GoogleがPixelスマホ向け月次アップデートを提供開始!

Googleは4日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)など向けプラットフォーム「Android」における月次セキュリティーパッチの2022年4月分を告示しています。合わせて同社が開発・販売するスマホ「Pixel」シリーズにおいて2022年4月分のソフトウェア更新を提供開始しています。

ソフトウェア更新はネットワーク経由によるアップデート(OTA)が配信開始されているほか、ファクトリーイメージも公開されており、対象となる「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」、「Pixel 5a (5G)」、「Pixel 5」、「Pixel 4a (5G)」、「Pixel 4a」、「Pixel 4」、「Pixel 4 XL」、「Pixel 3a」、「Pixel 3a XL」では無料で実施できます。

更新後のビルド番号はPixel 6およびPixel 6 Proでは「SP2A.220405.004」、それ以外では SP2A.220405.003」となっています。なお、Pixelシリーズにおけるソフトウェア更新はセキュリティーの修正だけでなく、カメラアプリの撮影時に緑色の画面が表示されることがある問題などの複数の不具合も修正されています。

セキュリティーパッチはAndroid向けではCriticalが9個、Highが33個、Pixel向けではHighが3個、Moderateが2個となっています。なお、Googleでは現地時間3月10日にAndroidにおいて最近追加された新機能について案内しているので合わせて紹介しておきます。

What’s included

The April 2022 update includes bug fixes and improvements for Pixel users – see below for details.

Battery & Power
Additional improvements for wireless charging performance with certain accessories *[2].

Camera
Fix for issue causing front-facing camera preview in certain apps to appear zoomed in *[2].
Fix for issue occasionally causing green screen to appear in camera preview *[2].

User Interface
Fix for crash in System UI while using apps in Picture-in-Picture (PIP) mode in certain conditions *[1].
Fix for issue causing error message to display when setting up certain live wallpapers *[1].
Fix for issue causing notification shade and Quick Settings to appear invisible after changing wallpaper in certain conditions *[1].
Fix for issue occasionally causing animation to display incorrectly when canceling a search in the app drawer *[1].
Fix for issue occasionally preventing navigation in overview screen while TalkBack is active *[1].
Fix for issue occasionally preventing recents button to show the overview while using 3-button navigation with third party launchers *[1].

*[1] Included on Pixel 3a, Pixel 3a XL, Pixel 4, Pixel 4 XL, Pixel 4a, Pixel 4a (5G), Pixel 5, Pixel 5a (5G), Pixel 6 & Pixel 6 Pro
*[2] Included on Pixel 6 & Pixel 6 Pro

Pixelシリーズにはセキュリティーパッチや不具合を修正するソフトウェア更新が毎月提供されているほか、おおよそ3ヶ月ごとに新機能としてPixel feature dropsが提供されており、今月はセキュリティーパッチや不具合の修正のみとなります。セキュリティー関連以外の不具合修正については上記のように案内されています。

またAndroidではOSを各アプリによる機能を分離し、OSに寄らずに新機能を順次追加するようになっており、最近追加された新機能では「メッセージ」アプリにおいてiPhoneとの絵文字を共通化するなどの大規模な更新があったほか、強力な写真編集ツール、さらには駐車料金のよりスマートな方法といった内容が紹介されています。

<メッセージ>
iPhoneを利用している人からの反応はテキストメッセージに絵文字として表示されるようになりました。これにより、会話内でGoogleフォトのリンクとして動画を送信したときと同じ解像度で、誰もが動画を楽しむことができます。間もなく、この方法で写真も送信できるようになるとのこと。

またメッセージの新しい誕生日のリマインダーはあなたが彼らの特別な日を決して逃さないことを意味しています。さらにメッセージに来るのはそれだけではなく、雑然としたメッセージの中から最も重要な会話に集中するのに役立つ新機能もあります。

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それは整理された受信トレイを使ってメッセージを[個人]タブと[ビジネス]タブに自動的に並べ替えることができるようになるため、必要なものを素早く見つけることができます。ワンタイムパスワードがメッセージに送付されてきても24時間後に自動的に削除することによって煩雑さを軽減します。

加えて見逃したか、対応する必要があるかもしれないメッセージに返信するために穏やかに知らせてくれ、特別な日に友達に連絡するようにリマインダーを付けて友達に誕生日おめでとうを願うことを忘れないようにしたりできます。新しいメッセージの機能は今後数週間に渡って展開され、詳細は『Less to stress and more to love with Messages by Google』をご確認ください。

<Gboard>
文字入力アプリ「Gboard」において文字を入力すると、文を改善するための提案が表示され、文法を修正できるようになります。Gboardの新しい文法修正機能は単なるスペルチェックではなく、製品上で完全に機能して文法エラーを検出して表現したい内容を実現するための提案を提供します。

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言葉だけでは伝えることができない場合、絵文字キッチンにはGboardを介してステッカーとして利用できる2000を超える新しい絵文字が用意されており、雨を降らせたり、愛を共有したり、お気に入りの絵文字を輝かせたりすることができます。

またPixelにおけるGboardはメッセージアプリにて英語(米国)で入力するときに正確なテキストで作成されたカラフルなステッカーに単語を変換してくれます。

<Live Transcribe>
オフラインのときでもLive Transcribeを使って会話をテキスト化できるようになります。聴覚障害者または難聴者向けの最高の大学であるギャローデット大学と共同で開発されたLive Transcribeはリアルタイムの音声認識キャプションを提供し、聴覚障害者や難聴者間の日常の対面会話を可能にします。

PixelおよびGalaxyではプリインストールされ、すべてのAndroidにて無料でダウンロードできるようになりました。このアプリは飛行機または地下鉄を含めたインターネットが安定していないその他の地域など、無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話回線が利用できない場合にオフラインモードを提供するようになりました。

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<Portrait Blur>
Portrait Blurがペットや食べ物、植物など、より多くの被写体の写真にも使用できるようになり、多くの写真をポートレートに変換します。Google OneのメンバーまたはPixelスマホの利用者はスナップ後に人物の写真の背景をインテリジェントにぼかすことができる強力な写真編集ツールであるGoogleフォトでPortrait Blurをすでに使えます。他のAndroid搭載製品でも間もなく利用できるようになります。

Portrait Blurによって撮影した当時はポートレートモードがオンになっていない場合でも背景をぼかした写真に変換でき、休暇中の4本足の友達の写真でも、大切な観葉植物の芸術的な写真でも、今日の昼食で食べたものでも、焦点を当てるのはそれらをどのように共有するかだけです。

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<Google TV>
Google TVアプリに新しく[ハイライト]タブが追加され、すべてのお気に入りの最新情報がまとめてチェックできるようになります。ハイライトタブでは興味のある映画や番組に基づいてエンターテインメント関連のニュースやレビューなどのパーソナライズされたフィードを提供します。お気に入りのエンターテインメントに関する記事に追いついたり、次の大きなセンセーションを追跡したりできます。

また興味のある新しいものを見つけた場合にもワンタップでその記事の基になっている映画やテレビ番組、ビデオに直接アクセスできるため、後で再生または評価、ウォッチリストに登録できます。

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<Google アシスタントで駐車料金を支払う>
GoogleアシスタントとGoogle Payを使用すると、駐車料金の支払い、駐車状況の確認、音声だけで駐車を延長できます。駐車したら「ねぇ、Google、駐車料金を払って」と言ってGoogle アシスタントの指示に従って支払います。

また駐車状況を確認したり、追加の駐車料金を支払う必要がある場合は「ねぇ、Google、駐車状況」と「ねぇ、Google、駐車を延長して」と言ってください。この機能はアメリカの400を超える都市のParkMobile駐車エリアで利用できます。

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<スクリーンタイムウィジェットを使用してデジタル習慣を微調整>
スクリーンタイムウィジェットではユ1日のスクリーンタイムと最もよく使用される上位3つのアプリを表示します。ホーム画面をカスタマイズし、スクリーンタイムウィジェットを使用してデジタル習慣を微調整できます。

スクリーンタイムを常に把握することはバランスがすべてで、新しいスクリーンタイムウィジェットは毎日最もよく使用する3つのアプリを垣間見ることによってボールを転がすのに役立ちます。利用するにはウィジェットをタップしてDigital Wellbeingを開きます。ここでは次のようなデジタル習慣を微調整するための便利な方法を見つけることができます。

・アプリの毎日のタイマー
・フォーカスモード(気が散るアプリを設定した時間に一時停止します)
・就寝時モード(就寝時にデバイスを無音にし、画面を白黒に変更します)

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< Nearby Shareでより多くの人々と共有する>
Nearby Shareを使って近くの複数のAndroid搭載製品を利用している人に美しい写真を送信できるようになります。 Nearby Shareでは写真やビデオ、ドキュメント、リンク、オーディオファイル、フォルダー全体を近くのAndroid統制製品との間で簡単に共有できます。

新しいアップデートによって一度に1人だけでなく、複数の人と簡単に共有できるようになります。転送中にタップするだけで受信者を追加できます。現在、すべてのAndroid 6.0以降のデバイスで展開されています。

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記事執筆:memn0ck


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Pixel Update Bulletin—April 2022  |  Android Open Source Project
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