体底面の中央やや右下に搭載されているため、折り畳んだ状態でもスムーズにタッチできる。なお、おサイフケータイマークはかなり薄く目立たない。その他、ワイヤレス充電にも対応している。

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ホーム画面はNTTドコモ版の場合、Galaxy Z Fold3 5Gと違って「docomo LIVE UX」も搭載されている。アプリの2画面表示はAndroid標準機能で利用でき、真ん中で分割すれば、半開きの状態でも見やすいだろう。

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NTTドコモ版およびau版ともに5Gはミリ波には対応せず、最大通信速度はNTTドコモ版が下り4.2Gbpsおよび上り218Mbps、au版が下り3.4Gbpsおよび上り218Mbpsとなっており、SIMはともにnanoSIMカード(4FF)サイズのスロットが1つのシングルSIMとなっている。

これまではThome Browsモデルを除くと、auからのみ販売されてきたが、NTTドコモからも販売されることになり、機能的にも防水とおサイフケータイに対応したことで、いよいよフォルダブルスマホも実用的になってきたのではないだろうか。その他の詳細な製品情報は以下の記事を参照して欲しい。

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記事執筆:島 徹(sureare)


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