2画面Androidデバイス「Microsoft Surface Duo 2」が登場! |
Microsoftは22日(現地時間)、オンラインにて発表会「Microsoft Fall 2021 Event - Join us to see what's next」を開催し、折りたたみ型2画面Androidスマートフォン(スマホ)「Surface Duo」シリーズの新製品「Surface Duo 2(型番:1995)」を発表しています。アメリカでは同日より予約販売が開始され、発売日は2021年10月5日(火)で、価格は1,499.99ドル(約164,000円)となっています。
なお、日本における販売については現時点では明らかにされていませんが、同社の日本向け公式WebサイトにはSurface Duo 2の製品ページが掲載されていて「2022 年の前半に発売予定」となっており、日本での販売についても検討または準備中なのではないかと思われます。なお、5Gのミリ波(mmWave)に対応しているのはアメリカ向けのみで、日本向けの製品ページでは非対応となっています。
Surface Duo 2は初代「Surface Duo(型番:1930)」と同様にOSにAndroidを採用し、約5.8インチ液晶ディスプレイを2画面搭載した折りたたみ型スマホで、アスペクト比4:3の2つの画面を折りたたんで収納でき、本のように開くと2つの画面を同時に利用可能で、片方にソフトウェアキーボードやコントローラーを表示してもう片方の画面でブラウザーやゲームなどを楽しめるようになっています。
またヒンジを360°開いて画面を外側にした状態で片方の画面だけでも使え、通話などもでき、専用ペン「Surface Slim Pen 2」にも対応してます。開いた状態ではヒンジ部で切れるものの、アスペクト比3:2の約8.3インチ画面「デュアル PixelSense Fusion ディスプレイ」となるとのこと。なお、画面は折り畳める“フォルダブル”ではなく、有機EL(AMOLED)パネルを2枚使っています。
新たにチップセット(SoC)にQualcomm製の最新ハイエンド向け「Snapdragon 5G Mobile Platform」を搭載し、5Gに対応しているほか、リアカメラがメインとなる広角カメラに加え、超広角カメラ(光学0.5倍相当)と望遠カメラ(光学2倍相当)のトリプルレンズカメラとなるなど、スペックが向上しています。内蔵メモリー(RAM)は8GBで、内蔵ストレージは128GBと256GB、512GBが用意されています。
製品 | Surface Duo 2 |
大きさ | オープン時:約184.5×145.2×5.5mm クローズ時:約92.1×145.2×11.0mm |
重さ | 約284g |
本体色 | グラシア、オブシディアン |
ディスプレイ | 約5.8インチ1344×1892ドット有機EL×2(約401ppi)、90Hzリフレッシュレート、100% sRGB、DCI-P3、800nit |
OS | Android 11 |
SoC | Snapdragon 888 5G Mobile Platform |
RAM | 8GB(LPDDR5) |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB |
背面カメラ | トリプルカメラ[約1200万画素CMOS(1画素1.4μm)/広角レンズ(F1.7、27mm、OIS、デュアルピクセルPDAF)+約1600万画素CMOS(1画素1.0µm)/超広角レンズ(F2.2、13mm、画角110°)+約1200万画素CMOS(1画素1.0µm)/望遠レンズ(F2.4、51mm、OIS、PDAF)] |
前面カメラ | 約1200万画素CMOS(1画素1.0µm)/広角レンズ(F2.0、24mm) |
電池容量 | 4449mAh |
充電端子 | USB Type-C(USB 3.2 Gen 2) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz) |
Blueooth | Version 5.1 |
NFC | Type A/B |
位置情報取得 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS |
センサー | 加速度×2、ジャイロ×2、磁気×2、環境光×2、近接×2、ホール、指紋 |
ディスプレイは強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、ディスプレイを閉じたときにも着信の履歴などを確認できる情報パネルをヒンジ部に搭載しているほか、指紋センサーも本体側面に備わっています。また対応するACアダプターは別売ながらも最大23Wの急速充電に対応し、バッテリー駆動時間は最大15.5時間(ビデオ再生時)および最大28時間(通話時)とのこと。
携帯電話ネットワークはアメリカ向けは対応周波数帯が以下の通りとなっており、5GではRelease 15をサポートし、ミリ波を利用した場合には下りは8CAや64QAM、2x2 MIMOによって最大6Gbps、Sub6では2CAや64QAM、4x4 MIMOによって最大3.2Gbpsとなっているとのこと。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMに対応しています。
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n20, n25, n28, n38, n41, n66, n71, n77, n78, n79, n257, n260, n261
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41, 42, 46, 48, 66, 71
3G W-CDMA: Band I, II, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
記事執筆:memn0ck
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