ソフトバンクが移動型スマホ教室で全国の自治体と連携して地域のデジタルデバイドの解消を図る! |
ソフトバンクは4日、全国の自治体と連携して高齢者のデジタルデバイドの解消をめざすためにスマートフォン(スマホ)の利用料金に関する相談や情報変更などの手続きを受け付けるための車両「スマホなんでもサポート号」の運用と移動型スマホ教室の開催を2022年4月中旬から順次開始すると発表しています。
スマホなんでもサポート号の運用と移動型スマホ教室の開催はMONET Technologiesの協力に下で行われ、群馬県富岡市などの全国10地域で実施され、スマホを持っていない人や他社の携帯電話サービスを契約中の人も含めて誰でも無料でスマホ教室の受講などが可能となっています。
これまでソフトバンクでは自治体からの要望を受けて自治体の施設や公民館などで地域住民の人向けにセミナー講師やスマホアドバイザーによるスマホ教室などを開催してきました。しかしながら、中山間部などの地域においては公共交通の不便さなどから高齢者がスマホ教室などの開催場所に集まることが困難なケースが多いことが課題となっていました。
ソフトバンクはこの課題を解決するためにMONET Technologiesが開発した車内のレイアウトを柔軟に変更してさまざまな用途で利用可能な「マルチタスク車両」と、その車両を利用した移動サービスに関するMONET Technologiesの知見を生かしてスマホなんでもサポート号を企画したとのこと。
スマホなんでもサポート号にはモニターやタブレットを搭載しており、オンラインでスマホアドバイザーやカスタマーサポートのオペレーターとコミュニケーションを取ることが可能なため、公共交通が不便な地域では受講者の近くまで出向いてスマホ教室などを開催できるようになるということです。
これにより、ソフトバンクではスマホなんでもサポート号を利用して全国10地域の13自治体で4月中旬以降順次、スマホ教室を開催し、これらのスマホ教室はスマホの実機を使いながら基本操作や機能などについて学べる内容で誰でも無料で参加することができます。
地域 | 自治体 | 運用開始日 | 問い合わせ先 | |
部署名 | 電話番号 | |||
北海道 | 安平町 | 4月20日 | 政策推進課 | 0145-22-2751 |
千歳市 | 5月(予定) | 市民環境部市民生活課市民生活係 | 0123-24-0183 | |
苫小牧市 | 6月(予定) | 総務部ICT推進室 | 0144-32-6111 | |
宮城県 | 東松島市 | 5月(予定) | 総務部市民協働課 | 0225-82-1111 |
千葉県 | 八街市 | 4月19日 | 企画政策課 | 0434-43-1114 |
群馬県 | 富岡市 | 4月18日 | 企画財務部企画課企画係 | 0274-62-1511 |
岐阜県 | 恵那市 | 4月11日 | 情報政策課 | 0573-26-2111 |
京都府 | 亀岡市 | 4月19日 | 情報政策課 | 0771-55-9454 |
広島県 | 神石高原町 | 4月12日 | デジタル推進室 | 0847-89-3332 |
世羅町 | 4月13日 | 企画課 | 0847-22-3206 | |
愛媛県 | 新居浜市 | 4月12日 | 総合政策課 | 0897-65-1210 |
福岡県 | 飯塚市 | 5月(予定) | 準備中 | 準備中 |
熊本県 | 大津町 | 5月(予定) | 総合政策課デジタル推進係 | 096-293-3118 |
なお、スマホなんでもサポート号は自治体が決める開催日程・場所に合わせて1日当たり2カ所を巡回する予定で、車内にはスタッフが常駐し、スマホアドバイザーやオペレーターとのオンライン接続のサポートなどを行うとしています。
また運用開始日以降の開催日程については各自治体にお問い合わせください。今後もソフトバンクでは全国の自治体と協力して今回構築した仕組みを活用し、地域のデジタルの社会実装の推進に寄与するとともに、地域社会の活性化に貢献していくということです。
記事執筆:memn0ck
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